江戸川上水町村組合の量水器を千住で発見 | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

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江戸川上水の量水器



これはマンホールウォークの第101弾です。


小蓋シリーズは、第1回横浜の瓦斯蓋、2回藤沢の制水弇、3回右書き制水弇、4回瓦斯中蓋、5回レアな阻水弇、6回右書き止水栓、7回目武蔵野の制水弇、8回板橋宿の荒玉止水栓、9回北区の荒玉水止栓、10回荒玉制水辨、11回中野に荒玉止水栓、12回横浜最古の仕切弁 、13回武蔵野の止水栓 、14回中華街の量水器 、15回阻水弇の発見、16回高円寺北の荒玉止水栓、17回阿佐谷南の荒玉止水栓、18回川崎市の止水栓、19回宮内省の制水弇、20回謎を秘めた桜小蓋、21回代々幡町水道制水弇 、22回代々幡町水道の制水弇、23回千駄ヶ谷町水道の止水栓、24回工水 排水弁と右書き量水器、25回玉川水道の止水栓、26回玉川水道の量水器、27回明瞭な玉川水道量水器、28回現役の玉川水道量水器、29回日本水道の止水栓、30回三軒茶屋に日本水道止水栓、31回大久保町水道の水止栓、32回横浜に明治・大正時代の量水器、33回横浜水道記章入り量水器、34回百人町1丁目に大久保町水道止水栓、35回、36回江戸川上水の止水栓、37回東京都コンクリート制水弁、38回東京都水道局WTB蓋、39回江戸川上水の量水器に、40回中野に荒玉水道量水器、41回赤羽に荒玉水道量水器、42回帝國海軍の蓋、43回甲止水栓、44回江戸川上水の水止栓、45回江戸川上水の水止栓2に続く、46回目が『江戸川上水の量水器2』です。


★1 江戸川上水町村組合★
江戸川上水町村組合は1920(大正9)年2月に工事の設計に着手、同年8月に設計を完了、1921(大正10)年11月28日に認可されました。

1922(大正11)年3月18日に工事実施設計及び一部工事変更の認可指令あり、同年4月9日に工事を着手しました。

江戸川上水町村組合は水源を江戸川右岸葛飾区内常磐線鉄橋下流地点に取水塔を設け取水し、金町浄水場通水浄化後の1926(大正15)年8月1日に南葛飾郡砂町・隅田・寺島・吾嬬・亀戸・大島・小松川の7町、南足立郡千住町、北豊島郡南千住・三河島・日暮里・尾久の4町、合計3郡12町へ給水を一部開始しました。

江戸川上水町村組合(「江戸川上水」と略)は1932(昭和7)年10月1日に東京市によって、2町村組合(江戸川上水、荒玉水道)経営及び8単独町営(澁谷町、目黒町、淀橋町、大久保町、戸塚町、代々幡町、井荻町、千駄ヶ谷町)の計10水道事業の一つとして併合経営されました。  

★2 江戸川上水の量水器★
江戸川上水の蓋は、路上文化遺産DB“江戸川上水町村組合”に登録されています。

このDBに登録された量水器は、荒川区西尾久1丁目・2丁目にあります。
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今回は初めて足立区千住5丁目で量水器を見つけました。
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量水器をご覧ください。 
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紋章をご覧ください。
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紋章も鮮明な状態でした。

量水器の寸法を、恒例の竹製物差しと100円硬貨でご覧ください。
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皆さん、『江戸川上水の蓋』を見ませんか?!