12月28日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2023年 令和5年 平成35年  
昭和98年 大正112年 明治156年 皇紀2683年 干支 癸卯(みずのと う)
第4木曜日 旧暦 11月16日、友引(庚申)、月齢 15.1 
グレゴリオ暦で年始から362日目、年末まであと3日。
誕生花 ザクロ。

官公庁御用納め/仕事納め。
1873(明治6)年、「休暇日ヲ定ム(明治6年1月7日太政官布告第2号)」により官庁の公休日が、1月1日 - 1月3日、6月28日 - 6月30日、12月29日 - 12月31日までと決められた。なお、6月の公休日に関しては、同年の「第二号布告中六月二十八日ヨリ三十日迄ノ休暇取消(明治6年6月23日太政官布告第221号)」により取消されている。現在の日本の官公庁では、「行政機関の休日に関する法律(昭和63年12月13日法律第91号)」により、12月29日から1月3日までを休日とし、原則として執務を行なわないものとしており、12月28日を御用納めとして、その年の最後の業務日としている。通常は12月28日であるが、土曜日、又は日曜日の場合は直前の金曜日となる。裁判所については、「裁判所の休日に関する法律(昭和63年12月13日法律第93号)」により、国会に置かれる機関(裁判官弾劾裁判所、裁判官訴追委員会、国立国会図書館、並びに各議院に置かれる事務局、及び法制局その他、法令に基づき各議院に置かれる機関で、両議院の議長が協議して定めるもの)については、「国会に置かれる機関の休日に関する法律(昭和63年12月27日法律第105号)」により、同様に定められている。また、地方公共団体は、「地方自治法(昭和22年4月17日法律第67号)」第4条の2により、その休日を条例で定めるものとされており、同条第2項第3号で「年末又は年始における日で条例で定めるもの」と決められている。そのため、条例により年末年始の休日が定められ、その前日が御用納めとなるが、条例で12月29日から1月3日まで以外の日程で定められていれば、必ずしも12月28日が御用納めになる訳ではなく、条例で定められた年末年始の休日の前日が、当然に御用納めになる。国家機関、及び地方公共団体(区・市・町・村役場、裁判所、税務署、公共職業安定所等)の休日は法律で規定されており、民間企業(コンビニエンスストア、製造業、警備員等)と異なり、「24時間体制」はおろか「年中無休」による交代勤務の業務すら義務付けていない。ただ、警察官、消防士、自衛官、海上保安官、刑務官等の公安職(主として治安を掌る、又は治安維持に従事するものとして規定された公務員の職の区分)は例外となる。一般企業でもこれに準じていることが多いが、12月29日を仕事納めとする企業もある。 また、銀行、信用金庫等の金融機関では、12月30日まで窓口業務を行なっている。12月30日が土曜日に当たる時は12月29日で、日曜日に当たる時は12月28日で、窓口業務を終了する。金融機関も、休日は法律で規定されているが、民間企業であるために、国・地方公共団体のような完全な休業を義務付けてはいない。証券会社や証券取引所、保険会社等、その他の金融業も、営業店の休業日は銀行等の金融機関に準じている。但し、保険会社では、万一の事故や災害が発生した場合の受付電話窓口を、24時間365日の体制で開設しているところがある。
大掃除/煤払い。
一般には、年末(概ね12月28日)に、徹底的に行なう掃除を大掃除と称する。1年分の汚れを除去し、新たな年に歳神を迎える準備をし、新年を新たな心持ちで始められるようにする意味がある。また、学校行事で、学期末等に一斉に行なう掃除も大掃除と呼ばれる。掃除用具の多岐や高機能化により、日頃から多くの場所を掃除できるようになったためか、大晦日前の住宅街等でも、家族総出の大掃除は余り見られず、大掃除をしない家庭も増えてきた。これは、常に掃除し、汚れをすぐに綺麗にしておけば、大晦日前に慌てて掃除をする必要はないという考えによる。