戸畑市マンホールと御馬橋 | 路上文化遺産と消火栓

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町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

馬明が門司港駅界隈で、歴史的建造物や桜の花を楽しんでから、3駅目に下車した戸畑駅から15分ほど歩いたパチンコ店の駐車場出入口側道路に、この戸畑市マンホールがありました。
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マンホールの紋章は戸畑市章で、地紋は、中央部にある紋章を太陽の中心と例えれば、ここから太陽光線が放射線状に燦々と輝いている様です。

旧5市の古い特色あるマンホールの蓋は、北九州市章や「いちいがし」の蓋と逐次交換されています。


馬明の路上文化遺産と投資のブログをご訪問くださいまして、大変ありがとうございます。


ブログ開設から、5月29日で8年135日を迎えました。ブログ開設10周年まで1年230日です。



これは福岡訪問記第6弾&マンホールウォーク234弾です。
今回は『戸畑市マンホールと御馬橋』です。 



★1 戸畑市のあゆみ★
戸畑市の変遷は、1889(明治22)年に戸畑村と中原村が合併し、誕生した戸畑村の村役場が戸畑消防団第一分団の場所にありました。
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1899(明治32)年6月10日の町制施行で戸畑町、1924(大正13)年9月1日の市制施行で「戸畑市」となりました。

戸畑市は1963(昭和38)年2月10日に、門司市、小倉市、八幡市及び若松市の5市が新設合併して北九州市が発足し、同年4月1日に政令指定都市へ昇格し、戸畑市域は戸畑区となりました。



★2 戸畑市マンホール★
戸畑区には、旧戸畑市内に当時のマンホールが残っています。

馬明が門司港駅界隈で、歴史的建造物や桜の花を楽しんでから、3駅目に下車した戸畑駅南口から15分ほど歩いたパチンコ店zoneの駐車場出入口の道路側に、ネットでは知られる戸畑市マンホールがあります。
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真上から見た戸畑市マンホールを、ご覧ください(再掲)。
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マンホールの地紋は、中央部にある紋章を太陽の中心と例えれば、ここから太陽光線が放射状に燦々と輝いている様です。

マンホールの大きさをご覧ください。
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マンホールの寸法はご覧のとおり、20cm竹製物差しと100円硬貨が小さく感じますが、前回紹介した八幡製鐵の蓋よりは小さ目です。

マンホールの中央部にある紋章は、戸畑市の「戸」をデザインしたものです。
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北九州市に合併した旧5市のマンホールは、北九州市のマンホールの蓋に逐次交換されています。

これから、北九州市のマンホールを2種類ご覧いただきます。

このマンホールの紋章は、北九州市の市章です。
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マンホールは内側8分割、外側16分割された蓋で、このタイプも数は少ないです。

こちらのデザインマンホールは、市内でよく見られます。
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デザインは、北九州市の木はブナ科の「いちいがし」です。

※ 市の花は、「つつじ」と、「ひまわり」です。
つつじの花言葉は、「節度」「慎み」。赤い花は、「恋の喜び」。白い花は、「初恋」
ひまわりの花言葉は、「あこがれ」「私はあなただけを見つめる」「光輝」「愛慕」



★3 御馬橋★
この御馬橋は、国道199号線沿い、戸畑市マンホールの手前にあります。
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親柱上の馬のブロンズ像で、この橋が由緒あることに、気が付きました。

左に「御馬橋の由来」、右が1972(昭和47)年に架け変えられる前までの親柱です。 
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御馬橋にまつわるお話によれば、鎌倉時代に、戸畑の牧山付近は牧場でした。

一頭の毛並みの良い母馬が売られ、それを悲しんだ子馬が向こう岸に母馬がいるのを見つけ、洞海湾に飛び込み、泳ぎ切って渡った子馬が母馬への深い情愛、

牧場で一緒になった母馬のもとで成長したこの馬が、源氏の武士の目にとまり、鎌倉に連れていかれることになり、

母馬や牧場との別れから、橋をなかなか渡ろうとせず、最後はこの馬が泣き泣き渡った橋、牧山産が名馬を産出することから、橋を「御馬橋」と名付けられたのが由来です。


馬のブロンズ像にちなみ、大井競馬場に置いてある1970年代の国民的アイドルホースのハイセイコー馬像をご覧ください。
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※ 明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」は、「国際記念物遺跡会議」から5月4日、「登録が適当」と国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告されました。

福岡県は官営八幡製鐵所関係で、1899(明治32)年に八幡製鐵所旧本事務所、1900(明治33)年に修繕工場と旧鍛冶工場を建設、1910(明治43)年に遠賀川水源地ポンプ室の操業開始が登録申請されています。



皆様、『北九州市内の散策』を楽しみませんか!?