門司港の丸型ポスト | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

馬明は博多駅から、特急ソニック11号に乗車、小倉駅で乗り換え、10時29分に門司港駅に着きました。

門司港駅には1914(大正3)年に設置された水飲み場があって、終戦後、苦労された復員者や引揚者が水を飲んで喉を潤したことから、「帰り水」と呼ばれた場所や、門司港レトロ地区駐車場横で展示されている九州電気軌道100形電車148号を撮りました。 
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この丸型ポスト(郵便差出箱1号)は、第二次世界大戦後の1949(昭和24)年からです。

丸型ポストは、北九州市の旧5市名でいえば、戸畑市を除く、門司市、小倉市、八幡市、若松市には、まだ残っているようです。

この丸型ポストは、北九州市や下関の海産物を販売する港ハウス(MINATO HOUSE)前にあった現役の郵便ポストです。




馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。


ブログ開設から、8月14日で8年212日を迎えました。ブログ開設10周年まで1年153日です。




福岡訪問記第12弾&郵便ポスト第36弾です。
『門司港の丸型ポスト』です。 
 



★港ハウス前の丸型ポスト★
★1 九州電気軌道100形電車★
港ハウス前で丸型ポストと出会う前に、西日本鉄道の前身九州電気軌道(九軌)九州電気軌道100形電車が門司港レトロ地区駐車場横で展示されていました。
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このワンマン(ボギー車)100形148号は、1940(昭和15)年11月に製造した長さ12.08メートル、幅2.28メートル、高さ4.02メートル、重量17.3トン、定員70人の仕様。
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保存車両は現在この1車両のみで、2010年3月末にここへ移設されました。 


★2 現役の丸型ポスト★
この直ぐ後に、門司港で初めての丸型ポストを、港ハウス前で出会いました。
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丸型ポストを、正面からご覧ください。
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この丸型ポストは、今も現役の郵便ポストで頑張っています。
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丸型ポストの下部をよく見ると、製造年と製造会社がわかります。 
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この丸型ポストの製造は、昭和29年の昭和製でした。 

この丸型ポストを真横からも、撮りました。 
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奥に見える赤煉瓦の建物↑は、旧門司税関庁舎↓です。
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丸型ポストのなかには、郵便物の取出し口が差入口の真下ではなく、小樽でみられたような左側タイプも希にあります。
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こちらの丸型ポストは、製造会社と製造年が別々の2段書きという珍しい事例でした。 


おわりに、門司港で丸型ポストを見た後で食事したのが、ここ国際友好記念図書館1階にある中華料理「大連あかしあ」でした。
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これがお得なランチ(税込980円)で、料理7品から酢豚と、エビとイカのチリソースを選びました。 
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国際友好記念図書館の入口には、北九州市と中国・大連市の友好都市締結15周年を記念して竣工した建物を記念して、
薄熙来が書いた「北九州市立国際友好記念図書館 大連市長 薄熙来」の看板があります。
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薄熙来は薄熙来事件で、2012年に党籍をはく奪・公職を追放され、2013年10月25日に無期懲役が確定。中国であれば、このような看板は撤去されているかもしれません。


※ 明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」は、「国際記念物遺跡会議」から5月4日、「登録が適当」と国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告されました。

福岡県は官営八幡製鐵所関係で、1899(明治32)年に八幡製鐵所旧本事務所、1900(明治33)年に修繕工場と旧鍛冶工場を建設、1910(明治43)年に遠賀川水源地ポンプ室の操業開始が登録申請されています。

ドイツのボンで開催中のユネスコの世界遺産委員会は7月5日、日本が推薦した「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県23施設)を世界文化遺産に登録することを決定しました。



皆様、『門司港界隈で散策』を楽しみませんか!?



福岡訪問記は、第1回明太子オムライスとNTT話電蓋、2回明治屋レリーフと旧門司市マンホール、3回国際友好記念図書館と桜、4回八幡製鐵のマンホールとトタン板の琺瑯看板、5回海鮮丼と量水器(処理水)、6回戸畑市マンホールと御馬橋、7回おポンプ様と松原水、8回戸畑市量水器と止水栓、9回福岡市の消火栓と送水口、10回九州電力のマンホール、11回小倉市のマンホールとオールドプレート ~送水口~があります。

郵便ポストシリーズは、第1回中国の郵便ポスト、2回赤い丸ポストに緑の丸ポスト、3回赤い丸ポストが居酒屋のオブジェに!、4回赤い丸ポストが水天宮でもオブジェに!、5回ソウルのコーヒープリンス1号店に赤い丸ポストが!、6回銀座並木通りに緑のポストと赤いポスト、7回川崎小学校の丸ポスト、8回元町商店街の濃紺ポスト!、9回座間の丸ポスト、10回横浜の丸ポスト、11回日本一丸ポスト!、12回丸ポストには桜がお似合い!、13回丸ポストには白い花が似合う!、14回小平の丸ポスト、15回力餅家の丸ポスト、16回横須賀の丸ポスト、17回可哀そうな丸ポスト、18回隠れた世田谷の丸ポスト、19回桜が似合う桜本中学校の丸ポスト、20回函館の丸ポスト、21回一世代前の丸形庇付ポストを玉ノ井で発見、22回中国・上海の丸ポスト、23回江の島にある復元した明治時代の郵便ポスト 、24回小金井の丸ポスト、25回江戸東京たてもの園の丸ポスト 、26回ブログ開設7周年 秦野市内の丸ポスト、27回ベトナムの郵便ポスト、28回小樽駅の丸ポスト、29回ロンドン 金の郵便ポスト、30回オックスフォードのWall Box型郵便ポスト、31回オックスフォードの郵便ポスト、32回横浜・鶴ヶ峰幼稚園の丸ポスト、33回お好み焼き居酒屋の丸ポストと琺瑯看板、34回郵トピア記念ポストとチーズオムレット、35回小樽の取出し口横向き丸型ポストがあります。

長崎訪問記は、第1回長崎の白ポスト、2回大崎神社の境界石、3回丸山公園の龍馬像と八重桜、4回醤油の琺瑯看板、5回旧グラバー住宅の花、6回長崎市水道の小蓋と猫、7回長崎市の花 あじさいのマンホール、8回津田式手押しポンプと長崎かんぼこ、9回カステラ元祖 松翁軒、10回長崎がボウリング日本の発祥地!、11回西部ガスと東邦ガスのガスプレート、12回長崎県庁本館と横濱ビルのオールドプレート ~送水口~があります。
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