ふらり一人旅 ~ 魅惑の東京、卒業旅行だけど主役そっちのけで遊びたい編⑰ ~ | つっちーの“ひとりでよがって”

つっちーの“ひとりでよがって”

つっちーがひとりでアレコレとよがってます。
よかったらあなたもよがってね。

では続きです。
地下鉄を乗り継ぎ、やがて六本木駅に到着したつちファミリー。
ここから目指す『森ビル』へはどう行けばよいのやら、とスマホで検索したところ、そもそも『森ビル』とは企業の名称であり、そのような名称のビルがあるわけではないようです。
嫁さんが森ビルと申しているのは『東京シティビュー』という展望台がある『六本木ヒルズ森タワー』、ここに間違いないでしょう。

「六本木駅1C出口から出て進むと、エスカレーターが3基あり・・・」という情報を発見しましたので、とりあえずエスカレーターを探したところ、ありました、やたらと長いのが3基。
何事にも控えめなわたくし、センターという目立つポジションは避けて左端を狙っていたのですが、娘が先にセンターに乗っちゃいました。
まー、娘ならセンターに抜擢されてもおかしくはないルックスですから、わたしはそんな娘を微力ながら陰で支えるつもりで後に従います。

長いエスカレーターを降りて地上に出ると、正面に森タワーらしき建物があったので、さっそく中に入りました。
時刻は17時半前、まだ外は明るく展望台で夜景を見るには早いため、タワーの中をぶらついていたところ3階にカフェを発見、ここで時間をつぶすことに。
嫁さんと娘は何かしら注文し、息子はここぞとばかりにニンテンドースイッチを取り出します。
わたしはスマホで日没時間を調べたところ、日の入りが18時少し前のようですので、18時過ぎに展望台に行くことになりました。

そうこうするうちに徐々に便意をもよおしてきたため、小便がしたいという息子と一緒にカフェを出てトイレに向かいます。
カフェに来る前に同じ3階にあるトイレを嫁さんが利用していたため、てっきり男子トイレもそこにあるものと思いきや、ここには女性用のみしかありませんでした。
早くこの世に生まれたがるウンコさんを、ちょっと待て、ちょっと待てと落ち着かせつつ、カフェの横にあるエスカレーターで4階に昇りあちこち探したところ、随分と奥まったところにようやく男性用を発見。

ふー、間に合ったわい、ウンコさん、ご誕生おめでとう。
祝福もつかの間、直後に下水道という名の三途の川を渡ってしまわれたウンコさんのことはさておき、小便を済ませた息子は個室にいるわたしに「ママたちのところに戻るね。」と声をかけ、一人で行ってしまいました。
スマホを持たぬ息子、もし嫁さん達がすでにカフェを離れているとしたら、迷子になってしまうおそれがあります。

ちょっと心配になったわたしはチャチャっとお尻を清め、息子の後を追います。
ところが、トイレに来た時に通った通路とは別の方向へ行ってしまったわたしのほうが迷子になりかけました。
こりゃいかん、と娘に電話をかけたところ、すでにカフェを出て息子も一緒に3階にある展望台の入口へ向かっているとのこと。
エスカレーターを見つけたので3階に降り早足で3人を探すものの、途中にあるショップに美人店員さんがいたため自然と速度が緩まり、なかなか合流できません。

すると、正面から3人がやってきました。
してみると、エスカレーターを降りてから向かった方向とは逆側に展望台入り口があるようです。
先ほどのショップの前を再び通ることになったため、嫁さんにバレないよう横目で美人さんを視界にとらえつつ、やがて展望台のチケットカウンターに到着。
職員の方に購入方法を教わりながらチケットを購入し、エレベーターで52階にある展望台へ向かいます。

あっという間に到着しエレベーターを降りたところ、そこには素晴らしき夜景が待ってくれていました。
ところが、この絶好の撮影スポットに、あのような残念な状況が待ち受けていようとは・・・。
続きは次回で。