北海道瓦斯のマンホール標識プレート | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

札幌で北海道瓦斯のマンホールの位置を、標識したプレートを電柱で見つけました。
この下にも、札幌市水道局の水道簡易仕切弁の場所を標示した見出標がありました。

札幌市の地上式消火栓では、道路から見て消火栓の左側から50cm以内に消火栓標識(ポール)の設置が義務付けられ、ここに消火弁の見出標が貼られています。
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これと同じように北海道瓦斯も電柱に、冬場に雪で埋もれたマンホールがどこにあるかを示す標識プレートが貼られていました。

このプレートは、4と打刻されていました。これは電柱の前方4メートルの歩道側にマンホールがあることを示したものです。



馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。

ブログの開設から、8月3日で8年201日を迎えました。ブログ開設10周年まで1年164日です。



これは札幌訪問記の第12弾&ガスプレート5弾です。
今回は『北海道瓦斯のマンホール標識プレート』です。 


★1 北海道瓦斯★
北海道瓦斯の沿革は、1911(明治44)年7月12日に公称資本金300万円で会社を設立しました。

・ 1912(大正1)年には北海道産の石炭を原料に製造した都市ガスを、札幌・小樽・函館へガス供給開始し、その当時のお客さま数は3,600件でした。

・ 2014年度のお客さま件数は家庭用が517千件、業務用が42千件の合計559千件でした。これは2010年度からの件数と比べると、ほぼ横ばい傾向でした。

・ 北海道瓦斯の供給区域は現在、札幌市小樽市函館市、千歳市、石狩市、北広島市、恵庭市、北斗市、北見市の9都市です。

・ はじめに、北海道瓦斯の新しい社章を紋章にしたマンホールをご覧ください。
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・ この社章のデザインは、二つから構成されています。
社章の下部は北を、上部はガスを点火した赤い炎をイメージしたデザインに思えます。

・ これは小樽で撮った北海道瓦斯の古い社章を、紋章にしたマンホールです。
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・ 北海道瓦斯のガスプレートでは、これと同じ社章が使われています。



★2 北海道瓦斯のマンホール標識プレート★
札幌市内でマンホールの蓋や地上式消火栓を探し回ったときに、北海道瓦斯のマンホール標識プレートを電柱で見つけました。
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この北海道瓦斯のガスプレートは、旧社章が使われているものの、今まで見たプレートとは異なるタイプでした。

北海道瓦斯のガスプレートをご覧ください。
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この紋章は五芒星で、その中に北海道瓦斯の”北”が記されていました。

北海道瓦斯のガスプレート2枚は、札幌では見つかっていないので、函館で撮った
プレートです。
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こちらのガスプレートは、軒先を茶色のペンキで塗られた無残な状態でした。

北海道瓦斯のマンホール標識プレートは、この電柱で見つかりました。
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水色矢印がマンホール標識プレート、黄緑色矢印が北海道瓦斯のマンホールです。

もう一度、マンホール標識プレートをご覧ください(再掲)。
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旧社章の下に4と打刻されています。青地の下部は、二段書きで文字が白抜きでわかりにくいですが、「低」と「バル」は読めますので、「低圧バルブ」でしょう。

これは4m前方に、先に黄緑色矢印で示した北海道瓦斯のマンホールがあります。
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北海道瓦斯のマンホールをご覧ください。
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この蓋の地紋は札幌市の模様↑で、先に紹介した蓋↓の方が古いタイプで模様も異なります(再掲)。
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こちらの蓋は、小樽で2枚しか見ていません。レアな蓋には間違いないです。

札幌市内には、函館で見たハンドホールもありました。
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昇降式マンホール、引込管遮断弁と陽刻され、面白いことに「ガ」は「カ」でした。

電柱には、北海道電力のマンホールの位置を示す標識が括り付けられていました。
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マンホールは左33.0mの場所にあります。

離れた場所にあるマンホールをご覧ください。
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これは送電のマンホールでした。電力会社特有の稲妻をデザインした社章です。


終わりは、前にも紹介しましたが9月に撮ったシュウメイギクをご覧ください。
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シュウメイギクの花言葉は、「あせていく愛」「薄れゆく愛情」「多感なとき」

街路樹の脇には、別名をイヌサフランと呼ぶコルチカムがきれいに咲いていました。
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コルチカムの花言葉は、「永遠」「華やかな美しさ」「幸福」「悔いなき青春」

※ 「マンホール標識プレート」の名称は、便宜的に付けた名前です。



皆さん、『札幌で街の散策』を楽しみませんか?




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