私が6才の時に全国でフラフープが流行りました。
直径1メートルほどのプラスティックの輪を
身体で回す遊びです。
私はすぐに買ってもらい、夢中で遊びました。
すぐに難しい技もできるようになり、学校へ
もフラフープを回しながら行きました。
学校でもみんなフラフープで遊びましたが、
兄はどうしても回すことができません。
家で兄にフラフープの特訓をしました。
何度練習しても腰で回すことができないので、
首で回す練習に変えましたが、自分では回せません。
そこで私が兄の足元に座わり、
『ちゃんと立っててね!』
と言って、兄の身体をつかんで回しました。
フラフープは兄の首で上手に回っています。
スピードを上げために兄を強く回すと、
フラフープも速く回ります。
『できたねぇ!回ってるよ!』
と言って上を見ると、青い顔をした兄が
白目をむいていました。
回されすぎて気持ちが悪くなったようで、
やめると慌てて道の端に行って吐いていました。
『もうフラフープはいい!』
と兄に言われ、それからは特訓も
しなくなりました。
兄にとってフラフープは、遊びというより
拷問だったようです。
つづく…
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