大連で麒麟の銅像を発見! 大連・旅順・瀋陽の旅(15) | 路上文化遺産と消火栓

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町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

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馬明(まぁーみん)のブログへ、ようこそ!


今回は大連で麒麟の銅像を見つけたのを話題に取り上げました。

この遼寧省訪問シリーズは、第1回中国の水道水とミネラルウォーターは硬水か?、2回乃木将軍も食べた旅順の田舎料理、3回瀋陽で見た伝統ある結婚式の行列、4回瀋陽百盛(パークソン)、5回天津街のマンホール 、6回瀋陽・中山広場の歴史的建造物、7回瀋陽駅、8回北稜公園の路上書道、9回瀋陽故宮のマンホール、10回鞍山駅、11回撫順の石炭、12回中国の郵便ポスト、13回中国移動通信のマンホールと投資、14回チャイナ・ユニコムのマンホールを取り上げ、今回がシリーズの15回目です。


1 大連港
大連港は、中国の東北部、遼寧省を代表する港です。
この大連港は清の時代に大連を租借したロシア帝国が1899年から港を開発し、その後は日露戦争で租借地を引き継いだ日本が大連港を拡張させました。

最初の写真は1926年に竣工した旧満鉄の大連埠頭事務所です。
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この立派な建物はレンガ造り7階建てで建設当時は、大連で一番高い高層建築でした。
現在は大連港集団の建物です。大連港が管理しています。

この建物に入りました。階段の脇には江沢民が大連港への思いが記されていました。
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大切な記念碑の周りに清掃道具が雑然と置かれていたのは、残念でした。

他にも中国海運が大連港100周年をお祝いする大変立派な山水画がありました。
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中国海運は中国投資では馴染み深い中海発展中海コンテナの親会社です。

1階フロアの天井をご覧ください。
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大連港集団の歴史的建造物は、照明器具や柱も豪華な造りでした。

2 大連で見つけた麒麟の銅像
下の写真は屋上まで昇ったエレベーター内の照明です。
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照明にはこのように大連港集団と記され、組織の権威さが感じ取れました。

次の写真をご覧ください。屋上には麒麟の銅像が鎮座していました。
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いかがですか? この銅像は麒麟麦酒のラベルに似ています。

最後の写真は屋上から見た旧大連第二埠頭船客待合所の様子です。
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大連は霧でガスって視界が悪く、クレーンも鮮明には撮れませんでした。
ここは太平洋戦争後に多くの日本人が、苦難を経て引揚船で舞鶴港へ出港した埠頭でした。


みなさん、大連は日本と深い関わりがある都市です。機会がありましたら訪問されませんか?