1月28日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

逸話の日。 
まだ世の中にはあまり知られていない興味深い話(逸話)を語合う日。人物や物事のエピソードから、本質を探ることの大切さを知ることが目的の日とされ、日付は、1月28日の「1」と「28」で、「逸話(い[1]つ[2]わ[8])」の語呂合わせから。逸話の同義語として、よく「エピソード」の語が用いられるが、日本独自の語義(和製英語)であることに注意を要する。英語の「episode(エピソード)」とは、文章や物語の途中、演劇の幕間等に挟む短い話である「挿話(そうわ)」のことで、ある人物や物事についての興味深い話である「逸話」は、英語では「anecdote(アネクドート)」となる。ロシアやウクライナ等の東欧諸国では、アネクドートというと、小咄のようなある一定の長さの人々の間で知られたジョークを指す。また、医学においては、「Anecdotal(アネクドータル)」とは「一例しか報告のない病態(とそれに対する治療)」「その医者しか経験していない病気(或いは治療)」を指し、根拠に基づく医療に比べれば劣るとされている。一般的には、その人物の性格をよく表わしている逸話として紹介されることが多いが、逆に、人物の意外な側面を示す話であることもある。また、歴史上の人物の場合には、その当時の時代背景を窺わせる話のこともある。また、似た言葉に、トリヴィアがある。トリヴィアは、くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識を指す。フジテレビ系列で、2002(平成14)年から2012(平成24)年までの10年間にかけて放送されていた、世の中における雑学を紹介するバラエティ番組『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』の影響で「雑学的な事柄や知識」という意味で浸透した。『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』は、アジア太平洋地域の放送局、及び放送関連団体の連合体であるアジア太平洋放送連合(ABU)の第41回総会でABU賞(テレビ・エンターテインメント部門)を受賞した。番組では「ムダ知識」とは言いながらも、これまで一般に知られていなかったことや、意外に役に立つ雑学が紹介されたこともあり(後になるとネタ切れのため、そのような「トリビア」は減った)、日本PTA全国協議会の「子どもに見せたい番組」の調査でランクインしたこともある。トリビアプレゼンター(司会)の説明する「補足トリビア」が、ためになると評価されたこともある。
La PomPon「BUMP!!」の日。
「六本木から世界に!!」を合言葉に活動する、6人組本格派ダンス&ボーカルグループ『La PomPon』。『La PomPon』が所属する、東京都港区六本木に本社を置く、音楽制作会社、レコード会社、アーティストマネージメントオフィスの株式会社ビーイングが制定。日付は、メジャーデビューシングル「BUMP!!」の発売日、2015(平成27)年1月28日から。グループ名である『La PomPon』は、「Power Of Music」(音楽の力)と「Pride Of New generation(新しい時代の誇り)」の頭文字から付けられた。なお、『La PomPon』は、2018(平成30)年2月に解散を発表し、3月24日に解散した。
みしまバーニャの日。
静岡県東部地区の8つの農業協同組合(農業者[農民、又は農業を営む法人]によって組織された協同組合である全国農業協同組合中央会[JA全中]が組織する農協グループ[総合農協]、愛称はJA)が合併し、2022(令和4)年4月1日に発足した富士伊豆農業協同組合(JAふじ伊豆)が制定。神奈川県と静岡県に跨る火山、箱根山の西南、標高50m以上の畑で栽培されるブランド野菜「箱根西麓三島野菜」を、素材の味が十分に感じられるバーニャカウダで味わう、「みしまバーニャ」として楽しんでもらうことが目的。日付は、1月28日を「1/28」と表わす際のスラッシュ(/)を「バー」、28を「ニャ」と読む語呂合わせと、企画の初開催日である2023(令和5)年1月28日に由来して、1月28日を記念日としたもの。また、現代人に不足し勝ちな野菜の栄養素を、29日(肉の日)の前日に美味しく摂取してほしい、という願いも込められている。