立春を前にしてまた大雪に苛まれる日本列島。東北や日本海側の一部では3メートルを超えた。まだ、関東地方(の平野部)は少ないとはいえ、どうなることやら。2014年(平成26年豪雪)には東京都心でも記録的な積雪を観測している。2月は関東地方に最も雪をもたらす季節でもある。この先には、一体、何が待ち受けるのだろうか。
心配なのは雪だけではない。もうひとつある。地震も多い。とちらが先かはともかく大きな地震に見舞われているのだ。
《先ずは下記を御覧頂きたい》
☆〈降雪年月/豪雪被害の通称〉
★〈大地震の発生年月〉
《《《《《》》》》》
☆1963年1月/三八豪雪
★1963年10月、択捉島沖地震、M8.1
★1964年6月、新潟地震、M7.6
(新潟県で液状化被害大、死者26名)
☆1973年11月~1974年3月/四八豪雪
★1973年6月、根室半島沖地震、M7.8
★1974年5月、伊豆半島沖地震、M6.9
(伊豆半島で被害甚大、死者30名)
☆1976年12月~1977年2月/五二豪雪
★1978年1月、伊豆大島近海地震、M7.0
(伊豆大島、横浜で震度5、死者25名)
★1978年3月、東海道南方沖地震、M7.2
☆1980年12月~1981年3月/五八豪雪
★1980年6月、伊豆東方沖群発、最大M6.9
★1980年9月、千葉県北西部地震、M6.1
(広範囲で震度4、死者2名)
☆1983年12月~1984年3月/五九豪雪
★1983年5月、日本海中部地震、M7.7
(日本海に大津波、死者104名)
★1983年6月、青森西方沖地震、M7.1
★1983年8月、山梨県東部地震、M6.0
☆1985年12月~1986年2月/六一豪雪
《該当なし》
☆2005年12月~2006年2月/平成十八年豪雪
★2006年4月、伊豆半島東方沖地震、M5.8
(伊豆半島各地で被害多数)
※参考《直前には‥》
★2004年10月、新潟中越地震、M6.8
(最大震度7、新幹線脱線、死者68名)
★2005年3月、福岡県西方沖地震、M7.0
(福岡で震度6弱、死者1名)
★2005年7月、千葉県北西部地震、M6.0
★2005年8月、宮城県沖地震、M7.1
★2005年11月、三陸沖地震、M7.0
☆2010年12月~2011年1月/平成二三年豪雪
★2011年3月、三陸沖地震、M7.3
★2011年3月、東日本大震災、M9.0
(6年前の巨大地震/以下省略)
このように大地震は豪雪の年に限って多い。例外は、1985から86年にかけての六一豪雪と、阪神淡路大震災が豪雪年代ではなかったことくらいだろうか。しかも伊豆地方(諸島含む)の鳴動と深く関わっているようにもみえる。
遠方や小規模な地震は除外ながら、伊豆方面では、各年次(豪雪と大地震の年代)にも群発を含む発生が見られる。東日本大震災の前年、2010年には伊豆諸島南方の小笠原近海でM7クラスの地震が頻発していた。
過去記事と重複するので詳細は控えるものの、このところ伊豆地方(諸島含む)を震源とする地震が極めて少ない。日本列島屈指の多発地帯にあって半年近く途絶えることさえ珍しくない。あっても単発か小さなものばかりなのだ。
戻って、2014年(平成26年豪雪)には関東地方で記録的な積雪を観測したが、この年も福島沖や長野北部を震源に規模の大きな地震(M7前後)があった。そして翌年、小笠原西方沖地震(M8)を経て熊本地震に至っている。今年だって例外ではない。つい先日(1月26)には伊豆諸島の海底火山 (明神礁・ベヨネース列岩)に噴火警報(周辺海域)が発令されたばかりだ。また、伊豆・小笠原方面(富士火山帯)の動き始めが、次なる鳴動の起点にならねばよいが。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
《余談》
【値上げ、値上げ、値上げ・・】の季節
このところの物価高が凄まじい。エネルギーに食料、雑貨と、とどまるところを知らない。元凶は、コロナであり、とりわけロシアのウクライナ侵攻にある。電気代だけでも月10万円超の家庭が続出しているという。上がる物価に下がるばかりの生活水準。今や『不足する人材は外国から』は昔話。危機的な少子高齢化にあって外国人就労に期待する前に日本人が海外へ出稼ぎに行く時代になってしまった。これで、この国は本当に大丈夫なのだろうか。
《参考/過去記事》
不思議なのは、それでも不平不満が少ないことだ。欧米のようなデモすらない。国民の沈着冷静さは健全な社会の証とはいえ、それだけではあるまい。もしや諦めてしまっているのではなかろうか。しかも、こうした状況にあってさえ、ただ単に『ウクライナ支援』『ロシア制裁』一辺倒で、「プーチンとの首脳会談」を進言する者さえ誰一人としていない。ウクライナ支援の傍ら、ロシアとの仲裁にも積極的な各国首脳を見るにつけ、この国の政治には期待していないということか。このままなら日本は確実に消滅してしまう。情けない話ではあるが。
👹👹👹👹👹👹👹
《おまけ》
【👹ケーキと恵方巻】
〈鬼はつらいよ〉
「鬼は外、な〜んつって、オイラまで食うんかいな」
「トホホ!!」