北海道庁旧本庁舎のガス灯と札幌市道路元標 | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

赤れんがの愛称で広く道民から親しまれている北海道庁旧本庁舎の敷地に、ガス灯がありました。

このガス灯は、1888(明治21)年にアメリカ風ネオ・バロック様式で竣工した北海道庁旧本庁舎と同じ明治時代に作られたもののようです。

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北海道庁旧本庁舎正門前には、1928(昭和3)年に北海道及び札幌市の道路の起終点として、初めて設置し、1982(昭和57)年3月に再建した札幌市道路元標があります。

この札幌市道路元標は、現在は使われずモニュメントの役割として残っています。



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ブログの開設から、8月5日で8年203日を迎えました。ブログ開設10周年まで1年162日です。



これは札幌訪問記の第13弾です。
『北海道庁旧本庁舎のガス灯と札幌市道路元標』です。 


★1 北海道庁旧本庁舎★
北海道庁旧本庁舎は、フィルム時代には何度か撮影しましたが、ネガはありません。
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この北海道庁旧本庁舎は、道庁土木課・平井晴二郎が設計し、1888(明治21)年に竣工した国の重要文化財で、庁内では樺太関係資料館、北方領土館など啓蒙的展示を見学しました。 

北海道庁旧本庁舎を、通称「赤レンガ」と呼ばれて親しまれています。
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ここの煉瓦積みは、煉瓦の長手と小口を交互に積むフランス積みでした。


★2 北海道庁旧本庁舎のガス灯★
北海道庁旧本庁舎の正門を入ると、直ぐ左手に年代物のガス灯がありました。
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ガス灯の灯りは、1911(明治44)年7月12日に設立した北海道瓦斯のガスを点火したのでしょう。
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こちらのガス灯は、日本最初のガス工場跡地に建った、横浜市立本町小学校の正門前にあります。
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★3 札幌市道路元標★
今では使われていない札幌市道路元標が、北海道庁旧本庁舎の正門前にあります。
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この道路元標は、1928(昭和3)年に北海道及び札幌市の道路の起終点として、初めて設置し、1982(昭和57)年3月に再建したものです。
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この道路元標は使われず、今はモニュメントの役割として残っています。


新しい札幌舗装道路発祥の地碑が、北海道庁旧本庁舎正門前の北3条通りにあります。
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ガラスの下に見えるのは、木の舗装道路です。


終わりは、9月に大通公園で撮ったシュウメイギクをご覧ください。
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シュウメイギク(秋明菊)の花言葉は、「あせていく愛」「薄れゆく愛情」「忍耐」「多感なとき」



皆さん、『札幌で街の散策』を楽しみませんか?




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