1月6日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

色の日。
カラーコーディネーター等、色彩に関する職業の人の記念日で、1月6日の「1」と「6」が、「色(い[1]ろ[6])」と語呂合わせされて制定された。なお、愛知県下で塗装と塗料に関する事業を営む業界の団体「愛知昭和会」が、「11」と「16」で「いい(11)色(い[1]ろ[6])」の語呂合わせから、1991(平成3)年11月16日に制定した「いい色の日」は、11月16日とされている。また、同じ11月16日は、同様の語呂合わせから、一般社団法人日本色彩環境福祉協会が制定した「いい色・色彩福祉の日」ともされている。色は、可視光の組成の差によって感覚質の差が認められる視知覚である色知覚、及び、色知覚を起こす刺激である色刺激を指す。類語に色彩があり、日本工業規格(JIS規格、主務大臣が、工業分野における標準化を進めるため制定する「取決め[標準規格]」)においては、色と同義語であるものの、彩り、傾向等を指す語として知られることから、日常語のみならず、色を狭義に捉えようとする、科学、工業等の文脈においても、広く色の語が用いられている。カラーコディネーターは、主に住宅やホテル、レストラン等のインテリアや、ファッション、デパート、ショップの商品デザインやディスプレイ、建築、土木景観等で、色彩、配色等について助言をする専門家、コーディネーター(調整役)のことで、カラーアドバイザーやカラーコンサルタントとも言う。「カラーコーディネーター検定試験」という試験名は、東京商工会議所の登録商標である。色彩に関する知識を、主に産業目的に活用する能力を判定し、認定する民間の検定試験で、1級カラーコーディネーターはかなり難関な資格である。関連する資格として、ICD国際カラーデザイン協会が実施しているカラーの検定試験である「カラーデザイン検定」や、公益社団法人色彩検定協会が主催し、文部科学省が後援する「色彩検定」、色と光の能力テストである「TOCOL(トーコル)」、全国美術デザイン専門学校教育振興会(ADEC)が主催する「色彩士検定」等がある。「カラーデザイン検定」は、世界標準のカラーシステム「Pantone」を使って学べるような内容になっており、初心者からプロダクトデザイン、インテリア、ファッション、WEB等、様々な仕事で応用できる知識が身につくという。「色彩検定」は、色に関する幅広い知識や技能を問う試験であり、合格すると色彩検定協会により色彩コーディネーターの称号が与えられる。受験者数は累計120万名以上で、色に関する資格試験では知名度、実績共に最大手の1つとされる。
カラーの日。
東京都千代田区平河町に所在し、 「カラー」の知識をビジネスに活かすセミナーや認定資格制度、検定試験等を実施し、「カラー」の普及活動を行なう一般社団法人ビジネスカラー検定協会が、2016(平成28)年に制定した。「カラー」を通して、世界中の人達に元気に活躍してもらうことが目的。また、「カラーで日本を元気にする!  Enjoy your color」をスローガンとし、その年のグッドカラーを提案していくという。日付は、1月6日の「1」と「6」で、「カラー」の和訳「色(い[1]ろ[6])」と読む語呂合わせから。2015(平成27)年に設立された一般社団法人ビジネスカラー検定協会は、色彩学の歴史から研究されてきたカラーの活用を様々な検定を通じて広めること、色彩心理という視点からカラーへのアプローチを行ない、普段の生活に色の意味を取入れることで、より充実して輝いた日常を目指すこと、自らが体験したカラーの魅力を世界に広めること、等を活動内容としている。人間には、感知し易い色と知覚し難い色がある。色が人の注意を引き易く目立つ度合いを、色の誘目性と呼ぶ。無彩色よりも有彩色、寒色系よりも暖色系の方が誘目性が高い。色は、人の奥行き感や距離の判断に影響を与える。暖色系の色は、実際よりも飛出して見える進出色、寒色系の色は引っ込んで見える後退色である傾向がある。また、一般に無彩色よりも有彩色が進出して見える。さらに、背景の色との関連もあり、背景が明るい場合は暗い程、背景が暗ければ明るい程、進出して見える。赤や黄等、暖色系の色、及び白色は、実寸より物が大きく近くに見える膨張色で、他の色より知覚し易い。日本の児童の帽子やランドセルカバーが黄色なのは、知覚し易い色を採用することで、自動車事故を減らす狙いがあるからである。反対に、青や黒等の寒色系の色は、実寸より物が小さく遠くに見える収縮色である。実際に、黒色の自動車は他の色に比べて事故が多く、そのため、バスやタクシーの車体は黒色を避けているものが多い、ともされる。また、囲碁の碁石も、黒石と白石が同じ大きさであると、黒石の方が小さく見えてしまうので、黒石を一回り大きく作っているという。人間が暗闇で見え難い色は、茶・黒・青・紫であり、見え易い色は、黄・白・オレンジの順番である。乳幼児は赤色を強く認識するので、乳幼児の玩具は赤色を基調に作られている。老人性白内障に罹ると水晶体が黄色く濁り、波長の短い青色緑色系統の色は黒っぽく見えるようになるため、老人性白内障に罹っている人は、そうでない人よりは、ガスコンロの青い炎が見え難く、火傷や火事を起こし易い。安定した元素である炭素を素材とする墨や複写機のトナーの複写やコピーで描いた文字、図形や絵画等は紫外線に対して耐光性があり、また、空気中や水中の酸素による酸化によって色褪せ、退色や変色することは少ない。木簡の文字はその典型例である。他方で、玩具やアニメ、美術のように、生理的な弁別が容易で単純な色を多用する分野・領域がある。多くの印刷や塗装と異なり、明るく鮮やかな色を多用したり、色素の濃度を高くしたり塗料を厚く塗ったりして、色の飽和度を高くしたり、色素の存在比を大きくして、生理的な弁別の容易さを高める等した結果、変わった色になっている場合も多い。日本では、カラーデザインの向上を目的に活動する一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)(所在地は、東京都千代田区神田神保町)が、毎年流行色を決めている。1963(昭和38)年に設立された、国際間でカラートレンドの方向性を検討する会議、国際流行色委員会(インターカラー)が、実シーズンの2年前という、世界で最も早い時期にカラートレンド情報を発信しており、その後の世界のカラー動向に大きな影響を与えているが、日本はスイス、フランスと共に、この組織の発起国であり、第1回目の会議から日本の代表として、日本流行色協会(JAFCA)が会議に参加している。そのカラートレンド情報の動向を踏まえて、日本流行色協会(JAFCA)は、日本国内市場向けのトレンドカラー情報(JAFCAカラー)を発表している。JAFCAカラーは、各業界の最前線にいるトッププロが集合し、年に2回、レディスウェア、メンズウェア、プロダクツ&インテリア、メイクアップといった分野別に選定される。自動車の外板色の好みには、その土地の気候風土や文化が関わっており、自動車メーカーでは、仕向地毎の色の設定や、生産割合を細かく決めている。日本では、クラスやカテゴリの別無く、白の需要が高い。好景気時にはパールやメタリック、鮮やかなソリッドカラー(原色だけの組合わせでつくられているカラー)を中心に、非常に多様となり、ツートーンカラーの設定も多いが、不景気になると、白と銀(灰色系メタリック)に偏る傾向があり、メーカーも白、銀、紺等に色数を絞る。また、鉄道では、車体色は、その鉄道会社を表わすものであったが、維持コスト低減に有利なステンレス車両の普及や、アルミ車両の無塗装化が進み、多くの車両がフィルム帯を貼付けるのみとなっている。