動画でよがる ~ 年末年始、寝正月?いや、起き正月ですな、どちらかというと。編④ ~ | つっちーの“ひとりでよがって”

つっちーの“ひとりでよがって”

つっちーがひとりでアレコレとよがってます。
よかったらあなたもよがってね。

「ク~イズ、クイズ」「な~んのクイズ?」
「生き物クイズー!次の行動が見られる生き物って、なーに?」
・よちよち歩く、這いずる、よだれを垂らす、「アー」とか「ウー」とか言葉にならない声を発する
「はい、わかったー。答えは人間の赤ちゃん!」
「ブッブー!正解はー・・・ゾンビでしたー!」
「え、えーっ?ゾンビって、動いてるけど死体じゃん。生き物じゃないじゃん!こんなのインチキクイズじゃーん!!」

というわけで、第4回目の今回はゾンビ映画特集をお届けします。
最近のゾンビ映画は、というかけっこう前からですけど、やたらと運動能力が高いゾンビが多いため、オーソドックスなゾンビが恋しくなった今日この頃。
そこで、あらためてジョージ・A・ロメロ監督の作品に思いを巡らせていたところ、ゾンビの行動に人間の赤ちゃんとの共通点が多いという意外な事実を発見。

かわいい赤ちゃんとキモグロいゾンビを一緒にするなー!
というお叱りの声はごもっともですが、ゾンビだって元は人間です、赤ちゃんを見守るような温かい眼差しでゾンビちゃんを見つめてみてください、するとあら不思議、無性にハグしたくなってきませんか?
・・・なりませんね、さすがに。
ハグしたらパクっといかれちゃう可能性大ですし。

ところで、数年前からハマっている『ジュニア空想科学読本』シリーズ(著者:柳田理科雄)を図書館で借りてきては読んでいるのですが、その第7巻に「ゾンビが日本に現れ、1時間に一人のペースで人間を噛んでいったらどうなるか?」という話がございまして。
柳田先生が科学的に検証されるのですが、その結果の恐ろしさに驚愕してしまいました。
うひー、やっぱゾンビは実在しないに越したことはないですねー。

では、そろそろ映画世界のゾンビさん達を見ていきましょう。
グロさ及びネタバレに閲覧注意です。

○『ゾンビ・プレジデント』(台湾/プライムビデオ)
日本の国会に相当する、台湾の立法院。
年明けに行われた総選挙において、与党である民進党が過半数割れとなったことは記憶に新しいですが、本作はまさにその立法院を舞台としたゾンビ映画であります。
これは新しい設定だなー、過去には議場にブタの内臓がばらまかれ議員に投げつけられるなど、立法院はよく荒れるらしいけれど、議員さんたちがそろいもそろってゾンビになっちゃったら乱闘騒ぎどころじゃすまないぞ、一体どうするんだー!?
という本作における主要人物は以下の面々。
・ヒロイン・・・新型狂犬病ウイルスを発生させる疑いがある工場の建設に反対する議員。血の気が多く、マスコミのしつこい取材にキレて暴行を働き、辞職に追い込まれる。
・鼻血・・・ヒロインに密かな恋心を抱く、立法院の警備員。辞職したヒロインから、代わりに議員になるよう立候補を迫られ、見事当選。狂犬病ウイルスに免疫がある血液保有者。
・ヒロインのパパ・・・工場建設のあおりで家を追われ、立法院の用務員になり復讐のチャンスをうかがう。フニャチンらしく、おばちゃんとエッチしようとするも不発。
・おばちゃん・・・人事部の責任者で、ヘビースモーカー。ステージ4の肺がんを患っている。ヒロインパパとエッチしようとするも、フニャチンのせいで満足できず。
・代替警備員・・・鼻血の後輩で、議員となった鼻血の後任として警備員になるが、やる気がない。
・悪徳議員・・・工場建設推進派の議員。金に汚く身勝手。
以上の6名を中心に物語が動きますが、悪徳議員が自分一人で助かろうと他の5人を議場に置き去りにして逃げた後、残る4人を逃がすために自らが犠牲になろうとするパパ。
その決意を感じ取ったおばちゃんは、「(アソコはふにゃふにゃだけど)意思はカタいのね」と別れの言葉をかけ、4人は地下へ通じる扉から逃げます。
一方、先に逃げていた悪徳議員は、鼻血議員から抜き取った血を自分の身体に注入したところ、右腕が異様な変化を遂げ、4人に襲いかかります。
ここからRPG風の字幕付き格闘シーンに突入、4人は力を合わせ、死闘の末に議員を撃破。
しかし、ゾンビどもはすぐ近くに迫ってきており、今度はおばちゃんが自ら犠牲になり3人を逃がします。
立法院から脱出後、感染拡大を防ぐために起動されていた爆弾により、議場は大爆発。
後日、日常を取り戻した立法院では、再びパンデミックが訪れる日に備えて、鼻血が自分の血液を無償提供することを宣言するのでした。

