動画でよがる ~ 年末年始、寝正月?いや、起き正月ですな、どちらかというと。編② ~ | つっちーの“ひとりでよがって”

つっちーの“ひとりでよがって”

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よかったらあなたもよがってね。

みなさん、こんにちは。
第2回目の今回は、4年ぶり2度目となるコメディ映画特集です。

4年前にも述べたのですが、コメディ映画は動画でよがるの定番ネタ、例えば中華圏映画やゾンビ映画やホラー映画などですが、これらがコメディであるという場合を除いて借りることはまずありません。
今回のラインナップにもレンタル作品は含まれておらず、昨年8月にテレビ放送されたコメディ映画をとりあえずDVDレコーダーのハードディスクに録画していたところ、ちょうどその頃からプライムビデオとネトフリを観賞可能となったことから眠ったままとなっておりました。

で、年末年始の特番録画用にハードディスクの空きを作るため整理をしていた際、その作品が残っていたためすぐさま鑑賞したところ、これがなかなか面白かった。
ならば年末年始特別編でコメディ映画特集を組もうではないか、と思いプライムビデオでさらに2本のコメディ映画を観賞したというわけです。

ところで、映画は「コメディ映画」と表現するのに漫画は「ギャグ漫画」であり、「コメディ漫画」という表現は聞かないなー、コメディとギャグって何が違うんだろう、という疑問についてちょいと調べてみました。
すると、大まかには「ストーリーを重視しているかどうか」で区分されるようです。
つまり、映画の場合はストーリーがあってその中で笑いに重点を置いているため「コメディ」であり、漫画の方は笑いがあってストーリーは二の次、ということだろうか。

でも、ギャグ漫画にもストーリー性のあるものは存在するよなー、きっと。
と思ったら、「コメディ漫画」という表現もギャグ漫画とは別に存在するようです。
代表的なものとして「ラブコメ」があげられていましたが、なるほど、「ラブコメディ」の略称だということに今更気づきました。

多少すっきりしたところで、映画の紹介へ移りましょう。
まずは前述のテレビ放送された作品からご紹介します。
コメディですので、ネタバレも豪快に笑い飛ばしてくだされ。

○『ミラクル・ニール!』(イギリス/テレビ放送)
なんでも思い通りになる力を知らぬうちに得た男が巻き起こすドタバタコメディ。
これまで数々の星を滅ぼしてきたという、宇宙人の代表者たちで構成された評議会。
地球から宇宙へ向けて打ち上げられた探査機を彼らが回収したことがきっかけで、地球人の無能さに呆れた彼らは地球を滅ぼすことを決定。
しかし、滅ぼすに値するかどうか一度だけチャンスを与えることになり、その判断材料として無作為に選んだ一人の地球人に全知全能の力を与え、その人間が力をどのように使うかで滅ぼすか否かの決断をすることに。
選ばれたのは中学校教師のニールだったが、力を得たことに気づいた彼はその力をろくなことに使わなかったため、いよいよ地球に滅亡の危機が訪れる・・・。
いやー、これはキツイっすねー。
わけもわからずに全能の力が手に入れば、そりゃぁわたしだって欲望のままに利用しちゃいますよ?
自分の行動が命運を握っているとは知らずに地球を滅亡に導いてしまうなんて、いくらなんでも責任が重すぎやしませんか?
幸いにもニールは最後に目が覚め、愛犬に対して使った力が功を奏して地球は救われましたが、力を授かったのがわたしだったら宇宙地図から地球が消滅する結果は目に見えていますなー。
でも「どう使うかが地球の存亡につながる」とわかっていて授かったとしたらどうだろうか?
うーん、やはり同じ結末しか見えない・・・。

