今回は、かの悪名高き(?)ロキ〇ニン、ボル〇レンについてです。
以下の内容は医療関係者でもあまり知らずにいることが多いですので、処方されて飲み続けた方は不満を感じても決して責めないようにしましょう。

【お断り】
・念のため一部伏字にします。
・本稿は治療効果を保証するものではありません。あくまでも一般的な健康法としてご活用ください。

【参考に】

こちらもどうぞ

 

ーーーーーーーーー


ドラッグストア、医療機関などでよく次の解熱鎮痛剤を見かけます。
日常的に服用している人もいると思います。

NSAIDs:ロキ〇ニン(ロ〇ソプロフェン)、ボル〇レン(ポ〇タール)、イン〇シン、アスピリン等
アセトアミノフェン:カロナール、コカール、アンヒバ等


上記の中で、私は長年講習で「NSAIDsはお勧めできない」と言ってきました。

本日はこれをできるだけカンタンにご紹介します。


①病院ビジネスについて

まず、病院に対する現代日本人の評価についてです。
これは知人の医療関係者もよく話してくれて、悩んでいるものです。
それは「薬をたくさん出す病院は人気が出る」というものです。

当たり前といえば当たり前で、つらい症状を一時的にでも、そして副作用が危険でも、楽にしてくれる薬をたくさん出してくれたら一般人は喜びますね。
逆に、危険性をわかっている医師が処方箋を出さなかったら「この病院は薬も出さないのか!」と憤慨してクレームを入れる人もいるくらいです。

これがどうしても病院を医療機関でなく「病院ビジネス」にしてしまう大きな要因となっています。

非常に残念なことですが、現実としてこの問題が存在することは知人の医療関係者も何度も教えてくれました。


②NSAIDsと脳症

次に、ロキ〇ニン、ボル〇レンなどNSAIDsについてです。

これらはよく処方されるのですが、かなり危険性が指摘されています。
イン〇ルエ〇ザ、ウ〇ルス、原虫(単細胞の寄生虫)に対してNSAIDsはお勧めできません。
サイトカインストームを生じて脳症(イン〇ルエ〇ザ脳症など)を起こす危険性があるためです。


厚労省でもガイドラインで明記しています。
下記でジクロフェナク(ボルタレン)が書かれています。
厚生労働省のイン〇ルエ〇ザ脳症ガイドライン 【改訂版】
https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/09/dl/info0925-01.pdf

(引用)
C.体温の管理
1)40 度を超える体温は予後不良因子であり 46,47、積極的な解熱を図る。薄着とし、頭部・腋下・そけい部のアイスパック、送風・冷拭などを行う。
2)解熱剤はアセトアミノフェン 10 mg/kg/回が使用できる 46,47。アスピリン、ジクロフェナク、メフェナム酸は禁忌である。
(ここまで)

 

ちなみに、小児(15歳未満)にロキ〇ニンは使用できず、カロナール一択だったはずです。

また、ロキ〇ニンは有名なアスピリン喘息を起こすことがあり、喘息の約10%はこれが原因ともいわれます。

これも忘れてはいけませんね。

③NSAIDsと腎不全、胃炎、胃潰瘍

さらに次を覚えておきましょう。

プロスタグランジン:血管を広げて血圧低下作用、筋肉の収縮作用、黄体退行作用(生理をスムーズに行う)。熱を上げてウ〇ルスなどの増殖を抑えるが、発痛にも関わる。全身にある。
シクロオキシゲナーゼ:COX(コックス)。プロスタグランジンの合成に関する。COX-1、2がある。

COX-1:胃粘膜、血管にある。体の恒常性維持に関係する
COX-2:痛み、炎症に関係する

 

プロスタグランジンは熱を上げてウ〇ルス、細菌の増殖を抑えるという人体にとって必要な現象を起こします。

しかし熱を上げると人は痛みを発するので不快に感じます。

それを無くすためにNSAIDsでプロスタグランジンの生合成を抑えようというわけです。


ただし、NSAIDsはこの全身にあるプロスタグランジンの生合成を抑えてしまうので、様々な副作用が起こります。
例えば、腎臓への血液の流れが悪くなり、急性腎不全を起こすことがあるのです。

