1月29日 できごと その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

0904年 - 対立教皇クリストフォルスが退位し、セルギウス3世がローマ教皇に就任する。なお、対立教皇とは、キリスト教の歴史において、正当な教皇に対抗して立てられた教皇のこと、或いは、ローマ教皇であることを宣言しながらも、同時代人、或いは、後世の人から、その地位が正統なもの、と認められなかった人々のことをいう。 
1598年 - 慶長の役: 蔚山城の戦い(一次)が始まる。 
1676年 - フョードル3世が、ロシア・ツァーリ国(後のロシア帝国の前身)のツァーリ(君主)に即位する。 
1819年 - アジア貿易の独占権を認められ、アジア各地の植民地経営や交易に従事したイギリス東インド会社の植民地、ベンクレーン(現在のインドネシア西部、スマトラ島の西岸に所在)で副知事を務めていたトーマス・スタンフォード・ラッフルズが、アジア大陸の東南端に位置するマレー半島南端の島、シンガポールに上陸。トーマス・スタンフォード・ラッフルズは、1822年から1823年までシンガポール東部に留まり、自由貿易港を宣告して、植民地の建設に携わっている。
1845年 - アメリカの作家・詩人のエドガー・アラン・ポーが、物語詩『大鴉』を発表。『大鴉』は、その音楽性、様式化された言葉、超自然的な雰囲気で名高い。心乱れる主人公(語り手)の元に、人間の言葉を喋る大鴉が謎めいた訪問をし、主人公はひたひたと狂気に陥っていく、という筋である。エドガー・アラン・ポーは、新聞に掲載されたこの『大鴉』により、瞬く間に有名となる。『大鴉』は、直ちに各紙に再掲載され、挿絵も付き、パロディも生まれている。その価値について、異議を唱える批評家もいるものの、これまで書かれた有名な詩の1つであることに変わりはない。 
1850年 - アメリカ合衆国上院議員ヘンリー・クレイが、1850年協定(1846年 - 1848年の米墨戦争[アメリカ・メキシコ戦争]から発生した、領地と奴隷制の議論で決められた一連の法律)を策定する。 
1856年 - イギリス女王ヴィクトリアがヴィクトリア十字章(イギリスの軍人に対し授与される最高の戦功章)を創設。現在のイギリス女王であるエリザベス2世の高祖母(祖母の祖母)に当たるヴィクトリアは、世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた、大英帝国を象徴する女王として知られ、その治世は「ヴィクトリア朝」と呼ばれる。在位は約63年7ヶ月にも及び、歴代イギリス国王の中では、エリザベス2世に次ぐ長さである。 
1861年 - カンザス準州が州に昇格して、アメリカ合衆国34番目の州、カンザス州となる。 
1863年 - 南北戦争・太平洋岸戦線: ベア川の虐殺。ワシントン準州南東部(現在のアメリカ合衆国北西部、アイダホ州フランクリン郡に所在)で、アメリカ陸軍がインディアンの部族を無差別虐殺する。非武装無抵抗の女や子どもを含む、約200名から約400名が犠牲となる。 
1879年 - 日本が国際電信連合(現:国際電気通信連合[ITU、国際連合の専門機関の1つ])に加盟。 
1886年 - ドイツのエンジン設計者で自動車技術者、カール・ベンツが、世界初となるガソリン自動車「ベンツ・パテント・モーターカー」(3輪)の特許を取得。 
1891年 - リリウオカラニがハワイ王国(太平洋中央部の洋上に位置するハワイ諸島に存在した王国)女王に即位。最後のハワイ王でもあるリリウオカラニは、ハワイを代表する曲として、今でも多くの人に親しまれている歌『アロハ・オエ』の歌詞等の他、ハワイ王国の王家に代々伝えられてきた創世神話『クムリポ』の英訳等、著作を多く残している。  
1900年 - メジャーリーグベースボール(MLB、大リーグ)のアメリカン・リーグが、アメリカ合衆国北東部、ペンシルベニア州にあるフィラデルフィアで設立総会を開催し、メジャーリーグベースボール(MLB、大リーグ)が2リーグ制となる。 
