意地悪する人の理由について
意地悪や攻撃してくる人というのは一定数いるものです。
このブログで何度も発信してきたエネルギーバンパイアにも、そんなタイプが少なくないです。
なぜ攻撃する人は他者をターゲットにし、わざわざ意地悪したり傷つける言動をするのか?
その心理について、あちこちで100以上記事を読んだりいろいろ本を読んだりしてみました。
ほぼ共通するのは「自信がない」「劣等感が強い」というキーワード。
「攻撃する人や意地悪する人は実は自信がない、劣等感が強い」ということを書いてるのがほとんどといっていいくらいに多いということ。
それにもいろいろパターンがあり、一つでは言い表せないのですが。
例えば、自分で嫌ってる隠した弱点や一面(でも巧みにエゴが隠してるので本人はその一面が自分にあると気付いてないこともある)を他者に投影したとき、それは相手の欠点だと相手に思い込ませることで、あたかも相手の問題だけのようにすることができます。
相手がまんまと傷付いてくれることで、相手は自分の欠点や問題だと認めたことになり相手の問題にできるわけです。
しかも相手もそう思い込んでるのでなおさらです。
「私はこの人みたいに〇〇(自分で嫌って隠してる一面)じゃない」と堂々と思うことができ、都合がいいともいえます。
これは一例で他にもいろいろ理由はあります。
人を傷つけることで自分を癒そうとする心理
その内の一つとしてあるのが、「誰かを傷つけることで自分を癒そうとする」という心理です。
意地悪や攻撃をする人は、普段は隠していますが心の奥底では不安感が強い傾向のようです。
表に出さないので、全くそう見えないという人も少なくないかもしれません。
真逆に自分大好き、自信満々と見える人もいます。
なので、自信がない、不安感が強いと聞いても「とてもそう思えないけどなあ…いつも楽しそうで何の悩みもなさそうな人だけどなあ?」と感じる人もいるかもしれません。
ですが、不安感が強い人が(そうでない人でも)、自分で隠してるような一面であったり、弱さやコンプレックスを抵抗なくいろんな人に見せられる方が少なくないでしょうか?
自分の知り合いと繋がっているSNSなどに、人には知られたくない抵抗感が出てしまうようなコンプレックスや弱点、人にはとても言えない葛藤や心の叫びなどをわざわざ書くでしょうか?
すごく深い関係性の人や弱さを見せられる相手であれば別かもしれないですが、職場の人やクラスメイト、友達や知り合い、良いところだけ見せればいい恋人などであれば、自分の隠したいデリケートな部分を全てさらけ出せる人は多くないと考えられます。
というか、ある意味それが普通ですよね(笑)人には見栄やプライドがあるので。
あなたに見えるのはあくまでその人の一部分だけです。とてもそう思えないなあ…と思う人は、相手の良く見せている表面的な部分しか見てないのでしょう。
その人の全てを知ってるわけではないということです。
他人にはいくらでも、裏も見えない部分もあります。
無自覚でも不安感が強いと、「自分を理解してほしい、わかってほしい、認めてほしい」という欲求が出やすくなります。
(この欲求自体は誰しもありますが)
意地悪や攻撃してしまいがちな人は、意外と不安感が強いパターンが少なくなく、自分の苦しさをわかってほしいという欲求が心の奥底ではあったりします。
誰かにわかってもらうことは癒しに繋がります。
ですが、意地悪や攻撃というひねくれた方法を取ってしまう人は、幼児性が強いゆえに素直に自分の弱さを認められないので、意地悪や攻撃という歪んだ形で感情をぶつけてしまうようです。
発散ともいえますし、一種の自己表現で、アピールしてるともいえます。
また、自分が強くなったかのように感じられるメリットもあるでしょう。
ひどい好き避けもこんな心理の場合もありそうですね。
でも、当然ですが、意地悪や攻撃というひねくれたわかりづらい形なので、心の底の不安感や自分の苦しい思いはわかってもらえません。
なので、発散ができたり、上に立てたように感じられて一瞬の満足感があっても、本当の欲求(わかってほしい)は満たされることがないので、癒されることはありません。
単なる気休めにしかならず、しかも嫌な自分のイメージが自分の中に蓄積されていきます。
心の底にある「気持ちをわかってほしい」は残ったままで未解決で、苦しいままです。
そしてまた癒されたくて、意地悪や攻撃を繰り返す…でも癒されることがなく未解決。そしてまた繰り返す…
と、癖のようになってしまう人もいるようです。
意地悪や攻撃を受けるのは、受ける側はとても傷つきますし、傷がずっと残ってしまうこともあります。
無理に許す必要もないと思いますし、怒りを感じたいなら素直に感じてもいいとも思います。
ですが、相手の問題まで全て請け負い、必要以上に苦しみ続ける必要はないと私は思います。
そして、相手にもそうしてしまう背景があるのかな、と少しだけでも理解することができると、心の余裕も生まれやすいのかもしれないですね。