未来に引き継ぎたい地域のものを考える | 学法石川イノベーション探究コースの日常(公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業の報告)

学法石川イノベーション探究コースの日常(公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業の報告)

これからの時代を生き抜く生徒たちに必要な資質・能力を身につけるために最先端の取組にどんどんチャレンジ。公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業「高等学校における学びの個別最適化と学びのSTEAM化を活かした学習プログラム」の報告。

同じ題材で考える探究

 

総合的な探究の時間というと、個人個人の興味関心のある課題に対する探究の印象が強いでしょうが、本校では多様な教材を用いて様々な考え方や物事の見方も学んでいます。

 

その一つが鹿島建設さんが無償で提供してくださっている探究教材です。

 

 

 

建設会社だからこそ取り組んだ様々なことを、探究学習の各ステップに合わせて具体的な題材を提供してくださり、生徒が考え方を学ぶことが出来る教材です。

 

 

伝統継承

 

今回のテーマは伝統継承。

 

前回は東京駅の復元プロジェクトを通して、伝統を継承することについて具体的に学びました。

 

建設会社だからこそ見ることができる現場の裏側や、様々な苦労、それに対する解決策について学びました。

 

さらにスキルトレーニングとして、表を用いて思考を整理することも学びました。

 

 

自分の地域では?

 

そして今回は自分達の地域で継承したいことは何かについて考えております。

 

それぞれ居住地域ごとに何を伝承したいかを話し合っています。

 

具体的な建造物、風習、食文化、お祭り等、なんでも良いので何を継承したいのか。

 

 

 

課題を考える

 

何を継承するか決めたのち、今度はその継承の課題を考えます。

 

課題があるからこそ、継承は難しい。

 

その上で、その課題をどのように解決できるのか。

 

課題を見つけ、その解決策を考える。

 

探究学習を通して身につけたい力の中心の一つである力を現在身につけながら悩んでおります。