○『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』(フランス・ベルギー/プライムビデオ)
本作は来年以降の年末年始特別編でヒーロー物特集をする際の候補の一つとしてゲオオンラインのカートに入れておいた映画ですが、たまたまプライムビデオで配信されていたため今回のコメディ映画特集で取り上げることにしました。
やったー、レンタル料が浮いたー。
それにしても、駄作臭ハンパないタイトルだなー。
バットマンにひっかけているのは間違いないだろうけど、「バッドマン」を英語に直すとおそらく「Badman」。
「Bad」の意味で思いつくのは「悪い」だけど、これだと「悪い男」ということになり、ヒーローではなくむしろヴィランではないか。
そこで他にどのような意味があるのか調べてみたところ、次のようなものがありました。
・荒れた、険悪な、粗悪な、偽物の、不十分な
などなど。
どれもこれもヒーローの名前としてはろくでもないが、一応ヒーロー映画ということから考えるに、妥当なのは「粗悪な」か「不十分な」というところかな。
すると、「史上最低の」って銘打っていることから「史上最低の粗悪な(不十分な)スーパーヒーロー」ってことになるが、そもそもそんなヤツをヒーローと呼んでいいものか・・・。
まー、どうせ駄作だし気にしてもしょうがないか。
という結論に至ったところでようやく鑑賞したのですが、予想に反して超面白かったです!
バットマンをモチーフにした映画を撮影中の主人公=バッドマン役が、ある日の撮影後にコスチュームを着用したまま小道具を積んだ車で事故を起こしてしまい、記憶喪失になったことがきかっけで自分が本物のヒーローだと思い込みます。
その後アレコレとドタバタを巻き起こしながらも、最終的には警察官である父が長年追いかけていた凶悪強盗犯を倒し逮捕に貢献するという、ホンモノのスーパーヒーローにも劣らぬ活躍をするのでした。
下ネタ・エロネタを含んだコメディシーンの連続の一方で、父や妹との家族愛や元カノとの関係など、上質なドラマが組み込まれており、ウルっとくる場面も。
観る前から駄作と決めつけて失礼しました!
でも、記憶喪失に伴う勘違いからとはいえ、絶滅危惧種の魚を全滅させたり、幼児を2階からプールに落としたり、やっぱ史上最低のヒーローというそしりを免れないでしょうなー。

○『三馬鹿ヒーローズ』(タイ/プライムビデオ)
収穫期を狙う盗賊から村を守るべく、三人の男が盗賊に対抗するための銃を求めて旅に出るお話。
「三馬鹿」とはいうものの、おバカ担当はほぼほぼ主人公ひとり。
さては、原題の意味とかけ離れた邦題、というパターンか?
そこで原題を検索してみたところ、「3Idiot Heroes」とあったのでグーグル翻訳で日本語に変換したところ、「3愚かな英雄」と出ました。
なにー、まんまじゃん!
と思ったけど、よく考えたらこれは英題では?
も一度検索、するとあるサイトでタイ語の原題が掲載されていましたので再度グーグル翻訳したところ、「スパイシーヒーロー」と邦訳されました。
うーん、イマイチ理解できないが、スパイスが効いたピリリと辛いタイ料理のように刺激的なヒーロー、ということだろうか。
とりあえずそのように解釈するとして、三人のピリ辛英雄が「蛇の森」という場所を通った際、主人公のズボンにヘビが侵入してきます。
下手に動くと噛まれる恐れがあるためじっとしていたところ、ヘビは股間まで到達。
状況が気になる仲間に対し「俺のヘビ(イチモツのこと)とご対面」などと冷静に実況報告しつつ耐えていたところ、なぜかヘビは気絶してしまいました。
仲間の一人が「ニオイにやられたんだろ」と言いますが、それが事実ならば、極力清潔にしておくべき部分なので今後はきちんと洗っていただきたい。
まー、彼にすればそのおかげで命の危機を脱したわけですから不潔万歳なのかもしれませんが、それはともかく、その後も悪霊騒動や毒キノコ騒動、三ピリ辛の勘違いから窮地に陥った別嬪さんの救出劇などのドタバタが繰り広げられます。
結局、銃はおろか役立ちそうな武器を何一つ入手できなかったものの、いろいろあってなんとか盗賊たちを撃退、三人のうち一人は別嬪さんと、もう一人は主人公の妹と結ばれます。
主人公はというと、悪霊騒動のときから悪霊憑きの女性に付きまとわれていたのですが、その女性から誘われベッドインするシーンで物語は終了。
ヘビを気絶させるほどの悪臭を放つイチモツだけど、エッチに支障はなかったのだろうか・・・。

以上、国際色豊かなコメディ映画特集でした。
次回は、実在の人物を描いた映画特集をお届けします。