1月23日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

アーモンドの日。 
アーモンドは、小さな1粒に10種類以上の良質な栄養素が詰まった天然のサプリメント。特に、「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEが豊富に含まれ、約23粒で日本人の成人女性に必要な1日の摂取目安量を賄える。「1日23粒のヘルシー・アーモンドライフ」を推奨するカリフォルニア・アーモンド協会(アメリカ合衆国農務省の監督下にあるアーモンド生産者・加工団体を代表する団体で、日本広報センターは、東京都渋谷区恵比寿南に所在する)が、この「1日23粒」をアピールすることを目的に制定。日付は、1月23日の「1」と「23」で「1日23粒」を表わし、「1・2・3」の掛け声で、アーモンドを食べる習慣を始めてもらうことから。アーモンドの原産はアジア西南部で、現在では南ヨーロッパ、アメリカ合衆国、オーストラリア等で栽培されており、アメリカ合衆国西部のカリフォルニア州が最大の産地である。日本では、瀬戸内海にある香川県の小豆島等で栽培されている。アーモンドの果実は、皮、果肉、核、仁(種子)からなる。この内、食用に供しているのは仁の部分である。アンズやモモ、ウメの近縁種であるが、果肉は薄く、食用にならない。果肉と種子の殻を取除いた仁(生アーモンド)を炒って、若しくは、揚げて食用とする。そのまま塩味を付けて食べる他、スライスしたり粉末にしたものを料理や洋菓子の材料にする。種子を水に漬けてからアーモンドミルクを絞って、飲料とすることもある。豊富な不溶性食物繊維を含み、腸の働きを活発にして整腸を促す。有害物質やコレステロール(コレステロールは、細胞膜を作ったり、筋肉を作るホルモンの原材料となる欠かせないものではあるが、その中の悪玉コレステロールもと言われるLDLコレステロールは、体の各所に必要なコレステロールを血流に乗って運ぶ役割をしていて、運び過ぎると血管内壁にへばり付いてしまい、そのまま放置すると動脈硬化の原因となる)を吸収し、抑制する作用がある。脂質の約7割は、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を維持し、悪玉コレステロールを制御し、酸化させない働きがあるポリフェノールを多く含んでいる。
花粉対策の日。
「花粉問題対策にオールジャパンの力を結集して社会貢献」をキャッチコピーに、花粉問題に取組む企業や研究機関等で結成された任意団体で、東京都千代田区外神田に事務局を置く、花粉問題対策事業者協議会が制定。飛散量の低減、受粉の防御等、早めの花粉対策を啓蒙することが目的。日付は、春の花粉対策は1月、2月、3月がポイントであることから、「123」と数字が並ぶ1月23日に。花粉症は、植物の花粉が、鼻や目等の粘膜に接触することによって引起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ等の一連の症状が特徴的な症候群のことである。日本においては、1960年代に次々と報告されたブタクサ、カモガヤ、スギ、ヨモギ等によるものが花粉症の始まりである。しかし、その正確な出現時期は判っていない。1960年後半からおよそ10年は、帰化植物であるブタクサによる花粉症が多かったが、1970年代中頃からスギ花粉症患者が急増した。原則的に自然治癒は期待できないため、毎年のように患者数は累積し、現在では花粉症と言えばスギ花粉症を指す、と思われる程になっている。受粉を風に頼る花のことを風媒花といい、虫、主として昆虫を媒介して受粉を行なう花のことを虫媒花という。スギやヒノキは風媒花であり、風によって花粉を遠くまで飛ばし、受粉し易くしている。 
碧南人参の日。 
愛知県碧南市の名産品である碧南人参のブランド名「へきなん美人」のPRを目的に、愛知県の旧碧海郡5市(刈谷市・安城市・高浜市・碧南市・知立市)を管轄する農業協同組合、あいち中央農業協同組合(JAあいち中央)碧南人参部会が制定。日付は、1月23日の「1」と「23」で、「い(1)い人参(に[2]んじ[3]ん)」の語呂合わせと、碧南人参が最も熟して甘くなる時期、冬の寒い季節に因んで。碧南人参は鮮やかな紅色で、形が揃って美しいことが特長とされる。人参独特の臭みが少なく、甘みに富んでいる。さらに、体内に取込まれるとビタミンAに変換され、視力の向上や肌荒れ予防等の効果があるというβカロテンも豊富に含まれている。
八丈島から南大東島への上陸記念日。
