中国の粗鋼生産量は世界で一番!(改訂版)  | 路上文化遺産と消火栓

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マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

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中国の産業振興の基盤をなす粗鋼生産量世界一位を話題として取り上げました。

鉄は国家なり
鉄は国家なりという言葉があります。 
明治時代、「産業の母」「国防の基」と呼ばれたのが鉄で鉄は日本の近代化を支えてきました。
明治時代は、鉄を制した国が近代国家として胸を張れる時代でしたので、時の政府は国家の威信を賭けて福岡県八幡村に1900年初頭に官営八幡製鐵所を建設しました。これが後の八幡製鐵となり現在の新日本製鐵です。

中国も同じように取り組み、当初の粗鋼生産量では消費量を十分に賄えず輸入に多く頼っていましたが、中国は2005年に入って「鉄鋼輸入国」から「輸出国」へと変貌しました。
しかし、この229万3300トンの輸出超過量は余剰の粗鋼生産量であり、高品質の鋼材類の多くは輸入に頼っています。

1 中国は粗鋼生産量で世界一
この図は日本経済新聞に掲載された2006年の世界での粗鋼生産量のデータを引用して作成したものです。
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この図に示すとおり、中国の粗鋼生産量は世界の33.8%を占め生産量は断トツで1996年から12年間連続して世界一です。

中国の粗鋼生産量は、
2003年 222百万トン、2004年 280百万トン、2005年 356百万トン、2006年 421百万トンと毎年着実に増加し、
2007年も489百万トンで世界第1位の生産量です。

2 中国の粗鋼生産会社は乱立
中国の粗鋼生産上位9社の生産量を図に示します。(改訂版)
イメージ 2

この図から宝鋼集団が第1位、第2位は唐山鋼鉄、第3位が鞍山鋼鉄でした。
ここに掲げた9社を合計した生産量は、中国全体のわずか27.7%にすぎません。
このように中国の粗鋼生産会社は乱立しています。
中国では粗鋼生産規模の拡大と生産性効率化するための統合と、外資との提携が盛んに行われています。
なお、中国株投資でお馴染みの馬鞍山鋼鉄は2007年3月12日付メタル・ブレチン誌よれば第7位に位置付けられています。


みなさん、中国の粗鋼生産銘柄である鞍鋼 (アンガンスチール)などへの投資については、どのようにお考えでしょう?

※ 株式投資は自己責任です。