栄養たっぷりの土で育つ箱根西麓三島野菜は、80種類以上もあり、甘くて美味しいのが特徴。特に、ダイコン・ニンジン・ジャガイモ等、土の中で育つ根菜類は美味しいと評判。また、ジャガイモ「三島馬鈴薯」やサツマイモ「三島甘藷」は、「みしまコロッケ」の材料としても有名である。箱根西麓三島野菜は、急な坂になった畑で栽培されることが多く、農家の人の手と目を頼りに丁寧に育てられる。バーニャカウダ(Bagna càuda)は、生・焼き・茹で・蒸し等で調理された野菜を、イワシの塩漬け「アンチョビ」や、ニンニクの入ったソースにつけて食べるイタリア料理。イタリアのピエモンテ語で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」を意味する。沢山の種類がある箱根西麓三島野菜を美味しく味わえる料理の1つがバーニャカウダで、バーニャカウダは、新鮮な野菜をソースにつけるだけのシンプルな料理であるが、季節や他の料理に合わせてソースの味付けを変える等して楽しむことができる。そして、静岡県三島市内の飲食店で、箱根西麓三島野菜を3種類以上使って作るバーニャカウダを、「みしまバーニャ」と呼んでいる。店ごとに使う野菜やソースの味付けが違うため、その店オリジナルの「みしまバーニャ」を楽しめる。
初不動。 
毎月28日は不動明王の縁日で、1年で最初の縁日が「初不動」となる。不動明王は仏教の信仰対象であり、密教(秘密に説かれた深遠な教え)特有の尊格である明王(密教における最高仏尊大日如来の命を受け、仏教に未だ帰依しない民衆を帰依させようとする役割を担った仏尊)の一尊で、大日如来の化身、或いはその内証(内心の決意)を表現したものであると見做されている。「お不動さん」の名で親しまれ、根強い信仰を得ており、造像例も多い。不動明王信仰の寺院には、千葉県成田市に所在する成田山新勝寺(寺名は、一般には「成田不動」、或いは、単に「成田山」と呼ばれることが多い)等が有名で、多くの参拝客が訪れる。初詣の参拝客数は、寺院に限れば全国第1位の参拝客数となっており、今も昔も加持祈祷(病気や災難等を祓うために行なう祈祷[神秘的な力をもつ特定の対象に対し,期待する結果を得るために祈ること])のために訪れる人が多いことでも知られる成田山新勝寺は、成田国際空港(国際的な視点から見ると、日本国の首都である東京に近く、日本の玄関口として機能している)に近いことから、外国人観光客にも人気がある。 
初荒神。
毎月28日は三宝荒神の縁日で、1年で最初の縁日は「初荒神」と呼ばれている。三宝荒神は、日本特有の仏教における信仰対象の1つである。「仏・法・僧」と呼ばれる3つの宝物を指す三宝を守護し、不浄を厭離(穢れた現世を嫌い離れること)する仏神であり、荒神は、仏法(仏教)、並びに伽藍(寺院、又は寺院の主要建物群)の守護神のことである。飛鳥時代から奈良時代の呪術者で、修験道(山へ籠もって厳しい修行を行なうことにより、悟りを得ることを目的とする日本古来の山岳信仰が仏教に取入れられた日本独特の混淆宗教)の開祖とされている役小角が金剛山(現在の奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境目にある山)で祈祷していると、艮(北東)の方角に赤雲がなびき、荒神が現れ、その地に祠を造って祀ったという伝説がある。また、荒魂(神の荒々しい側面、荒ぶる魂)を祀って荒神としたという説もある。これは、インドやネパールで多数派を占める民族宗教であるヒンドゥー教での、悪神が仏教に帰依した後に守護神・護法善神とされた風習が、日本の風土でも同じくされたと解釈される。像容としての荒神は、インド由来の仏教尊像ではなく、日本仏教の信仰の中で独自に発展した尊像であり、三宝荒神はその代表的なものである。日本古来の荒魂に、古代インドに源泉を持つ夜叉神(インド神話における鬼神の総称の形態)が取入れられ、神道、密教、山岳信仰等のさまざまな要素が混交して成立した。荒神を祀る寺院や神社は、日本全国に約300社ある。火と竈(かまど)の神であり、神棚は家の中で最も清浄な場所である台所に祀る。不浄や災難を除去する神とされることから、火と竈の神として信仰され、竃神として祭られることが多い。これは、日本では台所や竃が最も清浄なる場所であることから、俗間で信仰されるようになったものである。1月27日と1月28日には、兵庫県宝塚市にある清荒神清澄寺において「初荒神」(初三宝荒神大祭)が執り行なわれ、大般若経転読法要が営まれる。