よくある投与で、「ロキ〇ニン(60)3錠/日(分×3、7日間)食後に飲む」などは腎障害のリスクが非常に高まると注意喚起する医師がいるほどです。
普通の量に思えますが、これでも過量投与なのでしょうね。

 

また、NSAIDsはCOX-1、2のどちらにも作用します。
痛み、炎症を抑える作用はあるにはあるのですが、胃酸の分泌増加、胃粘膜の血流悪化などにつながり、胃炎、胃潰瘍を起こす原因になります。
だからこそ、ロキ〇ニン、ボル〇レンと一緒に胃酸分泌抑制剤(胃腸薬、整腸剤)が処方されるのですね。

(理想的には、そもそも胃腸薬、整腸剤が出される時点で副作用がひどいのだと気づかねばなりません)

 

(注意)

・COX-1を抑えるとNSAIDs不耐症の人は重度の喘息、蕁麻疹を生じるので厳重注意だとされます。
・新しいNSAIDsはCOX-2のみに作用し、消化管障害などを起こしにくいとされます。

それぞれ医療機関にご相談ください。



④NSAIDsと腸閉塞

また、ロキ〇ニンは腸閉塞の危険性がハッキリと注意喚起されています。
厚労省
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc1684&dataType=1&pageNo=1

(引用)
【医薬品名】ロキソプロフェンナトリウム水和物(経口剤)
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「小腸・大腸の狭窄・閉塞:小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。」を追記する。
(ここまで)

 

【追記】

ニュースでも報じていたようです。

 



⑤アセトアミノフェン:カロナール、コカール、アンヒバ等はギリギリ許容範囲か?

では痛み止めの薬はどうしたらよいか?
私は整体師、気功師としては珍しく、本当に少量の鎮痛剤(アセトアミノフェン)は事情によってはやむなしか?(でもできるなら栄養療法がベスト)、という考え方です。

ちなみに、カロナールは痛覚閾値を高めて鎮痛作用を起こす(痛くない範囲を広げ、普通は痛いと感じるレベルでも痛く感じなくさせる)ものですので消炎作用はほぼ無しとされています。
結局は患部は治癒していません。

(やはり栄養療法、食事療法が最優先だと感じます)


【アセトアミノフェンのご参考に】
ただの参考程度ですが、以下のようであればとりあえず安全ではないかと言う医師もいます。
必ず医療機関に相談しましょう。
・発熱
成人で一回300~600㎎(一日2回、最大1500㎎)
・生理痛、腰痛
一回300~600㎎(服用間隔4~6時間、一日最大4000㎎)、年齢、症状により適宜増減


(注意:以下の禁忌もお忘れなく)
アセトアミノフェンの禁忌
消化性潰瘍のある患者
重篤な血液の異常のある患者
重篤な肝障害のある患者
重篤な腎障害のある患者
重篤な心機能不全のある患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
アスピリン喘息


⑥まずは食事改善で自然治癒力UP

(私個人として)鎮痛剤もやむなしとはいえ、必ず三増五減(私の造語)などで栄養補充をしっかりし、いわゆる自然治癒力をUPしていることが条件です。
そもそも、免疫物質も胃壁、腸壁、胃粘液など全てタンパク質で作られますしね。

イメージで説明すると次のようになります。
・(やむなく使用するなら)消炎鎮痛剤で炎症、痛みをこれ以上ひどくしない
・その間に自然治癒力でなおす
・そのために食事改善(三増五減が基礎)が最優先
・お勧めはさらにプロテイン、ビタミン、ミネラルのサプリを活用(食事からは十分量の栄養素が摂りきれません)


三増五減については以下のリンクをご参照ください。

 

 


④最後に

畢竟、次のようになります。
・NSAIDs:ロキ〇ニン、ボル〇レン(ポ〇タール)、イン〇シン、アスピリン等はお勧めできない
・アセトアミノフェン:カロナール、コカール、アンヒバ等は、ごく少量ならギリギリ許容範囲か?
・仮に鎮痛剤を飲むなら、先に日ごろから食事改善(三増五減が基礎)を実践
・理想的には常にすでに三増五減で健康レベルをアップが望ましい(できれば更にプロテイン、ビタミン、ミネラルのサプリを活用)