1916年 - 第一次世界大戦: フランスの首都パリが、ドイツ軍の硬式飛行船(外殻の支持構造を持つ飛行船)『ツェッペリン』により初めて空襲を受ける。 
1934年 - 官営八幡製鉄所と民間の製鉄5事業者が合併して、半官半民の日本製鐵(現在の鉄鋼メーカー、日本製鉄等の前身)を設立。日本製鐵は、官営八幡製鉄所(福岡県)を中心に、輪西製鉄(北海道)・釜石鉱山(岩手県)・三菱製鉄(朝鮮)・九州製鋼(福岡県)・富士製鋼(神奈川県)の1所5社が、1934年に合同して設立された鉄鋼メーカーである。後に東洋製鉄と大阪製鉄の2社が加わり、1所7社の合同となる。会社設立の前年、1933年に制定された法律「日本製鐵株式會社法(日鉄法、昭和8年4月6日法律第47号)」で経営が規定され、大蔵省(現在の財務省と、内閣府の外局[特殊な事務、独立性の強い事務を行なうための組織]で、金融に関する制度の企画立案、金融機関の検査、監督、監視を担当する中央行政機関、金融庁の一部の前身)が株式の大半(設立時は82.2%、解散時は57.0%)を保有している。当時の日本国内では最大の鉄鋼メーカーであり、日本の鉄鋼業を代表する存在で、経済的・軍事的な面から重要視された鉄鋼を、低廉かつ豊富に供給し、鉄鋼の輸入を防止するという使命の元に設立され、1937年から1945年まで、中華民国と大日本帝国の間で行なわれた戦争、日中戦争や、第二次世界大戦対米英戦を背景として拡大を続ける。第二次世界大戦後は、戦時中に荒廃した設備の復旧に当たったが、その途上の1950年4月、「侵略戦争遂行の経済的基盤」になった財閥(一族の独占的出資による資本を中心に結合した経営形態)の解体による、第二次世界大戦以前の日本の経済体制の壊滅が目的とされる経済民主化政策、財閥解体によって「過度経済力集中排除法(集排法、昭和22年12月18日法律第207号)」の適用を受け、4社に分割されて日本製鐵は解散する。後継の4社は、八幡製鐵・富士製鐵・日鐵汽船(現:NSユナイテッド海運)・播磨耐火煉瓦(現:黒崎播磨)で、その内、鉄鋼メーカーの八幡製鐵と富士製鐵は1970年に合併し、新日本製鐵(新日鉄)となる。そして、2012年10月1日に住友金属工業と合併し、新日鐵住金が発足する。2019年4月1日には、新日鐵住金から日本製鉄に商号を変更している。
1936年 - アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州にあるクーパーズタウンに、野球の発展に大きく寄与した人物に対して、その功績を称える「野球殿堂」が開設される。ベーブ・ルースら5名が殿堂入りを果たす。当時のアメリカ合衆国は、数々の経済的打撃を受けており、その復興を図るために、他地域からの観光者を集める目的で、「野球殿堂」博物館が創設される。メジャーリーグベースボール(MLB、大リーグ)は、直ちに協力を申し出、博物館の規模拡大や資料の寄贈を始める。 現在、「野球殿堂」博物館には、偉大な選手や歴史的試合のホームランボール、スコアカード、バット、帽子、ユニフォーム等が数多く展示してあり、さらに、美術コレクションや、オンライン検索を可能とする、高性能な検索ライブラリも備えている。「野球殿堂」は、博物館とその関連施設だけでなく、そこに名前を刻まれた選手、監督、コーチ、審判、その他、野球の発展に寄与した人々の記念碑的な意味合いもある。
1940年 - 西成線列車脱線火災事故。大阪市此花区の鉄道省西成線(現在の西日本旅客鉄道[JR西日本]桜島線)安治川口駅構内で、列車脱線転覆火災事故が発生。駅員の分岐器切替えの不正操作により、列車通過中に分岐器を転換したため、気動車(ガソリン動車)列車3両編成の内の最後尾の1両が、2対のレールに跨ったまま進行し、同駅構内の島屋町踏切(現在も同じ名前で存在する)付近の構築物に衝突して脱線・転覆。燃料のガソリンへの引火により火災が発生し、脱出困難等の悪条件が重なったことから、死者189名、重軽傷者69名を出す。この事故は、日本の鉄道事故において、現在に至るまで正確に記録されたものとしては、史上最悪の死者数を出している。