☆ドSな彼氏(yasu)上 | 大人eighter&ARMY♡観察、たまに妄想日記

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ヤス担大人eighterが
BTSの肩幅広めな長男くんに心奪われ、2021年ARMYデビュー。


いいじゃないか?
eighterでARMY♡

前に章ちゃん妄想話もあるので覗きに来て下さると嬉しいです。

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仕事終わり、いつもは外で待ち合わせなんて

しない章ちゃんが私の会社の近くのカフェにいるからと

私を呼び出した。

 

 

慌てて駆けて行くと、

スマホを見ながら、アイスコーヒーの入ってる

グラスの中の氷をストローかき混ぜていた。

その音を楽しんでいるかのように・・

 

 

「ごめん!待った?」

 

 

私の方に視線を向けた章ちゃんは

少し微笑みかけるとスマホをかばんの中にしまった。

 

 

章「こっちこそごめんなぁ。

急やったからびっくりしたやろ?

仕事、大丈夫やったん?」

 

 

「それは大丈夫だよ♪」

 

 

その時、スーツを着た1人の男性が私達の席のところまで来て

私に話しかけてきた。

 

 

男「お!○○じゃん!」

 

 

「あ、□□さん!

先程はいろいろとありがとうございました。」

 

 

男「そんなのは全然だよ~

あ、もしかして彼氏さん?」

 

 

「いや・・・」

 

 

男「ごめんごめん、お邪魔だったね♪

じゃまた明日!」

 

 

去って行く男性に軽く頭を下げ、

章ちゃんの方に視線を移すと章ちゃんはアイスコーヒーのグラスの氷を

ストローでかき混ぜながら外を見ていた。

 

 

「さっきの人ね・・」

 

 

章「会社の人やろ?」

 

 

明らかに機嫌が悪い・・

低音の声、するどい視線・・・

 

 

「あ、そうだけど・・」

 

 

章ちゃんはグラスに残ってたアイスコーヒーを飲み干すと

かばんから財布を取り出した。

まだ私のアイスティは残っている。

 

 

章「○○も忙しそうやし、俺、お邪魔みたいやから

今日は帰るわぁ」

 

 

「なんで?

私、今、来たばっかだよ?」

 

 

章「なぁ?」

 

 

「何?」

 

 

少し溜息をついた章ちゃんは私の方を見て

こう言った。

 

 

章「俺って・・・なんなん?

○○の彼氏やないの?」

 

 

あ・・・さっきので章ちゃん、怒ってるんだ・・・

 

 

「ごめんなさい・・・

あれは・・・突然だったから・・」

 

 

章「突然やったら俺なんどうだってええんや・・」

 

 

そう言うと章ちゃんは立ち上がり

荷物を手に持って、出口へと歩き出した。

 

 

冷たい目、声が私の心を突き刺す・・・

 

 

せっかく会えたのに・・

外で待ち合わせなんて初めてだったのに・・

 

 

少しづつ小さくなっていく大好きな人の背中。

 

 

このままなんて嫌!!

私は少ししか口を付けて無いアイスティに見向きもせず

荷物を手に取ると章ちゃんの後を追いかけた。

 

 

止めていた車の扉を開けようとしてた章ちゃんの腕を

私は必死になってつかんだ。

 

 

「ごめん・・・ホントにごめん・・」

 

 

この後の言葉が涙で出てこない・・

 

 

その時、私は章ちゃんに強く抱きしめられた。

驚いて章ちゃんの顔を見ると、

優しい表情で私を見てくれた。

 

 

章「泣かんでもええやろ・・

俺も言い過ぎた・・ごめんな・・」

 

 

「ううん。」

 

 

私達は車に乗り込むと章ちゃんは車のエンジンをかけ

車は動き出した。

 

 

私の手を優しく包み込む章ちゃんの手。

整ったキレイな横顔、運転してる時の真剣な目・・・

 

 

そして私との会話で時に見せる笑い皺・・・

その全部を失くしたくなかった。

 

 

章「どないしたん?」

 

 

「ん?何にもないけど?」

 

 

章「ほんならええんやけど、手痛いなぁ思うて」

 

 

「あ、ごめん」

 

 

章「そんな力入れんでも俺・・」

 

 

「?」

 

 

章「いなくなったりせぇへんよ」」

 

 

その時の優しい表情が私にはかなり嬉しくて

また涙が出てしまった。

 

 

章「また泣く~♪」

 

 

「だって・・・」

 

 

普段の私は仕事もそこそこの位にいて

部下も少ないけどいる仕事女子である。

なのに、章ちゃんの前ではなんでこんなに「女の子」してしまうのか

自分でもびっくりするくらいなのである。

 

 

信号が赤になり、車が止まると

章ちゃんが私を見て、こう言った。

 

 

章「チュウしてや♪」

 

 

「え?」

 

 

章「せやから、○○からチュウして欲しいねんって」

 

 

え・・・恥かしいし・・

困った顔してる私の顔を覗き込み、

少しいたずらそうな顔をしている章ちゃん。

 

 

章「もうすぐ青になってまうで?

俺とチュウすんの、ややの?」

 

 

「いやなわけないじゃん」

 

 

私はちらっと信号を見ると、まだ赤で

慌てて章ちゃんの唇に軽めのキスをした。

 

 

章「こんなん全然足りひんで」

 

 

そう言うと、章ちゃんは私の唇を深めに塞いできた。

信号も場所も何もかもを忘れるようなキスを繰り返し、

とっくに青に変わっていた信号の色が黄色になりかけた頃、

やっと2人を乗せた車は動き出した。

 

 

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