(上記はあくまでも私見です)


世の大勢の良識ある医師、研究者が注意喚起しているのですから、ぜひ耳を傾けていただきたいと思います。

 

 

【お知らせ】全てAmazonKindle読み放題対象。

電子書籍『超訳 甩手功』、『気功 練功の前に知るべきコツ(シリーズ)』、『後遺症対策』など多数出版しています。

 

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以下はネットでとりあえず最安値のプロテインです。

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ーーーーーーーーー


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日常的に服用している人もいると思います。

NSAIDs:ロキ〇ニン(ロ〇ソプロフェン)、ボル〇レン(ポ〇タール)、イン〇シン、アスピリン等
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上記の中で、私は長年講習で「NSAIDsはお勧めできない」と言ってきました。

本日はこれをできるだけカンタンにご紹介します。


①病院ビジネスについて

まず、病院に対する現代日本人の評価についてです。
これは知人の医療関係者もよく話してくれて、悩んでいるものです。
それは「薬をたくさん出す病院は人気が出る」というものです。

当たり前といえば当たり前で、つらい症状を一時的にでも、そして副作用が危険でも、楽にしてくれる薬をたくさん出してくれたら一般人は喜びますね。
逆に、危険性をわかっている医師が処方箋を出さなかったら「この病院は薬も出さないのか!」と憤慨してクレームを入れる人もいるくらいです。

これがどうしても病院を医療機関でなく「病院ビジネス」にしてしまう大きな要因となっています。

非常に残念なことですが、現実としてこの問題が存在することは知人の医療関係者も何度も教えてくれました。


②NSAIDsと脳症

次に、ロキ〇ニン、ボル〇レンなどNSAIDsについてです。

これらはよく処方されるのですが、かなり危険性が指摘されています。
イン〇ルエ〇ザ、ウイルス、原虫(単細胞の寄生虫)に対してNSAIDsはお勧めできません。
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(引用)
C.体温の管理
1)40 度を超える体温は予後不良因子であり 46,47、積極的な解熱を図る。薄着とし、頭部・腋下・そけい部のアイスパ
ック、送風・冷拭などを行う。
2)解熱剤はアセトアミノフェン 10 mg/kg/回が使用できる 46,47。アスピリン、ジクロフェナク、メフェナム酸は禁忌
である。
(ここまで)

③NSAIDsと腎不全、胃炎、胃潰瘍

さらに次を覚えておきましょう。

プロスタグランジン:血圧低下作用、筋肉の収縮作用、黄体退行作用(生理をスムーズに行う)。全身にある。
シクロオキシゲナーゼ:COX(コックス)。COX-1、COX-2がある。

COX-1:胃粘膜、血管にある。体の恒常性維持に関係する
COX-2:痛み、炎症に関係する

NSAIDsはこのプロスタグランジンの生合成を抑えてしまうので、様々な副作用が起こります。
例えば、腎臓への血液の流れが悪くなり、急性腎不全を起こすことがあるのです。

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また、NSAIDsはCOX-1、COX-2のどちらにも作用します。
痛み、炎症を抑える作用はあるにはあるのですが、胃酸の分泌増加、胃粘膜の血流悪化などにつながり、胃炎、胃潰瘍を起こす原因になります。
だからこそ、ロキ〇ニン、ボル〇レンと一緒に胃酸分泌抑制剤(胃腸薬、整腸剤)が処方されるのですね。

(理想的には、そもそも胃腸薬、整腸剤が出される時点で副作用がひどいのだと気づかねばなりません)

④NSAIDsと腸閉塞

また、ロキ〇ニンは腸閉塞の危険性がハッキリと注意喚起されています。
厚労省
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc1684&dataType=1&pageNo=1

