今回のテーマは「百均(百円均一ショップ、百円ショップ)の商品を長持ちさせられるか」ですが、実はこれは気功の取り組みと関連してのことです。

(実はチャネリング、ヒーリングとも大きな関係があるけど、あまり気づかれませんね)


百均の商品と言えば、「安かろう、悪かろう」というイメージがあるかもしれません。


値段が安いだけあって、品質も良くなく、使い勝手が悪く、壊れやすいとか。


実際、高額商品と質や丈夫さを比べると、確かにそういうことがありますが、ここで問題にしているのは商品側のことではなく、我々「使用者側の商品への関わり方」です。


私は万年経済的に低空飛行ということもあって、百均商品によくお世話になっています。


一番買っているだろう商品は、五本指ソックスです。


靴下は登山用や運動用のちゃんとした値段のものは、実際、よく動いても擦り切れにくく、長持ちします。


ですが、百均の靴下も、私は相当な期間、使うことができます。


シャープペンなど文房具や、観葉植物の植木セットもです。


私の場合はやむを得ず長持ちさせているということもありますが、一般的には、「やっぱり百均の商品は壊れやすいなあ」という方が多いのではないでしょうか。


では、百均の商品を長持ちできる人と、そうでない人の差はどこにあるのでしょうか。



廉価な商品を長持ちできる人とそうでない人の差。


それはひとえに「毎瞬、毎瞬の丁寧さと持続」にかかっています。

 


一口に意識の差といってしまうと分かりにくいですが、

商品を丁寧に扱うことを、「瞬間ごと、いつも」+「何度も持続させる」

これが難しいです。


ほんの少しの間、丁寧に壊れないように、傷つかないようにすることは誰でもできるでしょう。


もちろん、高価なものでしたら、自然にそういう丁寧さを主体的に起こす人が多いです。


が、明らかに廉価(つまり粗末に扱う意識になりやすい商品)で、実際、丈夫とは言えない(壊れやすい商品)にたいしても丁寧さを発揮し、しかも長い期間、続けるというのが、なかなかしんどいのです。


「安ものだし、壊れたらまた買えばいいや」という気持ちになりやすく、扱いが荒っぽくなりやすいのですね。


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ではここで気功の話に戻ります。


気功の練習には「動功」というものがあります。


よくある大きなボールや大木を抱えた格好で静かに気を煉る(静功)だけでなく、色々な方向へ動かすものです。

(意拳では試力と言います)


その動功で、「丁寧さとその持続」が必須条件なのです。


例えば、静止状態の站椿から、両指の指先を前方へゆっくり進めたり、引き戻したりする動功(試力)があります。


それを雑に、さっさとやってしまっては、意識も氣も動きも連環も・・・何もかもが途切れ途切れになりがちです。


進めた後、引き戻す動きに転換する瞬間も、途切れがちです。


それを、一時も途切れることなく長時間持続させる必要があります。


更に、両腕だけの動きでやるのではなく、全身の動きを協調させて行います。


全身というのは、足指の最先端の皮膚や髪の毛の先も、です。

(もっと言えば、更にそれらの外・延長も、です。)


そうやって練功をしていると、ちゃんと「功夫」になるのですね。


これは、なかなか日常生活でやるのが難しいようです。


好きな練功をしているときは、「よし、落ち着いて丁寧にやろう!」という意識になりますが、練習が終わって日常生活に戻ると、すぐさま、モノの扱いが雑になってしまいます。

(↑日常生活が気功になっていないのです)


モノがすぐに壊れてしまうなら、無自覚に所作が粗暴・粗野になっている可能性が大きいと、戒めねばなりませんね。


過去記事もご参照ください。

「動」の瞑想として


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気功にしろ何にしろ、長い時間をかけて熟練したものは、ちょっとやそっとのことでは失われず、しっかりと身につきます。


「一日24時間の内、練習の数時間だけ、丁寧に練習する人」

と、

「いつ何時も落ち着いて冷静に油断なく所作を磨き上げている人」


どちらが実力UPするかは言うまでもありません。



過去記事もご参照ください。

練功は「一天一招」 李書文、拳児

中国語で中国武術の「練功」とは


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