北区十条にある高松市の越境蓋は有名 | 路上文化遺産と消火栓

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町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

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十条に香川県高松市からの越境蓋



これはマンホールウォークの第88弾です。




★1 越境蓋とは?★
越境蓋とは本来あるべき都市の蓋が設置されたものではなく、他都市から「仮置き」された蓋のことを指します。

この越境蓋として、神奈川県民には恥ずかしい事例が神奈川県本庁舎にある下水君の越境蓋です。
これは施工業者が東京都下水道局の手持ち鉄蓋を仮置きし、蓋を交換せずに結果的に残存したものでしょう。

馬明は一神奈川県民として、この越境蓋の返礼に、神奈川県のマンホールを東京都庁玄関前にプレゼントしましょう。

★2 十条駅開業70周年記念碑★
東京都北区の十条駅をご覧ください。
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十条駅は埼京線(正式には赤羽線)が通る小規模な駅です。

この十条駅を下車した右手側には、昭和55年11月1日に建立した十条駅開業70周年記念碑があります。
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この記念碑には、EF5870の車輪が使われていました。


★3 高松市の越境蓋★
北区十条には高松市からの越境蓋があります。

この越境蓋はマンホールウォーカーのバイブル“マンホールのふた 日本篇”の著者・林丈二氏が、路上観察学入門で執筆した“路上の正しい歩き方”165頁に、『北区の十条には四国の高松市の蓋があったりして、』と書かれた蓋です。
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この越境蓋は、埼京線踏切左手前の駐車場横の歩道にあります。
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真ん中にある紋章は高松の“高”をデザイン化したものです。


★4 埼玉県三芳町の越境蓋★
一方、こちらの越境蓋は十条駅踏切から10分ほどの場所にあります。
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埼玉県三芳町から越境した汚水蓋です。
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真ん中にある紋章は、三芳町の町章で“ミヨシ”をデザイン化したものです。
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皆さん、『十条にある高松市の越境蓋』をご覧になりませんか?!