(引用)
【医薬品名】ロキソプロフェンナトリウム水和物(経口剤)
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「小腸・大腸の狭窄・閉塞:小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。」を追記する。
(ここまで)


⑤アセトアミノフェン:カロナール、コカール、アンヒバ等はギリギリ許容範囲

では痛み止めの薬はどうしたらよいか?
私は整体師、気功師としては珍しく、少量の鎮痛剤(アセトアミノフェン)はやむなし、という考え方です。

ちなみに、カロナールは痛覚閾値を高めて鎮痛作用を起こす(痛くない範囲を広げ、普通は痛い感じるレベルでも痛く感じなくさせる)ものですので消炎作用はほぼ無しとされています。
結局は患部は治癒していません。


【アセトアミノフェンのご参考に】
ただの参考程度ですが、以下のようであればとりあえず安全ではないかと言う医師もいます。
必ず医療機関に相談しましょう。
・発熱
成人で一回300~600㎎(一日2回、最大1500㎎)
・生理痛、腰痛
一回300~600㎎(服用間隔4~6時間、一日最大4000㎎)、年齢、症状により適宜増減


(注意:以下の禁忌もお忘れなく)
アセトアミノフェンの禁忌
消化性潰瘍のある患者
重篤な血液の異常のある患者
重篤な肝障害のある患者
重篤な腎障害のある患者
重篤な心機能不全のある患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
アスピリン喘息


⑥まずは食事改善で自然治癒力UP

(私個人として)鎮痛剤もやむなしとはいえ、必ず三増五減(私の造語)などで栄養補充をしっかりし、いわゆる自然治癒力をUPしていることが条件です。
そもそも、免疫物質も胃壁、腸壁、胃粘液など全てタンパク質で作られますしね。

イメージで説明すると次のようになります。
・消炎鎮痛剤で炎症、痛みをこれ以上ひどくしない
・その間に自然治癒力でなおす
・そのために食事改善(三増五減が基礎)が最優先


三増五減については以下のリンクをご参照ください。

 

 


④最後に

畢竟、次のようになります。
・NSAIDs:ロキ〇ニン、ボル〇レン(ポ〇タール)、イン〇シン、アスピリン等はお勧めできない
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・鎮痛剤を飲むなら、先に日ごろから食事改善(三増五減が基礎)を実践


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ーーーーーーーーー


ドラッグストア、医療機関などでよく次の解熱鎮痛剤を見かけます。
日常的に服用している人もいると思います。

NSAIDs:ロキ〇ニン、ボル〇レン(ポ〇タール)、イン〇シン、アスピリン等
アセトアミノフェン:カロナール、コカール、アンヒバ等


上記の中で、私は長年講習で「NSAIDsはお勧めできない」と言ってきました。

本日はこれをできるだけカンタンにご紹介します。


①病院ビジネスについて

まず、病院に対する現代日本人の評価についてです。
これは知人の医療関係者もよく話してくれて、悩んでいるものです。
それは「薬をたくさん出す病院は人気が出る」というものです。

当たり前といえば当たり前で、つらい症状を一時的にでも、そして副作用が危険でも、楽にしてくれる薬をたくさん出してくれたら一般人は喜びますね。
逆に、危険性をわかっている医師が処方箋を出さなかったら「この病院は薬も出さないのか!」と憤慨してクレームを入れる人もいるくらいです。

これがどうしても病院を医療機関でなく「病院ビジネス」にしてしまう大きな要因となっています。

非常に残念なことですが、現実としてこの問題が存在することは知人の医療関係者も何度も教えてくれました。


②NSAIDsと脳症

次に、ロキ〇ニン、ボル〇レンなどNSAIDsについてです。

これらはよく処方されるのですが、かなり危険性が指摘されています。
イン〇ルエ〇ザ、ウイルス、原虫(単細胞の寄生虫)に対してNSAIDsはお勧めできません。
サイトカインストームを生じて脳症(イン〇ルエ〇ザ脳症など)を起こす危険性があるためです。


厚労省でもガイドラインで明記しています。
下記でジクロフェナク(ボルタレン)が書かれています。
厚生労働省のイン〇ルエ〇ザ脳症ガイドライン 【改訂版】
https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/09/dl/info0925-01.pdf

