AOC モンラッシュのワイン その1 | ろくでなしチャンのブログ

AOC モンラッシュのワイン その1

      AOC モンラッシュのワイン その1

          AOC Montrachet 
                        Commune Puligny Montrachet 
                        Commune Chassagne Montrachet

 5

県    名    コート・ドール Cote d'Or

地 区 名    コート・ド・ボーヌ Cote de Beaune

栽培面積       白 7.99ha 

基本収量       40hl/ha 
最低アルコール濃度  12%
葡萄品種       シャルドネ
飲 み 頃       5年~15年 良年物はさらに長く20年まで楽しめる。

格 付 け       Grand Cru

村名ワイン
 〇 AOC モンラッシュGrand Cru
(基本収量 40hl/ha) 

 格落ち

 〇 AOC ピュリニ・モンラッシュ Premiers Crus(基本収量45hl/ha) 
 〇 AOC シャサーニュ・モンラッシュ Premiers Crus(基本収量45hl/ha) 
地方名ワイン

  AOC ブルゴーニュ(基本収量 60hl/ha) 

701

901-1

               802-1

 Montrachet
 モンラッシュのもつ個性は多彩なうえにひときわ強く、しかも互いに分かちがたく結びついている。果実味はコルトン・シャルルマーニュのように強く、深く、精緻だが、これよりはるかに気品がある。スパイスめいたテロワールの風味は、となりあうシュヴァリエ・モンラッシュほどに鮮やかで深遠だが、なお深く響き渡る果実味とともにある。そのかぐわしさはムルソー・ペリエールの迫力に引けを取らないが、どんに香りが潜むのかを探り当てた気になる前に、飲むほうがくたびれてしまうほど、奥深さは計り知れない。これこそ詩人が「熱き心が宿る、内なる石」と言い表した味である。
 モンラッシュというワインは、瓶で少なくとも10年は寝かせる必要がある。そこからさらに10年は良くなるだろう。またとない収穫年にできた最上のモンラッシュであれば、樽のなかでもおのずと非凡であろうが、さほどでもない年のときは、歳月をかけて瓶で熟成させ、ワインの深みを引き出すことも出来る。とはいえモンラッシュほどのワインなら、いくら若くても声がか細くはならないのだが。

          ブルゴーニュワインがわかる マツト・クレイマー著

 Montrachet
 ムルソーが柔とすれば、モンラッシュは剛。片や植物的、片や金属的である。モンラッシュはよく鋼に例えられる。それは砂鉄を鍛えぬいて作り上げた日本刀の生地の鉄の美しさ、地肌の匂いに例えられるような自然と人工との結合美である。果実味にメリハリがあり、総体的に凛然としていて酒肉が引き締まっている上、しなやかであって硬い。絹の様に滑らかでありながら、目の詰まったきめの感触が舌の上を通り抜ける。 ブルゴーニュワイン 山本博著

 
モンラッシュのワイン その2 詳解はこちら

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