ふらり一人旅 ~ 魅惑の東京、卒業旅行だけど主役そっちのけで遊びたい編⑯ ~ | つっちーの“ひとりでよがって”

つっちーの“ひとりでよがって”

つっちーがひとりでアレコレとよがってます。
よかったらあなたもよがってね。

さて、本堂に到着したつちファミリーは、入り口にある賽銭箱に小銭を投げ入れ、合掌して一礼します。
このお作法が正しいのかどうか、仏法のなんたるかをわきまえていないわたしにはわかりませんが、周囲の人々も大体同じようにされていたので、それにならいました。
本堂の中に入ると、たくさんの人がご本尊様に向かってお参りされていましたので、奥の方まではいかず、手前でお参りしてから外に出ます。

で、ごった返す人波の中を再び雷門方向に進んでいたところ、美味しそうな揚げまんじゅうのお店を発見したので、オヤツに購入しようと10種類ほどある中からどれにしようか悩んでいたところ、お店のおばちゃんが、なににするの、どれにするの、と「とっとと選べ」とでも言わんばかりにやたら急かします。
たしかに、長いこと店の前で突っ立っていると他の人に迷惑かもしれませんが、どれもこれも美味しそうなので、そりゃぁ悩みますよ。

まー、おばちゃん的には商売上の常套句に過ぎないのでしょうから、聞き流しつつじっくり選んだ結果、かぼちゃ味に決定しました。
おー、めっちゃ美味しい、おばちゃんの圧力に耐えて悩んだ甲斐があったというものだ。
食べながらゆっくりゆっくり進み、雷門手前でスカイツリー方面に曲がって商店街に入ります。
途中のスイーツ屋さんでまたもオヤツのお饅頭を購入し、次の目的地である六本木に向かうために鉄道駅を探したところ、『東武スカイツリーライン浅草駅』と表示された駅の入り口を見つけました。

さーて、ここから六本木には直接行けるのかしら、と先ほど購入したばかりのお饅頭をほおばりながらスマホで検索したところ、この駅から地下鉄も出ているようで、途中乗り換えで六本木まで行けるようです。
そうとわかれば、お饅頭を平らげいざ地下鉄ホームへ。
ところが、「地下鉄」にさえ乗ればいいと安易に考えていたのに、『銀座線』と『浅草線』の2種類あり、いったいどちらに乗ればいいのやら。

困ったときは嫁さんの出番、六本木に行くにはどうすればよいのか駅員さんに尋ねます。
「ここからあっちに行くと○○線の改札があるから、□番ホームから乗って△△駅で乗り換えれば、目をつぶっていても六本木に着きますよ。」的な明確な回答を期待していたのですが、なぜか話が通じない様子。
むむー、さては銀座線、浅草線だけでなく、『わたしに聞かれてもサッパリわかりま線』などという第三の路線が存在しているのではなかろうか。

吾輩の辞書から「餅は餅屋」ということわざを消去したくなる気持ちを抑えつつ、再びスマホで検索してみると、銀座線でも浅草線でも六本木には行けるようですので、とりあえず銀座線渋谷行きに乗車しました。
上野で日比谷線の中目黒行きに乗り換えると、ほどなく「次はアキハバラ、アキハバラです。」というアナウンスが流れました。
これを聞いて「もうすぐハバラかー。」と、なぜか「アキバ」ではなく「ハバラ」に脳内変換されたわたし。
これまで普通にアキバって言っていたのに、なぜハバラに・・・。

しかしですよ、「秋葉原」の前2文字を取ると「アキバ」、後2文字を取ると「ハバラ」と読める一方で、読み仮名との組み合わせで考えると「秋葉」は「アキハ」、「葉原」は「ハバラ」なわけで、アキバよりむしろハバラの方が適切なのではないでしょうか。
そうとわかれば、アキバ的アイドルグループにはそろそろ隠居していただき、これからは「HBR108」という、水滸伝をモチーフにした山賊系アイドルグループを売り出してみてはどうだろう?
とか思ったら、調べてみると「アキバ」と呼ばれるちゃんとした語源があるんですねー。
ハバラ一般化計画、断念。

続きは次回で。