○『サントVSゾンビ』(メキシコ/プライムビデオ)
覆面プロレスラー対ゾンビですと?
以前鑑賞した『ゾンビキング』もそうだけど、素肌露出率が高いうえに武器といえば己の肉体のみ、というレスラーがゾンビと戦うのはかなり危険だと思うんだけどなー。
まー、そういう設定なのだからとやかく言っても始まらない、さっそく観てみるか。
開始早々、結構な尺でプロレスシーンが流れますが、プロレスにまったく興味ないわたしにはこの時間がけっこう辛かった。
ようやくプロレスシーンが終わると、悪い奴がゾンビを使って悪事を働きはじめます。
ゾンビといってもいわゆるモンスターではなく、死んだ人間が秘術により生き返り操られているという、ブードゥー教本来の概念に近いものだったので拍子抜けしました。
とはいえ、銃で撃っても死なないし、とんでもないバカ力らしく、人間は一発殴られただけで気絶します。
いったいどうすりゃいいんだ、そうだ、チャンピオンならやっつけてくれるにちがいない、というわけでサントさんの出番。
本作のゾンビが相手であれば、噛みつかれようが引っかかれようがゾンビ化することはないので、そういう意味では対等な条件で戦えるということですなー。
しかし、3体のゾンビが相手となると思うような戦いができないようで、疲弊したところへ強烈な一撃を喰らって気絶したり、マスクをはがされそうになったりとピンチに陥る場面も。
それでも最後にはゾンビを操る悪者をやっつけ、見事に事件を解決しました。
そんなサントさん、別作品では吸血鬼女とやらともバトルを繰り広げているようです。
と思ったら、サントさんはエル・サントという実在のプロレスラーであり俳優でもある方、つまり本作で演じているのはご本人!
さらには狼女だの悪霊だの火星人だの、とんでもない相手とも対戦しているとのこと。
恐れ入りましたー!!

○『バイオハザードⅤ リトリビューション』(アメリカ/プライムビデオ)
映画版バイオは、第一作を姉と二人で映画館に観にいきました。
でも、ゲームにせよ漫画にせよ小説にせよ、原作を知っていると実写版にイマイチ興味をそそられないんですよね。
第一作が面白いと思わなかったこともあり、シリーズ化されてもゾンビ好きの血が騒ぎそうで騒がない、なのでⅡ以降は観ておりません。
しかしながら、本作には中国の女優、リー・ビンビンが出演していると聞いたので、プライムビデオで検索してみたら運よく無料配信されておりました、ラッキー。
開始直後、オープニングクレジットが流れる間のおよそ4分間、ひたすら逆転再生の映像が流れます。
この演出にどのような意図があったのかまったくわかりませんが、人の動きが逆転再生される様はかなり滑稽でした。
ビンビンはエイダ・ウォンという役名、そういえばゲーム版2にそのような中華系キャラが登場したなー。
そのビンビン、チャイナドレスから伸びる美脚や胸の谷間が超色っぽい。
彼女の出演作で最初に観たのは、2004年製作の『イノセントワールド 天下無賊』という映画で、やはり色気は抜群でした。
本作は2012年製作で39歳くらいですか。
アラフォーになっても全く衰えない美貌と色気を誇るとは、さすが一流女優ですなー。
そういえば、中島美嘉も映画版バイオにゾンビ役で出演したことがあると聞いていましたが、それが本作でした。
それにしても、ⅡからⅣまでを観ていないからか、話の内容が意味不明だった。
続編があるだろう的な終わり方でしたが、実際はどうなのか調べてみたところ、シリーズ最終作となる第6弾があるようですね。
一方、プレステの3まで及びゲームキューブの0、合計4作しかプレイしたことがないゲーム版は、その後もなかなか終わりが見えそうになかったが、現在の状況は?
うげっ、たくさんありすぎてわけわからんが、終わる気配は微塵も感じられませんなー。

以上、ゾンビ映画特集でした。
今年の年末年始特別編は残すところあと2回、次回より恒例の香港その他中華圏映画特集を二度にわたってお届けします。