名曲百選第七章(31)僅か数分の中にストーリーテリングの巧みさを感じる名曲 | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

毎日 暑いですね。

先日 撮ってきた写真です。

 

青空を飛ぶダイサギ。

羽が光で透けて綺麗ですよね。

 

 

清楚で可憐なスイカズラの花。

 

 

公園のアヤメ。

 

 

雨上がりに撮ったアヤメの花と雨の雫。

 

 

ルピナスの涙。

 

 

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6月は雨の季節でもありますので、雨がタイトルか歌詞に出てくる曲を載せてゆきたいと思います。

 

南三条/中島みゆき

 

1991年にリリーされた傑作アルバム『歌でしか言えない』に収録されていた曲です。

スピード感に溢れた軽快なサウンドと曲調がいいですね。

歌詞も毎度の事ながら良く出来ていて、地下鉄での女友達との偶然の再会から抱いた複雑な心境を口語調で綴った歌詞が面白いです。

 

自分が好きだった あの人を奪った彼女。

南三条を泣きながら走ったあの時、それからずっと胸の中で雨が降り続いて、彼女の事を憎み続けていた。

 

そして、彼女と偶然再会し、あの人とずっと幸せに暮らしているとばかり思っていたのに、あの人とは直ぐに別れ、他の男性と一緒になっていた。

 

ずっと彼女の事を憎み続けていた自分は何だったのだろう・・・

あの日 あの人を惚れさせる事さえできなかった自分が許せなくなった。

 

結局 自分なんですよね。

僅か数分の歌の中に運命の皮肉さを感じるようなドラマを封じ込めたストーリーテリングの巧みさが光る名曲だと思います。

 

 

南三条

歌手 中島みゆき
作詞 中島みゆき
作曲 中島みゆき

地下鉄の海へ流れ込む人の流れに身をまかせ
今日も流れゆく 流れゆく心のぬけがら
互いに誰もがまるで人のいない砂漠をゆくように
うまくすり抜けてすり抜けて触れあわず流れゆく

突然袖引かれ見れば
息をきらしてる笑顔
なんてなつかしい、と汗かいて
忘れたい忘れないあの日の女
南三条泣きながら走った
胸の中であの雨はやまない
南三条よみがえる夏の日
あの街並はあとかたもないのに
流れてゆく人の流れ何ひとつも知らなくて
ただ二人は親しそうに見えるだろう

会いたかったわ会いたかったわと無邪気はあの日のまま
会いたくなんかなかったわ私は急ぐふり
どこまでゆくのと
背中で眠る赤子を揺りあげながら
私ふけたでしょうあなたより年上みたいねと

なにも気づいてないのね
今もあの日と同じね
もしもあなたなんか来なければ
今もまだ 私たち続いたのに
南三条泣きながら走った
胸の中であの雨はやまない
南三条よみがえる夏の日
あの街並はあとかたもないのに
ほんとは違うわかっているの私と切れて後のことだと
でも憎まずにはいられなかったの

この人なのよと呼び寄せた男に心当たりはなく
そんなはずはないあの人と幸せになったはず
戸惑う私に気づいて教える屈託のない声で
あなたの知ってるあの人とは間もなく切れたわと

そんなこと知らなかった
彼といると思ってた
ずっと憎んで来た無駄な日々返してと
何を責めればいいの
南三条泣きながら走った
胸の中であの雨はやまない
南三条よみがえる夏の日
あの街並はあとかたもないのに
許せないのは許せなかったのは
あの日あいつを惚れさせるさえできなかった自分のことだっ

 

今回は、中島みゆきさんの 『南三条』 を お届けいたしました。

 

今回載せた動画は『夜会 シャングリラ』 からです。

セクシーな衣装で、みゆきさん カッコイイですね。

この後、夜会のドラマへと続いてゆきます。

 

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