名曲百選第六章(50)過ぎ去った恋の感傷に浸る秋・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

 

先日の皆既月食。

 

近くの公園の紅葉が真っ盛りで綺麗です。

 

 

こちらは逆光で撮ってみました。

青空に映えますね。

 

 

自然は美しいです。

 

 

セイタカアワダチソウにモンキチョウ。

 

 

囀るホオジロ。

秋も深まり野鳥が戻ってきました。

これからは、野鳥撮影が楽しみです。

 

 

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今回は この曲を選んでみました。

秋に合う曲だと思います。

 

駅/竹内まりや

 

1987年にリリースされた竹内まりやさんの傑作アルバム『REQUEST』に収録されていた曲で、まりやさんの曲の中でも人気がある曲です。

 

元々は 中森明菜さんのアルバム用に書かれた曲で、中森明菜さんが歌ったものを聴いた山下達郎さんが、この曲の解釈のしかたのひどさに激しく怒ったそうです。

 

それがきっかけとなり、まりやさんにセルフカバーを勧め、まりやさんのバージョンが生まれたわけです。

 

マイナー調の切ないメロディーに切ない歌詞も秀逸で

心に沁みる曲です。

まりやさんと言えば、懐かしい洋楽のポップスの影響を受けたような曲をご自身で作り歌われていましたが、この曲は 明菜さんを意識されたのか、歌謡曲色の強い作品になっていると思います。

 

駅で見かけた昔の恋人、高まる鼓動、震える胸、蘇る感情、胸に溢れる色んな想い、2年の時の流れ、ドラマを感じさせるような曲ですね。

 

改札口を出る頃には

雨もやみかけた この街に

ありふれた夜がやって来る

 

改札口を出たら雨もやみかけ、またありふれた普通の日常に戻ってゆく・・・

この最後の締めが巧みですし いいですね。

 

別れを乗り越えた大人の女性の力強さをイメージして

書かれた曲なのだそうです。

 

 

そして、明菜さんのバージョン。

 

駅/中森明菜

 

この曲のMVが作られていたとは知らず、初めて見ました。

 

吐息のような歌声に悲壮感が漂いますね。

歌の感情の込め方は、相変わらず凄いです。

 

達郎さんが怒られた気持ちも分からないわけではないですが、これが中森明菜さんの世界ですね。

私は これはこれでいいと思います。

 

 



作詞 竹内まりや
作曲 竹内まりや

見覚えのある レインコート
黄昏の駅で 胸が震えた
はやい足どり まぎれもなく
昔愛してた あの人なのね
懐かしさの一歩手前で
こみあげる 苦い思い出に
言葉がとても見つからないわ
あなたがいなくても こうして
元気で暮らしていることを
さり気なく 告げたかったのに……

二年の時が 変えたものは
彼のまなざしと 私のこの髪
それぞれに待つ人のもとへ
戻ってゆくのね 気づきもせずに
ひとつ隣の車輌に乗り
うつむく横顔 見ていたら
思わず涙 あふれてきそう
今になって あなたの気持ち
初めてわかるの 痛いほど
私だけ 愛してたことも

ラッシュの人波にのまれて
消えてゆく 後ろ姿が
やけに哀しく 心に残る
改札口を出る頃には
雨もやみかけた この街に
ありふれた夜がやって来る

 

今回は、竹内まりやさんと中森明菜さんの 『駅』 をお届けいたしました。

 

秋は感傷的になる季節でもありますね。

 

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