先日、東京高裁が不思議な判決を出しました。
ある議員さんが元TBS記者さんに「クソ野郎」とツイートし裁判になりました。
しかし元記者さんは敗訴したのだそうです。
東京高裁の相沢真木裁判長によると、クソ野郎という表現が「直ちに人心攻撃となり意見や評論の域を逸脱したとは断じられない」のだそうです。
そして「クソ」という言葉自体が「クソ忙しい」のように強調の意味などで使われる場合があることも、理由の一つだそうです。
なんとも不思議な事です。
つまり、これからはいくらでも「クソ野郎」という言葉をつかえるというのでしょうか?
というか、「クソ野郎」という言葉が表現として使えるという結果を東京高裁が保証してしまったようなものです。
これからはSNSなどでクソ野郎と書き込み、相手から「名誉棄損だ!」などと言われても、「東京高裁で、クソ野郎は人心攻撃にもならないし意見や論評の域内だと判決が出されたのを知らないのか?」と反論する人が出る懸念があります。
もちろん、これを多用して人柄を疑われるとか人間関係を損なうとかもあるでしょうから、使用はお勧めできません。
そして、この議員さんは人柄を疑われるような言葉を普通に使ってしまったのです。
彼女は支持者や未来を担う子供たちに対してどう向かい合うのでしょうか・・・。
今回の判決は明らかにおかしい残念な結果だと多くが思う事でしょう。
しかし言うまでもなく裁判長は、今後の表現に関する影響とか未来の子供への影響などは考えていないでしょう。
畢竟、私のような「じゃあ使っていいのか!?」と思ってしまいかねない(使いませんよw)ような、自他ともに認めるヘタレ野郎は、こういう事案に悪影響を受けぬよう自分軸をしっかりすることが大切なのでしょうね。
参考
https://www.sankei.com/article/20240313-NCGO4T6C3VLMRKBCSOLKU2OTP4/
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