☆中毒(yasu)① | 大人eighter&ARMY♡観察、たまに妄想日記

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ヤス担大人eighterが
BTSの肩幅広めな長男くんに心奪われ、2021年ARMYデビュー。


いいじゃないか?
eighterでARMY♡

前に章ちゃん妄想話もあるので覗きに来て下さると嬉しいです。

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私はごく普通の人である。

仕事と家の往復、日々のやる事の多さに

クタクタになる毎日を過ごしていた。

そんな私の楽しみ?趣味?癒し?

それが「彼」だった。

 

 

その「彼」はアイドル。

テレビでその姿を見ていると

私の溜まった疲れ、ストレスは減っていくのだ。

リアルに会えるのはコンサートだけ。

視線があっただけで、日々の疲れも飛ぶし、

また次があるまでの間、頑張れる、私にとっての「元気玉」

「彼」はそんな存在だった。

あの時までは・・・





 

 

 

 

 

 

 

ここは「彼」らのホームタウン。

ダメ元で申し込んだチケットが当選をし、私はその地に足を踏み入れた。

 

 

ホテルは普段頑張ってる自分へのご褒美にと

ちょっと値段のお高めなところをツアーが決まった時から

予約をしておいたのだ。

 

 

高層のホテルで、泊まる部屋は上の方ではなかったけれど

窓から見える景色は綺麗だった。

1人で眠るには大きくて

ふかふかなベッドと品の良い家具が

置いてある、いい部屋だった。


 

 

会場に足を運ぶと、知った顔がちらほらいる。

ファンを超えた友人と呼べる仲間と

「彼」らの話をし、盛り上がるのは若い子達と

なんら変わらない姿なんだろう。

 

 

コンサートが終り、仲間たちと

食事をしながらしゃべり倒し、みんなそれぞれに帰っていった。

私は1人、ホテルへ帰る。

もう少し飲みたかった私は最上階にあるBARに行くことにした。

普段やらない事をしてみたかったのも、正直、あった。

 

 

扉を開けるとそこは間接照明と

キャンドルのみの薄暗い、大人な空間だった。

 

 

カウンターの空いてる席に腰を掛けると

バーテンダーさんが微笑みながらこちらへ向かってきた。

私はビールをお願いした。

 

 

カウンターから見える夜景を見ながら

お酒を楽しむ、自分には似合わない大人なことを

楽しんでいると、カランカランと扉の開く音がし、

しばらくして足音が聞こえて来て、席はたくさん空いているだろうに

その足音は私のそばで止まった。

 

 

?「お隣、空いてます?」

 

その声に聞き覚えがありすぎて

その主を見ると、その男性は

緩いパーマを後ろに束ね、一見強面。

そしてピアスじゃらじゃらで

サングラスをかけた人。

見た事がある、っていうか、ずっと見てきた

その「彼」だった。

 

 

「え?あ、ここ・・ですか?」

 

 

?「はい♪、そこ♪」

 

 

あたふたしている私をよそに

「彼」は私の隣の席へ座ると、

「彼」もまたビールを注文し、そして私に微笑んで見せた。

 

 

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