12月25日 できごと その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

0800年 - フランク王国(今日のドイツ・フランス・イタリア・オランダ・ベルギー・ルクセンブルクに相当する西ヨーロッパのほぼ全域を支配したゲルマン系の王国)国王カール1世(カール大帝)が、西ローマ帝国(東西に分割統治されて以降のローマ帝国の西側の領域)皇帝として戴冠(国王が即位の後、公式に王冠・帝冠を聖職者等から受け、王位への就任を宣明する儀式を行なうこと)。全方向に出兵して領土を広げ、フランク王国の最盛期を現出させたカール大帝は、古典ローマ、キリスト教、ゲルマン文化(ドイツ語、オランダ語、英語等が含まれる、インド・ヨーロッパ語族の内の一語派であるゲルマン語派に属する言語を母語とする民族、ゲルマン人の文化)の融合を体現し、中世以降のキリスト教ヨーロッパの王国の太祖として扱われており、「ヨーロッパの父」とも呼ばれる。なお、カール1世に帝冠を授けた第96代ローマ教皇レオ3世は、西ヨーロッパの大実力者とローマ教皇の提携という、西ヨーロッパの新たな歴史を花開かせた、とされる。
1000年 - イシュトヴァーン1世が、ローマ教皇シルウェステル2世から授かった冠(聖イシュトヴァーンの王冠)を用いて戴冠。ハンガリー王国が正式に成立する(1001年1月1日とも言われる)。 
1066年 - ノルマン・コンクエスト: イングランドを征服したノルマンディー公ギヨーム2世が、ウィリアム1世としてイングランド王に即位する。 
1100年 - ローマ教皇ウルバヌス2世の呼掛けにより、キリスト教の聖地エルサレム(現在のイスラエル東部に所在)の回復のために始められた軍事行動である第1回十字軍の指導者の1人で、フランドル地方(現在のベルギー北部から北フランスに亘る地域)を支配していた諸侯の家系、フランドル家出身のヴェルダン伯ボードゥアンが、初代エルサレム王国(十字軍によって中東のパレスチナに樹立されたキリスト教王国)国王、ボードゥアン1世として即位する。 
1643年 - アジア貿易を目的に設立された、イギリス東インド会社に所属する船『ロイヤル・メアリ号』の船長、ウィリアム・マイノースが、現在のクリスマス島(東南アジア南部に位置する、インドネシア南方のインド洋上にあるオーストラリア連邦領の島)に到達し、クリスマス島と命名する。但し、ウィリアム・マイノースは、島には上陸していない。 
1777年 - イギリスの海軍軍人で海洋探検家のジェームス・クックが、キリスィマスィ島(クリスマス島、太平洋中央部、ハワイ諸島の南西の洋上にある小島)に到達(12月24日ともされる)。 
1818年 - クリスマス・キャロル(主としてキリスト教文化圏において、イエス・キリストの誕生と関係した内容の歌)『きよしこの夜』がオーストリア中部、オーベルンドルフの教会で初披露される。『きよしこの夜』は、オーストリアの小学校教師・教会オルガン奏者、フランツ・クサーヴァー・グルーバーによって作曲されたもので、この曲の英語曲が『Silent night』(作詞者不明)であり、その日本語曲が、日本の讃美歌の発展の中心的な役割を果たした牧師で、讃美歌作家の由木康が作詞した、『きよしこの夜』である。
1878年 - 東京府本所区(現在の東京都墨田区)両国にある和菓子店『米津風月堂』が、日本で初めてチョコレート(猪口令糖、貯古齢糖)を発売し、新聞広告を掲載する。 
1891年 - 野党主張の予算削減案が可決されたことを受け、第1次松方内閣が、日本で初めて衆議院を解散する。 
1897年 - 医学者・細菌学者の志賀潔が赤痢(下痢・発熱・血便・腹痛等を伴なう大腸感染症)の病原体発見の第1報を、大日本私立衛生会(現在の日本細菌学会の前身)の機関紙『細菌学雑誌(現在の日本細菌学雑誌)』で発表。 
