夏バテになる仕組みと熱中症予防
連日の日本列島全域で猛暑続いていますよね
こうなると増えて来るのが熱中症、夏バテ
熱中症
については先日、こちらで記事を書きましたので今回は夏バテに関して書いてみたいと思います
夏バテ(夏ばて)って何で起きるのでしょうか?
人間の体は、日本の夏のように高温・多湿な状態におかれると、体温を一定に保とうとして、必要以上のエネルギーを消費し、かなりの負担を強いられます。
- 自律神経の不調
- 水分不足
- 胃腸の働きの悪化
の3つが大きな原因といわれています。
特に自律神経の不調は全てに絡む大きな要因になります
自律神経の失調
『エアコンでの温度設定は室温と外気の温度差を5度以内にし、適度の水分補給を心がけることが必要』と言われますが本当にそうでしょうか
以前は今ほど気温も上がっていなかったので『出来るだけエアコンの設定温度は控え目に』と言っていても差し障りありませんでした
が、最近は如何でしょう
実際に報道などで熱中症で倒れられている方の多くが『エアコン使わない・使いたくない』『設定温度は28℃以上』の方ばかり。
対処法を変える必要があります
自律神経乱す原因=脳の疲労≒睡眠障害
快適な睡眠
が必要です
(快適な睡眠を摂る為の方法は先日『夏の快適な睡眠を摂るには・・・』を①と②
で紹介しました)
水分不足
一日の必要な水分量ってご存知ですか
身体から失われる水分の代表例
尿 : 男性 約1,500mℓ、 女性 約1,200mℓ
(500~2,000mlの変動はあり)
汗 : 暑い時期は1~1.5ℓ/時間になる事もあり
不感蒸泄 : 650~1,150mℓ
※無意識に失われる水分(皮膚表面・気道など)
意外と多いですよね
単純に計算して・・・この時期必要な水分摂取量は2ℓ以上
意識的に水分摂取心がけましょう
胃腸の働きの悪化
①暑さにより体表(皮膚近辺)に熱がこもり、各内臓への血流が悪化
②前述した自律神経の失調により内臓そのものの機能低下
①の対処法は水分摂取・食事の際に冷たい物、炭酸飲料、アルコール等はなるべく避け温かいものを摂る様にしましょう
②の対処法:前述した様に睡眠の質を上げましょう
このように自律神経の失調と胃腸の働きの低下がどんどんお互いを悪化させていく関係に陥ってしまいます。
これが夏バテがひどくなる原因ともいえます。