また、暖かい方が汚れが落ち易いことと、外出してもどこも混雑すると思われることから、ゴールデンウィークに大掃除を行なう家庭もある。煤払いとは、古くから続く日本の年中行事のことを指し、いわゆる大掃除のことである。現在でも、神社仏閣においては煤払いと称して、歳末の恒例行事となっている。本来は、旧暦の12月13日に行なわれていた。これは、徒弟奉公等の人々が新年に間に合うよう、里帰りの旅路の時間を考慮して行なわれていたからである。江戸時代には煤払いの作業後は、冬の時節と重労働を加味して滋養強壮と長寿を願って「鯨汁」が日本各地で食されたことが、数々の川柳や書物、物売りの記録から残されており、その習慣は広く一般に普及していた。江戸時代(中期以降)の大掃除は、押入れの奥から出てきたり、襖の下張り等に使われていた浮世絵や瓦版を見付けては、ついつい読みふけってしまう、といった和やかな一面もあり、商家では、煤払いが終わると、誰彼構わず胴上げを行なうのが慣わしとなっていた。また、老人や病人、子供等、掃除に参加しない者は掃除を行なっていない部屋に退避するか、外出して掃除の邪魔にならないようにしていた。大掃除というのは、新年を迎える(即ち、年神様[歳徳神]をお迎えする)に当たって、神様をお迎えするのにふさわしいように家の内外を清める、という意味でなされる風習で、平安期に宮中で「煤払い」として始まった、とされる。また、鎌倉期以降、掃除が禅宗の修行の一貫として広まったのも相まって、寺社仏閣に煤払いの風習が広まった。その後、江戸時代になると、一般庶民にも年の瀬の行事としての大掃除が定着したと言われる。なお、平安時代には既に、年末に古い道具類を捨てるという風習があったようで、鎌倉時代末から江戸時代にかけて成立した、それまでにない新規な主題を取上げた短編の絵入り物語『御伽草子』等の古典には、年の瀬(立春前)に捨てられた道具類の様子が描かれている。道具類は100年経つ(99年を越えて使うと)と付喪神(つくもがみ)という「あやかし(妖怪)」に変化して怪異を為すと言われ、そのために、古い道具を年の瀬に捨てる風習となった。「九十九」を「つくも」と呼ぶのも、この話が由来と言われる。また、年の瀬に神社仏閣で「のみの市(蚤の市)」が立つのも、捨てられた古い道具類に新しい命を、という意味もあるという。ヨーロッパの大都市の各地で春から夏にかけて、教会や市庁舎前の広場等で開かれる古物市も「蚤の市」と呼ばれる。この「蚤の市」は元々、ノミの湧いたような古着が主な商品として扱われていたことに由来するとか、ノミのようにどこからともなく人や物が湧き出て来る様子を表現した、等と言われているが、語源は定かではない。尤も、現在のイギリスやフランスでは、身体の血を吸うノミとは関係なく、汚らしい、みすぼらしいといった意味に捉えられている。日本各地で行なわれる蚤の市やガラクタ市は、1990年代以降、若者・ファミリー向けの「フリーマーケット」と呼ばれるものが多くなった。従来の「蚤の市」は、神社等の境内で縁日や年の瀬に併せて行なわれることが多いが、フリーマーケットと称する催しは、主に、競馬場やサッカー場等の駐車場、大規模公園等の一角で行なわれることが多い。大阪市西区南堀江に所在する、フリーマーケット、及びイベントの企画・運営、情報誌発行を行なう任意団体、日本フリーマーケット協会では、日本において蚤の市を開催するに当たり「誰もが気軽に参加できるように」との思いを込めて、本来の「flea market」に代わり、より親しみ易い「free market」の英文表記を敢えて採用し、日本フリーマーケット協会の商標、並びにサービスマークとしている。日本語では、カタカナでの「フリー」が元々の「蚤(flea)」から、「自由(free)」と混同されてしまった。そのため、日本フリーマーケット協会の英文表記も「free market」である。英語の「free market」は、経済学における自由市場のことである。特に、掘出物の中には、古美術等が含まれることが多く、出品者がそれと知らずに所有していた、有名画家の絵画が発見されることもある。