今年の夏も残り少なくなりました。
先日 撮ってきた写真です。
久しぶりに行われた地元の盆踊り。
私が子供の頃は、二重の輪ができるくらい沢山の人が踊られていたのを思い出します。
神社の風鈴が飾られている所がライトアップされました。
赤、黄、緑、青、紫と色が変わる所をそれぞれ写真を撮り、GIFアニメにしてみました。
夏の定番ミンミンゼミ。
アキアカネ。
カメラを向けたら旋回してくれたアオサギ。
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何故か夏の終わりは寂しいような哀愁を感じます。
今回は、この曲を選んでみました。
晩夏の鐘/浜田省吾
1986年の夏にリリースされた12インチシングルのカップリング曲として収録された曲です。
短い曲ですので、まずは歌詞を載せたいと思います。
晩夏の鐘
作詞 浜田省吾
作曲 浜田省吾
夕日に浮かんでいるシルエット
白い帆の行方を見てる
ワインのやわらかな酔いに
潮風を肩に感じて
A LATE SUMMER
過ぎた日々 セピア色の思い出
さざ波のように繰り返す
微笑み寄り添って
浜辺を歩く老夫婦(ふたり)
黄昏の中 溶けてゆく
静かに鳴り響く晩夏の鐘の音に
見送られて
鐘の音に導かれて
歌詞を見て思うのは、「晩夏」「夕日」「セピア色の思い出」「老夫婦(ふたり)」「黄昏」と終わりというか終末に向かっているような言葉が、短い歌詞の中にたくさん出てくる事です。
当時、浜田さんのお父様は闘病中で、この後、お亡くなりになられましたが、そんな父親への思いから終末を感じさせる言葉が多く使われているこの歌詞が生まれたのだと思います。
晩夏という言葉に夏の終わりと人生の晩年という二つの意味を持たせたのでしょう。
浜辺を歩く老夫婦(ふたり)というのはご両親をイメージされたものだと思います。
メロディーも優しく癒されるような哀愁のあるとても良いメロディーですね。
終末を感じさせるような歌詞ではありますが重く暗くならずに、何かを悟ったような澄んだものを感じます。
さざ波が浜辺に打ち寄せるような穏やかな終末を感じます。
この曲は後に名盤『J.BOY』に、演奏のみのインストゥルメンタルバージョンが収録されました。
演奏のみのバージョンも載せたいと思います。
晩夏の鐘/ライブからサックスソロ
古村敏比古さんのサックス、最高ですね。
昔、ライブで見た時も大感動しましたが、この映像でもシビレてしまいます。
古村さんのサックスが浜田さんの哀愁のあるメロディーの良さを際立たせ、過ぎ行く夏を惜しむかのように情感たっぷりに奏でています。
走馬灯のように夏が去来して行き、心の中にセピア色の余韻を残してくれます。
今回は、浜田省吾さんの『晩夏の鐘』を お届けいたしました。
歌入りもサックスの演奏も どちらもいいですね。
短い曲ですが 名曲だと思います。
『晩夏の鐘』を聴きながら、過ぎ行く夏の余韻に浸りたいと思います。