動画でよがる ~ 年末年始、寝正月?いや、起き正月ですな、どちらかというと。編① ~ | つっちーの“ひとりでよがって”

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つっちーがひとりでアレコレとよがってます。
よかったらあなたもよがってね。

「❝動画でよがる❞は秋の特別編がつい最近終わったばかりだけど、やっぱ年明けの実施が一番しっくりくるよね。」(コアなつっちーファン、T氏の談。)

ということで、秋の特別編終了からわずか一か月のインターバルでお届けすることになりました、動画でよがる年末年始特別編のお時間です。
ヒーヒー言いながら秋の特別編を書き上げたばかりなのに、また地獄の執筆活動が始まるのか、と少しばかりげんなりしましたが、T氏のように楽しみにしてくださっている方もいらっしゃることですから、ここは極秘に入手した『綾瀬はるか卓上カレンダー2024』(日本生命様作成。)で気合を入れるぞー。
よっしゃー、めっちゃ気合入ったーーっ!!

「T氏なんて人、ホントは存在しなさそうだよねー。」とか「Tって「つっちー」の頭文字なんじゃないの?」などといぶかしむ方もいらっしゃるかもしれませんが、アレコレ詮索するのは悪趣味というものです。
そんな細かいことよりも、むしろ気になるのはタイトルにある「寝正月」の意味。
調べてみたところ、「お正月にどこにも出かけず家でゆっくり過ごす」ということのようです。
えっ、そうなのかー、てっきり文字通り「ひたすら寝てばかりで何もしない正月」という意味だと思っておりました。

「寝る」の対義語が「起きる」だから、という単純思考でタイトルに「起き正月」などという造語を使ってしまいましたが、要するに今回の年末年始は「夜中2時過ぎまで映画鑑賞 → 就寝 → 6時~6時半起床 → 次の映画鑑賞開始」という具合に、睡眠時間を削りに削って映画観賞に勤しんだ、ということが言いたかったわけです。
そのツケで身体に不調をきたすのではないかと心配ですが、今のところは特に問題なし。
むしろ、12月半ば頃に頭痛、眼痛、腰痛、左足付け根の痛み、左膝の痛み、口内炎4か所、さらにはイボ痔までが一度にドバーっと発症するという異常事態を経験しました。

な、なんだこれは、さてはこれまでわたしの愚行を大目に見てくださっていた最高神様が、ついに堪忍袋の緒を切らせて健康の神様に「あの愚か者に罰を与えてきなさい。」などと指令を出されたのではあるまいか。
特に足の付け根と膝の痛みは歩くのも辛いほどで、病院嫌いのわたしが病院受診のための休暇を申請しようと真剣に考えたくらい。
幸い、2~3日で痛みが和らいできたので病院には行かずにいたのですが、口内炎がなかなか治らず飲食が大変でした。

そんなこんなで年末年始の映画観賞も危ぶまれたのですが、めでたく年末年始特別編の実施に至りました。
ではそろそろまいりましょう。
第一回目は、戦うヒロイン映画特集です。
悪者たちをバッタバタとなぎ倒す強い女子達の暴れぷっりをネタバレとともにご覧ください。

○『デンジャラス・ベイビーズ』(中国/プライムビデオ)
中国の体育大学に通う二人のヒロインは、普段なにかといがみ合ってばかり。
所属する格闘技部の研修でタイに行くことになりますが、ケンカする二人に対し女性コーチは条件として仲直りすることを要求。
どうしても研修に行きたい二人は表面上だけ仲直り、無事にタイ行きを許可されますが、研修先でコーチが臓器密売組織にさらわれてしまいます。
コーチを助けるべく、ヒロインの一方に惚れた現地男子も加わって組織に殴り込んでぶっ潰し、無事にコーチを救い出しました。
タフな経験を通じて絆を深めたと思われた二人でしたが、中国へ戻るとさっそくケンカ、それをコーチに見つかってしまい来年の研修には連れて行かないと宣告され、慌てて仲を取り繕うのでした。
というお話ですが、胸チラ生脚のオンパレードで肝心の格闘シーンに集中できないのなんの。
よって、ヒロイン二人の格闘レベル云々については言及できる状況にありません。
ストーリーについても特別面白くはなく、ヒロインの一人がおバカすぎてもう一人の足を引っ張りまくるのでイライラするばかり。
「楽しめた?全然ダメ?ならばオマケ映像を楽しんで。」というセリフの直後にエンドロールに突入しますが、面白くないという自覚があることには感心したものの、そのオマケ映像もまったく面白くないという・・・。
まーでも、ヒロインだけでなくコーチもお色気度高めなので、それなりに楽しく観させていただきました。

