ファンにはなってもいいけど信者にはならない方がいい?
今回はスピリチュアルでも意外と陥りがちで気を付けないといけないことについて書いてみます。
それは
「ファンと信者の違いとは?ファンにはなってもいいけど、信者にならない方がいい」ということです。
まず、ファンと信者の違いについてですが。
一般的な意味合いでは、ファンは「熱心な愛好家」
信者は「特定の宗教などにおいて、信仰する者」という意味があるようです。
ここでは、ファンはそのままでいいと思いますが、今回の記事において信者については「特定の人や事柄を狂信的に信じている人」という定義とします。
スピリチュアルの世界では、意外とこの「信者」状態になってしまうことが少なくないように感じます。
例えば、あるスピリチュアルリーダーの人やインフルエンサーのスピ関係者など、ファンを通り過ぎて妄信してしまう、などです。
ファンと信者の違いは明確に分かれるわけでなく、どこまでがファンでどこからが信者かというジャッジも曖昧なのですが。
ファンに関しては全然OKです。
ただその人であったり、何かが好きで応援したいという純粋な気持ちだからです。
ですが、それが度を越してしまい、あまりに妄信して狂信的になると、「信者」状態になってしまうのかなと感じます。
では、なぜスピリチュアルにおいて信者にならない方がいいか?ということを書いてみます。
信者になると依存しやすくなってしまう
それは、ファンを通り越して信者になってしまうと、依存しやすくなってしまうからです。
例えばあるスピリチュアルリーダーの人の信者になるとします。
そうすると、その人が発信したことをひたすら妄信したり、その人が発信する情報を指針にするようになる恐れがあります。
「〇〇さんが言うんだから正しい」と、自分で選択せずに〇〇さんの情報だけを信じるようになったりします。
それは自分の力や選択権を外側に明け渡すことになってしまい、他人軸の在り方になります。
そして思考停止になり、信じている〇〇さんが何を言ったかだけで物事を判断や選択し、〇〇さんに依存して心の拠り所にしすぎてしまうということが起きてしまいかねません。
また、その人以外の発信や考え、情報を否定するようになったり、他人にマウントを取ってしまうなども起きるかもしれません。
例えば、自分が勉強して信じてきたあるスピ団体の教えや情報があるとして、そちらが正しいと信奉するあまり、それ以外の情報を発信している人がいれば「それは間違っている。〇〇が正しい」と否定や説教をしたがり、スピマウントやスピハラスメントをしてしまう人も、スピの世界では珍しくないようです。
これも信者状態になっている人にありがちなことです。
信者になると「自分が強くなったような気がする」というのも陥りがちな罠だったりします。
妄信するあまり、〇〇さん(または団体)についていけば大丈夫、間違いない!と依存するようになり、そしてバックにその人や団体がついているように感じられて、自分が強くなったように錯覚してしまう場合があります。
だから信者状態になってしまうのかもしれません。
「私には〇〇がついてる!」と思えれば心強いですし、〇〇さえ信じてついていけば大丈夫と思えるので、自分が強くなったかのように感じやすいのもあるでしょう。
それもあり、強気になって自分や自分達以外の人にマウントを取ってしまうのかもしれないですね。
ですが前述したとおり、これは依存状態であり、そして外側軸の在り方です。
この在り方は「自分には力がない」という無力感がベースになります。
特定の誰かや団体だけに限らず、スピリチュアル自体に信者状態になる場合ももちろんあります。
繰り返しますが、ファンになるのは問題ありません。
それは純粋に好きというだけだからです。