旧馬橋で荒玉水道泥吐室のマンホールを見っけ! | 路上文化遺産と消火栓

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町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

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荒玉水道泥吐室のマンホール!


旧馬橋で見つけた荒玉水道泥吐室のマンホールです。



荒玉水道の路上文化遺産は、マンホールウォークシリーズと、『荒玉水道町村組合』の記事を含めると、今までに14回報告をしています。

第1回板橋宿にある荒玉水道の止水栓 、2回荒玉水道町村組合の水止栓を北区西ヶ原で発見!、3回超レアな荒玉水道町村組合の制水辨を発見!、4回中野で荒玉水道町村組合の止水栓を2枚発見! 、5回荒玉水道の地上式消火栓を発見!、6回荒玉水道のマンホールを発見!、7回荒玉水道の消火栓の蓋を見っけ!、8回荒玉水道の止水栓を高円寺北3丁目で発見!、9回荒玉水道の止水栓を阿佐ヶ谷で発見!、10回荒玉水道複排気辨の蓋を見つけ!、11回沼袋で荒玉水道泥吐室のマンホールを発見!、12回桃園川緑道脇で荒玉水道泥吐室のマンホールを発見!、13回荒玉水道町村組合の量水器が中野に!、14回最初に赤羽で発見された荒玉水道町村組合の量水器に続き、15回目は『旧馬橋で荒玉水道泥吐室のマンホールを見っけ!』です。

こちらも併せてご覧くださいませ。
※ この他にも荒玉水道町村組合の止水栓、水止栓を給水区域内で発見しています。


★1 桃園川緑道★
桃園川は荻窪や天沼の湧き水を水源にした杉並区と中野区を流れる小河川でした。

桃園川は流域の宅地化に伴う洪水対策や、下水道幹線として、すべて暗渠化されて現在は桃園川緑道として整備されています。
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桃園川緑道には随所に絵タイルやオブジェが配置されています。
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このように桃園川緑道は四季の花に触れ、散歩など区民の憩いの場となっています。



★2 荒玉水道泥吐室のマンホール★
荒玉水道町村組合『泥吐室』の蓋は、マンホールウォーカーのバイブルである林丈二氏の著書“マンホールのふた 日本篇”(1995年12月10日初版第三刷)39ページに紹介されています。

荒玉水道泥吐室には、河川などの水道管埋設工事で発生した汚水や水垢を吐き出す維持管理用の泥吐弁が設置されています

桃園川緑道沿い荒玉水道泥吐室のマンホールは、1月2日に杉並区天沼1丁目で見つけました。

これより以前、昨年12月に見つけたのが、今回取り上げる旧馬橋にある荒玉水道泥吐室のマンホールです。

このマンホールが、2008年からブログに掲載されたのを知ったのは昨年でした。
しかし、昨年12月に1回目を探したときは場所を読み違えてわからず、同じ12月に2度目の探索でやっと見つかりました。
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あった場所は桃園川緑道の旧馬橋そばでした。

荒玉水道泥吐室のマンホールをご覧ください。
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この荒玉水道泥吐室マンホールは、沼袋で荒玉水道泥吐室のマンホールを発見!した蓋と同じように鮮明でした。
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拡大したマンホールの表記部分をご覧ください。
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荒玉水道泥吐室のマンホールは、右横書き旧字体で表記されていました。  

荒玉水道泥吐室の字体は難しく、“道”・“室”は単独では読めないかもしれません。


この荒玉水道泥吐室のマンホールは、荒玉水道町村組合が砧浄水場を造った昭和3年以降の設置でしょう。



皆さん、『荒玉水道泥吐室のマンホール』をご覧になりませんか?