伊豆諸島(伊豆半島の南東方向、伊豆大島から孀婦岩までの間にある100余りの島嶼からなる諸島)にある東京都八丈町(明治期から大正期にかけて実施された、府県と町村との間に位置する郡を地方自治体として定めた制度、郡制の施行時には郡に属していなかったため、住所に郡名は表記しない)の八丈島で、八丈島のさまざまな文化活動を行なっている他、八丈島郷土資料館も運営している「八丈島ふるさと塾」が制定。1900(明治33)年1月23日、八丈島の人々が南大東島(沖縄本島の約400km東方に位置する大東諸島の島で、現在の沖縄県島尻郡南大東村)に上陸、開拓の第一歩を標したことを偲び、その史実を後世に伝えることが目的。日付は、その上陸をした日から。両島では毎年、交流会を開いている。なお、南大東島を含む大東諸島は、八丈島からの開拓団が入植するまでは、全島が無人島であった。近年では、豊かな自然を生かした観光地として注目されている。
一無二少三多の日。
東京都港区西新橋に事務局を置く、一般社団法人日本生活習慣病予防協会が制定。日本生活習慣病予防協会が提唱する「一無二少三多」を、より多くの人に実践してもらい、健康長寿に役立ててもらうことが目的。「一無」は「無煙と禁煙」、「二少」は「少食と少酒」、「三多」は「多動(体を多く動かす)と多休(しっかり休養する)、そして多接(多くの人、事、物に接する生活)」のことである。日付は、1月23日の「1」と「23」で、「一無二少三多」の「一二三」から。毎年2月の生活習慣病の予防活動「全国生活習慣病予防月間」では、「一無・二少・三多」をテーマに、健康寿命を伸ばすための啓発を行なっている。 
算額文化を広める日。
東京都台東区上野に本部を置く、公益財団法人日本数学検定協会が制定。「算額」とは、江戸時代に数学者等が、額や絵馬に数学の問題や解法を記して神社仏閣に奉納したもので、これを現代に復興して、「数学の学びの文化」を広めることが目的。日付は、「1、2、3」の数字の並びが、誰もが最初に接する数学文化の1つであることから1月23日に。算額は、和算において、問題が解けたことを神仏に感謝し、ますます勉学に励むことを祈念して奉納されたと言われる。やがて、人々の集まる神社仏閣を問題の発表の場として、難問や、問題だけを書いて解答を付けずに奉納するものも現れ、それを見て、解答や想定される問題を再び算額にして奉納することも行なわれた。このような算額奉納の習慣は、世界中をみても他に類例がなく、日本独特の文化という。 
アガる日。
神奈川県横浜市中区山下町に本社を置き、無添加化粧品を掲げる化粧品・健康食品のメーカー、株式会社ファンケルが2017(平成29)年制定。女性のお肌も気分も「アガる日」になってもらうことが目的。日付は、肌や気分が「アガって」いくことを願い、「1 → 2 → 3」と数字がアガっていく1月23日に。1980(昭和55)年にファンケル化粧品として創業した株式会社ファンケルの社名、「ファンケル」の由来は、「ファイン・ケミカル」(日本語で「混じりけのない化学製品」)を簡略したものとされるが、他にも、「不安を蹴る = ファンケル」という説もある。
オメガ3の日。
製粉事業、食品事業等を手掛け、アマニの粒や粉末、油等を製造販売する企業、日本製粉株式会社(本社所在地は、東京都千代田区麹町)が制定。体内で作ることができないために必須脂肪酸と呼ばれ、健康管理に必要とされるオメガ3脂肪酸。アマニ油、エゴマ油、青魚等に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸を取り、元気な体になるために生活習慣を改善する意識を高めてもらうことが目的。日付は、1、2、3とステップアップして健康になってもらいたい、との思いから1月23日に。なお、欧米式機械を利用した日本初の製粉会社で、製粉分野では日本国内シェア2位の日本製粉株式会社は、2021(令和3)年1月1日、株式会社ニップンに商号変更した。
羅山忌。
江戸時代初期の朱子学派儒学者、林羅山の1657(明暦3)年の忌日(旧暦)。羅山は号で、道春(どうしゅん)の名でも知られる。 徳川家の家康・秀忠・家光・家綱の将軍4代に仕えた林羅山は、初期の江戸幕府の土台作りに大きく関わり、様々な制度、儀礼等のルールを定めていった。学問上では、儒学・神道以外の全てを排し、道徳や礼儀によって社会秩序を守ろうとする朱子学の発展と、自己の倫理的修養による人格育成から最高道徳「仁」への到達を目指し、また、礼楽刑政を講じて、経国済民(国を治め、人民を救うこと)の道を説く、儒学の官学化に貢献した。博識で、学問書だけでなく紀行書を著す等、文人としての活躍振りも多彩である。林羅山は、幕府に対しては僧侶の資格で仕えながら、仏教批判を行なっている。