AOC コルトン・シャルルマーニュのワイン その1
AOC コルトン・シャルルマーニュのワイン その1
AOC Corton Charlemagne
Commune Aloxe Corton
Commune Ladoix Serrigny
Commune Pernand Vergelesses
地 区 名 コート・ド・ボーヌ Cote de Beaune
Appellation Appellation Communales/村名アペラシオン
格 付 け Grand Cru
栽培面積 白 51.68ha
生 産 量 2,167hl
基本収量 40hl/ha
最低アルコール濃度 12%
葡萄品種 シャルドネ
飲み頃 12年~20年、良年は25年~30年
村名ワイン
〇 AOCコルトン・シャルルマーニュ(基本収量 白40hl/ha)
格落ち
〇 AOC アロース・コルトン(基本収量 白45hl/ha)
〇 AOC ラドワ・セリニ(基本収量 白45hl/ha)
〇 AOC ペルナン・ヴェルジュレス (基本収量 白45hl/ha)
Ladoix Serrigny~ラドワ・セリニ、Aloxe Corton~アロース・コルトン、
Pernand Vergelesses~ペルナン・ヴエルジュレスの3コミューンに跨っている。
クリマ(Climat) Grand Cru
Commune Pernand Vergelesses~ペルナン・ヴエルジュレス
○ En Charlemagne~アン・シャルルマーニュ 17.25ha
Commune Aloxe Corton~アロース・コルトン
○ Le Charlemagne~ル・シャルルマーニュ 16.94ha
○ Les Pougets~レ・プージェ 9.82ha
○ Les Languettes~レ・ランゲット 7.23ha
○ Le Corton~ル・コルトン 11.67ha
○ Les Renardes~レ・ルナルド 2.89ha
Commune Ladoix Serrigny ラドワ・セニエ
○ Basses Mourottes~バス・ムロット 0.95ha
○ Hautes Mourottes~オート・ムロット 1.92ha
○ Le Rognet et Corton~ル・ロニェ・エ・コルトン 3.17ha
◎ ワインの特徴
若いうちは淡い金色、年とともにで緑を帯びている。熟成を経ると、琥珀色、黄色になる。この上なくデリケートで、ブーケはバター、リンゴのオーブン焼き、柑橘類、パイナップル、菩提樹、シダ、杜松(ねず)のみ、シナモン、火打石などを思わせる。蜂蜜もよく感じられる。古酒(25年から30年まで)は、なめし革やトリュフの香り。グラスも口のなかも力強さで満たされる。圧倒されるほどChardonnayが凝縮し、気品があり、バランスがとれている。品種の魅力が、これほどまでに terroir と密接であるのも珍しい。 ブルゴーニュ・ワインがわかる。マット・クレイマー著
コルトン・シャルルマーニュはこの世で最も劇的なシャルドネである。コルトンの丘の神がかった立地のおかげでコルトン・シャルルマーニュには強い果実味がのる。がしかし、そのせいで劇的というのではない。テロワールの味わいもまことに強く、これと肩を並べ、しのぎうるのはシャブリのグラン・クリュ、シュヴァリエ・モンラッシュ、ル・モンラッシュだけだが、それはやはりテロワールのみのせいではない。果実味とテロワールが手を結び、グラスの中で見事なドラマを演じるからだ。ただ、公平にみてコルトン・シャルルマーニュには1点欠けるものがある。ル・モンラッシュ、ムルソー・ペリエール、シュヴァリエ・モンラッシュに比べると、細やかな味わいを持たないようだ。
良いコルトン・シャルルマーニュが堂々たる姿を現すには8ないし10年の歳月がいる。但し、若くてもとろけるような味わいなので、飲むのが早くても責められる義理はない。
マリアージュは濃厚さを重ね合わせてくれるものが良い。
ブルゴーニュ・ワインがわかる。マット・クレイマー著
コルトン・シャルルマーニュは、歳をとると黄金色に輝き、香りを嗅いだだけで陶酔に誘う蜂蜜のような官能美を持っている。香りと風味の両方にヘーゼルナツツをしのばせるような趣がある。ポケット・ブック「ブルゴーニュ」
の著者セレナ・サトクリフ女史は「火山のような強烈なリッチさ」と称え、「ブルゴーニュ・ワインがわかる」のマット・クレイマーは「果実味とテロワールがグラスの中で見事なドラマを演じる」と称賛している。
ブルゴーニュ・ワイン 山本博著
◎ テロワール
急勾配の斜面(20~23%)でコルトン山の最も高い位置に地質の分断があり、Ladoix-Serrigny と Meursault の間はより若い1億4500年前のジュラ紀地層。泥灰土で色はさまざま(黄色、オーク、褐色)で、粘土を豊富に含む。浅いレンジヌの下に白い石灰岩と泥灰土が交互の層になっている。Corton (ほとんど赤ワイン) は中腹の斜面で、かなり異なる表土で造られている。 ブルゴーニュ・ワインがわかる。マット・クレイマー著
◎ コルトン・シャルルマーニュの畑にシャルドネが植えられたのは1800年代後半であり、ルイ・ラトゥールの祖祖父がシャルルマーニュの畑に植えたのが最初とされています。味は「はしばみ」の味に例えられることも。
AOC シャルルマーニュのワイン
AOC Charlemagne
Commune Aloxe Corton
Commune Pernand Vergelesses
○ En Charlemagne~アン・シャルルマーニュ 17.25ha
○ Le Charlemagne~ル・シャルルマーニュ 16.94ha
○ Les Pougets~レ・プージェ 9.82ha
○ Les Languettes~レ・ランゲット 7.23ha
○ Le Corton~ル・コルトン 11.67ha
◎ 葡萄品種もシャルドネ以外が認められているようですが、AOC Charlemagne名でリリースしている方はいないようです
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AOC コルトン・シャルルマーニュのワイン その4 こちらへ
AOC コルトン・シャルルマーニュのワイン その5 こちらへ
Cote de Beaune AOC索引 こちらへ