○『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』(アメリカ/プライムビデオ)
春麗はわたしが初代ストⅡで最も多く使用したキャラクター。
チャイナドレスから伸びる脚線美が魅力的な美形中国人格闘家、という認識でほぼ間違ってはいないと思うのですよ。
ところが、本作の主人公はなぜか西洋人女性でチャイナドレスの着用も一切なし!?
タイトルの表記が「春麗」ではなく「チュンリー」なのが気になってはいたのですが、そういうことか。
ぐぬー、これにて早々に記事を終了させていただきたいくらいですが、ついでなので色々言わせていただきますと、まずラスボスであるベガはスーツを着こなしたマフィアで、原作の軍人風な見た目とは大違い。
チュンリーが西洋人という時点で外見をツッコむのは無意味なのでそれは良しとしても、サイコパワーはおろか必殺技も一切なく、攻撃手段はパンチキック、あとはせいぜい投げるくらい。
また、四天王の一人でストⅡでも随一の美貌を誇るバルログがちっとも美しくなく、チュンリーとのバトル中にマスクがはがれた際、「マスクをつけるわけね、その顔なら隠したくなる。」などと痛烈にディスられる始末。
しかも、ベガが秘密兵器的にチュンリーにぶつけたにもかかわらず、あっさり負けたうえに鎖で吊るされ放置されるという大失態。
さらなる謎として、四天王のうちサガットただ一人が登場しません。
彼はタイ出身でムエタイの使い手であり、物語の舞台はバンコクですよ?
アレコレ設定変更するなら、むしろ彼をラスボスにしてもいいくらいだと思うのですが・・・。
チュンリーもチュンリーで、格ゲー初心者の救いである百裂キックを未習得なのは百歩譲ってよしとしても、冒頭でスピニングバードキックを習得しそうな演出があったので期待していたら、地面に手をついたまま回転キックを繰り出したのがそれ?
いやいや、宙に浮いてくださいよ、ワイヤーアクションとかあるでしょうに。
このように初代ストⅡにおける必殺技が再現されていないにも関わらず、ベガ戦ではCGによる気功拳を繰り出し撃破します。
さらにトドメのトドメに、ベガの娘の目の前で息の根を止めるという残虐非道ぶり。
チュンリーのパパも目の前でベガに殺されたから、その仕返しというわけかもしれないけれど、まったく理解できませんでした。
ストーリーも面白みがなく、たとえストⅡの実写版という前提で観なくても、なんら魅力を感じなかったことでしょう。

○『ナックルガール』(日本・韓国/プライムビデオ)
本作は韓国で大人気のウェブコミックが元ネタらしく、昨年11月からプライムビデオで独占配信されております。
主演は『犬鳴村』以来気になっていた三吉彩花で、その他の出演作といえばジェイ・チョウのPV『說好不哭』しか観たことがないので、本作が配信されるとことを知って非常に楽しみにしていましたが、役柄が役柄とはいえ、めっちゃ気合入ったシーンが多くて驚きました。
タイヤ2個を背負って腕立て伏せとか、片手腕立て伏せとか、片手懸垂とか、貧弱男子なわたしには到底真似できません。
また、謎のクラブで大男に暴行されるシーンでは、グラス数個が置かれているテーブルに叩きつけられますが、並みの俳優ならスタントを使ってもおかしくないのではないだろうか。
役者魂がビンビンと伝わってきました。
そんな彼女が演じるのは、以前は手が付けられないほどのヤンキーだったけれど、現在は将来を有望視されるボクサー。
愛する妹がある日突然自殺したと警察から聞かされるが、どうしても信じられない彼女が妹の荷物を整理している際に見つけた手掛かりから、やがて地下格闘組織との戦いに挑むことになる、というもの。
三吉彩花のアクションレベルが期待以上だったこともあって全体的には面白かったけれど、元カレが首を切られて大量出血した後、すぐに搬送されなかったにもかかわらず一命をとりとめていたこととか、伊藤英明演じるラスボスの最後があっけなさすぎたこととか、気になるところは多々あった。
中でもどうしても納得いかなかったのは、妹が特殊な血液の保有者であることをなぜ悪者どもが知ったのか、ということ。
妹自身が犯罪組織につながるような人づきあいがあったというならばともかく、自分のことよりお姉ちゃんのことを心配するような気の優しい女子高生が一体なぜ?
どこか説明があったのを聞き逃したのだろうか?
ま、そこらへんは配信終了するまでに再鑑賞して確認するとして、本作で三吉彩花にますます興味を惹かれましたので、今後は彼女が出演する他作品も要チェックですな。
もしかしたら来年の年末年始特別編で三吉彩花特集があるかも?

以上、戦うヒロイン映画特集でした。
次回は、久々の登場、コメディ映画特集をお届けします。