(引用)
C.体温の管理
1)40 度を超える体温は予後不良因子であり 46,47、積極的な解熱を図る。薄着とし、頭部・腋下・そけい部のアイスパ
ック、送風・冷拭などを行う。
2)解熱剤はアセトアミノフェン 10 mg/kg/回が使用できる 46,47。アスピリン、ジクロフェナク、メフェナム酸は禁忌
である。
(ここまで)

③NSAIDsと腎不全、胃炎、胃潰瘍

さらに次を覚えておきましょう。

A:プロスタグランジン:血圧低下作用、筋肉の収縮作用、黄体退行作用(生理をスムーズに行う)。全身にある。
B:シクロオキシゲナーゼ(COX、コックス。COX-1、COX-2がある)

COX-1:胃粘膜、血管にある。体の恒常性維持に関係する
COX-2:痛み、炎症に関係する


NSAIDsはこのプロスタグランジンの生合成を抑えてしまうので、様々な副作用が起こります。
例えば、腎臓への血液の流れが悪くなり、急性腎不全を起こすことがあるのです。

よくある投与で、「ロキ〇ニン(60)3錠/日(分×3、7日間)食後に飲む」などは腎障害のリスクが非常に高まると注意喚起する医師がいるほどです。

 

また、NSAIDsはCOX-1、COX-2のどちらにも作用します。
痛み、炎症を抑える作用はあるにはあるのですが、胃酸の分泌増加、胃粘膜の血流悪化などにつながり、胃炎、胃潰瘍を起こす原因になります。
だからこそ、ロキ〇ニン、ボル〇レンと一緒に胃腸薬、整腸剤が処方されるのですね。

(理想的には、そもそも胃腸薬、整腸剤が出される時点で副作用がひどいのだと気づかねばなりません)

④NSAIDsと腸閉塞

また、ロキ〇ニンは腸閉塞の危険性がハッキリと注意喚起されています。
厚労省
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc1684&dataType=1&pageNo=1

(引用)
【医薬品名】ロキソプロフェンナトリウム水和物(経口剤)
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「小腸・大腸の狭窄・閉塞:小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。」を追記する。
(ここまで)


⑤アセトアミノフェン:カロナール、コカール、アンヒバ等はギリギリ許容範囲

では痛み止めの薬はどうしたらよいか?
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【アセトアミノフェンのご参考に】
ただの参考程度ですが、以下のようであればとりあえず安全ではないかと言う医師もいます。
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・発熱
成人で一回300~600㎎(一日2回、最大1500㎎)
・生理痛、腰痛
一回300~600㎎(服用間隔4~6時間、一日最大4000㎎)、年齢、症状により適宜増減


(注意:以下の禁忌もお忘れなく)
アセトアミノフェンの禁忌
消化性潰瘍のある患者
重篤な血液の異常のある患者
重篤な肝障害のある患者
重篤な腎障害のある患者
重篤な心機能不全のある患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
アスピリン喘息


⑥まずは食事改善で自然治癒力UP

(私個人として)鎮痛剤もやむなしとはいえ、必ず三増五減(私の造語)などで栄養補充をしっかりし、いわゆる自然治癒力をUPしていることが条件です。
そもそも、免疫物質も胃壁、腸壁、胃粘液など全てタンパク質で作られますしね。

イメージで説明すると次のようになります。
・消炎鎮痛剤で炎症、痛みをこれ以上ひどくしない
・その間に自然治癒力でなおす
・そのために食事改善(三増五減が基礎)が最優先


三増五減については以下のリンクをご参照ください。

 

 


④最後に

畢竟、次のようになります。
・NSAIDs:ロキ〇ニン、ボル〇レン(ポ〇タール)、イン〇シン、アスピリン等はお勧めできない
・アセトアミノフェン:カロナール、コカール、アンヒバ等はギリギリ許容範囲
・鎮痛剤を飲むなら、先に日ごろから食事改善(三増五減が基礎)を実践


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以下はネットでとりあえず最安値のプロテインです。

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