古来より最も多い犯罪のひとつに空き巣がある。言うまでもなく不在時を狙って忍び込む手口だ。方や、防犯対策も日々進化。最近は不在時であれ在宅を装って灯りを点けたままにする家庭が多い。だが敵もさる者。こうした偽装などいとも簡単に見破ってしまうらしい。ポストに溜まった配達物だけではない。ガスや水道、電力メータの動きなどからも分かってしまうようだ。


❋(総じて減っているようには見えるものの・・)

 こうした“コソ泥”も今は昔、最近では益々凶悪化する傾向にある。在宅を承知の上で押し入ってくることだ。いや『在宅を狙って』というべきか。脅せば金品の在処を聞き出せるだけに空き巣より効率がいいのだろう。その間、僅か数分の蛮行というから驚く。正に疾風の如くである。

 とりわけ夏場は危険だ。どこの家庭も冷房を効かしているわけではない。玄関はロックするが、それ以外は開けたままで過ごす網戸派もまだ多い。旋錠してあってさえ壊して侵入するのに、これでは「どうぞお入り下さい」といっているようなものだ。不在は危ない。在宅を装っても危ない。家にいるならもっと危ない。実に困った世の中になったものである。ならばどうすれば良いのやら。

 〈外国人犯罪(検挙数)の推移〉
(画像はネットから借用)

❋(犯罪率の高いのは、外国人より日本人であり、それも圧倒的に高齢者であることが分かる)

 誰もが思う。犯罪の影に『外国人あり』と。だがそんなこともない。犯罪者の圧倒的多数は高齢者であり、そして中高年、青少年と続く。膨らむ入国者に比例して外国人犯罪も増えてはいるが、それでも我々日本人の平均より遥かに健全なのだ。何より外国人が多数居住する方が日本人だけの地域よりも犯罪率が低いといった摩訶不思議な実態。これが何を物語るだろうか。

 現在、人口の急減もあって全国の至る所が廃屋銀座の様相にある。郡部だけではない。大都会であれ置かれた状況は変わらない。犯罪に遭ったところで誰も気付いてくれないのだ。その点、外国人の多い地域は違う。その視線が抑止になるのだろう。外国人同士のイザコザはあるにせよ、こと日本人に関しては犯罪に遭遇する確率が低くなる傾向にあるとか。人種云々ではない。防犯上、最も効果があるのは、やはり『人の目』なのかも知れない。あくまで『盗っ人』に関してであるが・・。

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【抜き足、差し足、忍び足】



(義賊カタツムリ)

「お主、それって目立ち過ぎでないかね」

「オイラも鼠小僧次郎吉のように輝きたいもんで」

「┐⁠(⁠´⁠ー⁠`⁠)⁠┌ ダメだコリャ😩」