1918年 - 第41議会召集。
1926年 - 第123代天皇、大正天皇が崩御。20歳で摂政(天皇が幼少や病弱等の時、その代理として政務を行なう官職)に就任し、摂政宮と称した、第123代天皇、大正天皇の第一男子で、皇太子(皇位継承の第一順位にある皇子)の裕仁親王(第124代天皇、昭和天皇)が即位し、元号が昭和に改元される。 
1926年 - 旧制専門学校(現在の単科大学に近いものとされる、専門教育を行なっていた高等教育機関)である浜松高等工業学校(現在の静岡大学工学部の母体)助教授で工学者の高柳健次郎が、機械・電子折衷式テレビ受像機を開発。ブラウン管(図像を表示する陰極線管)による電送・受像に世界で初めて成功し、「イ」の字を表示させる。 
1927年 - 中国国民党の影響を強く受けて成立したベトナムの政党、ベトナム国民党が結成される。 
1931年 - 東京駅前に東京中央郵便局の新局舎が完成。東京四日市町(現在の東京都中央区日本橋)に所在した東京中央郵便局の前身である「四日市郵便役所」は、1871年の日本の近代郵便制度発足時に、大阪郵便役所、西京郵便役所(京都)と共に設けられた日本最初の郵便役所の1つである。また、大阪中央郵便局と共に、日本初の中央郵便局でもある。郵便局は、郵政事業の窓口、若しくは、郵便物の集配・配送・受領等の主に行なう機関で、その業務は「郵便物の集配」が基本であるが、他にも現在では、ゆうちょ銀行やかんぽ生命、不動産事業、物販、太陽光発電事業等、多岐に亘る。集配を行なう郵便局、集配普通局には、一部で配達しか行なわない郵便局があり、その郵便局の地域は、傘下の近隣の郵便局が収集を行なう。また、集配普通局の中でも、47都道府県の都道府県庁所在地にある「中央郵便局」は統括局と呼ばれる。統括局は、特別な地位が与えられており、言わば、その地域の郵便局の一番トップに当たる。また、政令指定都市にも独立して一局ある都道府県があり、面積の広い北海道では、複数の統括局(中央郵便局)が設置されている。 
1941年 - 第二次世界大戦: 香港のイギリス軍が日本軍に降伏し、香港の戦いが終結。香港の日本統治が始まる。1941年当時の香港は、イギリスが極東に持つ唯一の海軍基地で、香港は中華民国が諸外国との連絡を維持するための窓口となり、物資の中継基地、或いは宣伝謀略の基地として重要な地位を占めており、中華民国軍と戦う日本軍にとっては目障りな存在となっていたが、日本軍は、第二次世界大戦対米英戦開戦から僅か18日間で香港攻略を完了し、東南アジア戦線における日本軍の優位が確定する。
1946年 - 制憲国民大会で中華民国憲法が制定される。 
1947年 - 中華民国憲法が発効する。 
1949年 - ハバロフスク裁判(旧日本軍に対する軍事裁判)が始まる。 
1950年 - スコットランド人学生によって、イギリスの首都ロンドンにあるウェストミンスター寺院のスクーンの石(代々のスコットランド王が、この石の上で戴冠式を挙げたとされる石)が持去られる。 
1951年 - 東京で、初の民間放送ラジオ局、ラジオ東京(JOKR、現:TBSラジオ)が開局。 
1952年 - 神戸放送(現在のラジオ関西)が、日本の放送局では初めての電話リクエスト番組を、クリスマス特番として実施する。 
1953年 - 返還済みのトカラ列島(九州島南方から台湾北東にかけて位置する島嶼群、南西諸島の内、鹿児島県側の薩南諸島に属する島嶼群)を除く奄美群島が、約7年10ヶ月振りにアメリカから日本に返還される。 
1958年 - 中京広域圏(東海3県、愛知県・岐阜県・三重県)を放送対象地域とするテレビジョン放送事業を行なっている特定地上基幹放送事業者、東海テレビが開局。