へさいせん ほにまるしふし
  つけししし けつしふしるま にほんせいさへ

(弁財船 帆に丸十字 付けし慈氏 結集知る間 日本星楂へ)

解説

弁財船(べざいせん)は「和船の一。江戸時代,海運の隆盛に対応して全国的に活躍し,俗に千石船と呼ばれた典型的和船。船首形状や垣立(カキタツ)に特徴があり,一本マストに横帆一枚ながら帆走性能・経済性にすぐれた。菱垣(ヒガキ)廻船・樽(タル)廻船・北前船などもすべてこの形式を用いた。べざいぶね。べんざいせん。」、慈氏(じし)は「弥勒の異名。慈氏菩薩。慈氏尊。」、結集(けっしゅう/けっしふ)は「ばらばらになっているものがまとまって一つになること。また,集めて一つにすること。」、星楂(せいさ)は「(‘楂’は、いかだの意。漢の張騫がいかだに乗って、牽牛・織女の酒宴に赴いたという故事から)星使、すなわち君主または政府から派遣される使者の乗る船。世界を周遊する船。」の意味です。

余談

この歌は、下記記事を読んで、それをモチーフに書いた歌です。

『「故郷喪失者」 〔ルドルフ・シュタイナー〕』(「瑞霊に倣いて」さん)


雑感

ミロクの世の到来を言祝ぐ歌です。

上の記事を読んでいたら、変なイメージが湧いて来たので、それを取っ掛かりにして、歌を書いてみた、というものです。

そのイメージとは、〇十字が描かれたでっかい帆がある船が、海の彼方からやって来るというもの。

その船は、篳篥とか太鼓の音とか聞こえてきそうな勢いで、賑やかな雰囲気なのだが、おそらく七福神が乗っているっぽいのだが、ちょっと(自分に徳が足らないからなのか、なんなのかよくわからないけれど)姿が見えなくて、何やら気配だけは感じられる、といった感じ。

それで、なんとなしにウキウキした気分になって来て、ふともう一度船の方を見ると、今度はその船がすごい勢いで膨らみ始めて、気付いたら日本列島になっていた、という、全く意味がわからんイメージが湧いて来たけど、う~ん、なんなんやろ、このイメージ……。(汗)

下記参照。

『七夕の起源・中国での起源』(「星の神殿」さん)


『新型肺炎は地獄の釜の蓋開けで神のお試しか?。末の世から【松の世】に向かう【にがよもぎ?】』(「人に内在する良心神(神言会)」さん)