1月11日 記念日 その6 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

イラストレーションの日。
兵庫県神戸市灘区深田町に事務局を置き、イラストレーション業界の発展を目指す団体、協同組合日本イラストレーション協会(JILLA)が制定。さまざまなシーンにおけるイラストレーションの役割と、その価値について再確認し、イラストレーションに関わる全ての人が、記念日を活用して、業界を盛上げていくことが目的。日付は、英単語「イラストレーション(Illustration)」の頭3文字「Ill(アイエルエル)」の形が、「1」が3つ並んでいるように見えることから、1月11日としたもの。この日には、「イラストレーションの日」をより多くの人に知ってもらうためのキャンペーンが実施される。協同組合日本イラストレーション協会(JILLA)は、イラストレーションを事業として扱っている法人、及び、個人事業者(イラストレーター、各種デザイナー、漫画家、アニメーター等)によって構成されている。美術大学や専門学校等、様々なルーツを持つ個人事業者のプロクリエイターを中心に、時代に合わせた意識向上・互助・支援・育成・底上げをし、イラストレーション業界の安定と、更なる発展を図ることを使命としている。イラストレーションとは、図像によって物語、小説、詩等を描写、若しくは装飾し、また、科学・報道等の文字情報を補助する、形式よりも題材に主眼を置いた図形的、若しくは絵画的な視覚化表現である。イラストレーションは、情報を伝達する媒体の1つであり、目的に沿って作成される絵や図像であり、情報の図解という性格を持つ。マスメディアを通じて、社会の中で機能することを大前提としており、グラフィックデザインの中の分野でもある。そのため、作家自身の世界を一貫して追求する、芸術・美術とは性質が異なっている。イラストレーションは、日本では略してイラストと呼ばれ、一般化しているが、この略称は日本で作られたもので、海外では通じない。現代の日本におけるイラストレーションは、単に絵を示すことも多いが、西洋の「illustration」は、基本的にはその意味がなく、また、必ずしも絵だけには限らない。芸術としての絵画(ファインアート)に対し、イラストレーターが制作するような、分かり易い「ポピュラー美術」に相当するものが、現在の広義のイラストレーションである、とも言える。挿絵はイラストレーションそのものであり、絵本や漫画もイラストレーションに含まれ、若しくは、イラストレーションを構成要素として持つが、これらはイラストレーションという呼称が普及した1960年代以前から存在していたため、固有の呼称が用いられている。建築物の完成予想図(建築パース)も、イラストレーションの一種である。
シャー芯の日。
東京都中央区日本橋小網町に本社を置く大手文具メーカー、ぺんてる株式会社が制定。日付は、替芯1本の形が数字の1に似ており、1が並んだ1月11日は、シャープペンの替芯を思い起こさせることから。「シャー芯」とは「シャープペンの替芯」の略。1960(昭和35)年にぺんてる株式会社は、それ以前の粘土芯等に比べ、0.9mmと細くても強度と濃度が格段に高い、世界で初めての合成樹脂配合芯「ハイポリマー芯」と、片手で効率よく芯を出せるノック式シャープペン「ぺんてる鉛筆」を開発した。この2つの画期的な製品の誕生が、現在も一般的に使われているシャープペンの基盤となったことから、シャープペンの替芯の魅力や拘り等を知ってもらうことが目的。1960(昭和35)年にぺんてる株式会社がハイポリマー芯を開発する以前、シャープペンの替芯は1mmから1.5mmの太く折れ易い芯しかなく、シャープペンも、ペンの後端を回して芯を出す「繰出式」が主流であった。これらの替芯とシャープペンの進化は、0.5mmの「ハイポリマー芯」発売を機に、シャープペンの爆発的普及へと繋がっていった。ぺんてる株式会社の新ブランド「ぺんてるアイン(Pentel Ain)」は、なめらかさ・折れにくさ・汚れにくさ等、相反する関係にある項目を、高次元で両立したバランスの取れた商品である。また、原材料に特殊なオイルを使用する新製法により、筆記時には黒鉛と樹脂炭化物がなめらかに崩れるため、なめらかな筆記感を実現した。芯径は0.2mmから1.3mmまで対応したランナップとなっている。ぺんてる株式会社の創立は1946(昭和21)年で、旧称は大日本文具株式会社であった。現社名の由来は、「pen」と伝達の意味を表わす「tell」を合成した造語(ペンで伝える、といった意味)で、1971(昭和46)年に社名変更した。しかし、元来の意味は、ペインティングとパステルの造語であり、ぺんてる株式会社が送り出した新開発パステルの商標であった。主な取扱商品として、サインペン、筆ペン、ボールペン、消しゴム、シャープペンシル、シャープペンシル替芯、修正テープ等の筆記器具、絵具、マーカー等の画材等がある。文具の開発で培った技術を応用し、タッチパネルや液晶パネル等、ハイテク分野にも進出している。
ラッキー1番・ラッピー君の誕生日。
愛知県名古屋市北区御成通本社を置く、パチンコ・パチスロ店「ラッキー1番」を運営する企業、株式会社ユーコーラッキーが制定。株式会社ユーコーラッキーは、身近で快適な地域ナンバーワンのパチスロ・パチンコ店を目指し、楽しく居心地の良い時間を過ごしてもらう店づくりを行なっている。自社のマスコットキャラクターとしてホールで活躍中の「ラッピー君」を、より多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、「ラッピー君」の誕生日から1月11日を記念日としたもの。「ラッピー君」のプロフィールは以下の通り。誕生日:1月11日、年齢:永遠の1才、身長:111cm、体重:11kg、必殺技:とさかカッター、将来の夢:ユーチューバー。株式会社ユーコーラッキーは、1982(昭和57)年に愛知県でラッキー1BAN江南店を開店して以来、常にお客様にとって身近で快適なパチンコ・パチスロ店を追求してきた。"お客様第一"という熱い想いは、創業当時から変わっていない。店をつくるのは遊技機ではなく、あくまでスタッフである。1人ひとりが「いかにお客様にとって楽しく居心地の良い時間を過ごして頂けるか」を考え、意志を持って店づくりに参加できることを理念としている。
1.11忌(一一一忌)。
大正期から昭和期にかけて活躍した劇作家・作家・政治家、山本有三の1974(昭和49)年の忌日。1月11日の数字の並びと山本有三の「三」の字に因み、「一一一忌(いちいちいちき)」と呼ばれている。山本有三は、社会劇や歴史劇を次々に発表した後、大正末期より小説に転じる。第二次世界大戦後は、参議院議員を1期6年間務めて緑風会(保守系を中心とした無所属議員の院内会派[国会の各議院において、活動を共にする国会議員2名以上で結成する団体])の中心人物となり、政治家としても名を残したが、積極的な創作活動は終生変わらなかった。代表作は、戯曲『米百俵』や長編小説『波』『女の一生』『路傍の石』『真実一路』等。これらの小説は、社会的視野に立って、生活の中の理想と現実の相克を追求し、広い読者層から支持された。東京都三鷹市下連雀には、昭和初期に三鷹で暮らした山本有三の生涯や作品を紹介したり、展示やイベントを開催したりしている公立博物館、三鷹市山本有三記念館がある。建物には、山本有三が1936(昭和11)年から1946(昭和21)年まで、家族と共に居住した大正末期竣工の洋館(三鷹市有形文化財に指定)がそのまま利用されている。山本有三はこの洋館で、長編小説『路傍の石』と戯曲『米百俵』を執筆している。