名曲百選第六章(48)二人の映画監督の温かく優しい歌声が心に響く・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

近くの公園の木々が更に色づいてきました。

 

 

水面が穏やかですと綺麗に映ります。

 

 

この日は2年振りにエナガの群と遭遇しました。

 

 

10羽足らずの群で直ぐに行ってしまいましたが、 何とか3枚だけ載せれる写真が撮れました。

 

 

野鳥界のアイドル、やはり可愛いです。

 

 

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昨年の春に載せた子供の頃に怪獣映画を見に行った映画館。

また久しぶりに前を通ってみたら、昨年には無かった

看板が飾られていました。

 

ソフィア・ローレンとオードリー・ヘップバーン、

往年の名女優ですね。

『ティファニーで朝食を』は、何度かテレビで見た事があります。

 

 

こちらは、1950年代から1960年代、日本映画が全盛期の頃の大スター 市川右太衛門さんの人気シリーズ『旗本退屈男』。

共演は東映のお姫様と言われた丘さとみさんと大川恵子さん、さらに ”龍之介の後に黄門なし” とまで言われた名優 月形龍之介さん。

若き日の里見浩太朗さんも出演されてますね。

この頃の時代劇映画は大好きで よく見ています。

 

 

映画の話のイントロになったので、

今回は映画監督が歌った曲を2曲載せたいと思います。

 

嘲笑/ビートたけし

 

たけしさんの詩に玉置浩二さんがメロディーをつけた曲です。

たけしさんの温かさや優しさが伝わってくるような歌声が心に響きます。

才能のある方というのは、何をされても凄いものですね。

歌詞もとても良いです。

 

嘲笑

作詞 北野 武
作曲 玉置浩二

星を見るのが好きだ
夜空をみて 考えるのが
何より楽しい
百年前の人
千年前の人
一万年前の人
百万年前の人
いろんな人が見た星と
ぼくらが今見る星と
ほとんど変わりがない
それがうれしい

君といるのが好きだ
星について 考えるのが
何より楽しい
星も笑ったあの時
悲しくって星がにじんだ
あの日 あの頃
ぼくらが昔見た星と
ぼくらが今見る星と
なんにも変わりがない
それがうれしい

いろんな人が見た星と
ぼくらが今見る星と
ほとんど変わりがない
それがうれしい

ぼくらが昔見た星と
ぼくらが今見る星と
なんにも変わりがない
それがうれしい

 

ロマンチックな中にたけしさんの人生観みたいなものが感じられます。

変わらないもの、変わってしまったもの、変えなければいけないもの、絶対に変えてはいけないもの・・・

本当に大切なものが何なのか教えてくれているような

気がします。                             

星はいつの時代になっても変わらずに私達を見守ってくれているようですね。

 

そして、もう一曲。

 

草の想い/大林宣彦

 

この曲は映画『ふたり』のテーマ曲で、作曲は久石譲さん。

久石さんと言えば宮崎駿監督や北野武監督の映画でも有名な方で、たくさんの作品がありますが、この曲はその中でも名曲の一つだと思います。

 

大林監督が亡くなられ、今改めて聴くと切なさが込み上げてきます。

大林監督の映画は大好きで 若い頃 よく見ていました。

『ふたり』も新尾道三部作のスタートを飾る傑作だったと思います。

 

歌詞は大林監督が自ら書き、歌の方も久石さんとふたりで歌われています。 

この歌詞が、また素晴らしい。

 

草の想い

 

作詞 大林宣彦

作曲 久石 譲

 

昔 ひとのこころに 言葉ひとつ生まれて

伝えてね この声を 草の想い

 

風に この手かざして 見えない森 尋ねて

あなたの唄を捜して かくれんぼ

 

私の足音を聞いてね 確かな眉を見てね

そして今は 言わないで

 

ひとり砂に眠れば ふたり露に夢見て

よろこびとかなしみの 花の宴

 

時は移ろい行きて ものはみな失われ

朧に浮かぶ影は 人の想い

 

いまは遠い心に 寂しく憧れ来て

あなたの夢にはぐれて かくれんぼ

 

わたしの唄声を聴いてね 遥かな笑顔を見てね

そしていまは 抱きしめて

 

時は移ろい行きて ものはみな失われ

朧に浮かぶ影は 草の想い

 

ひとり砂に生まれて ふたり露に暮らせば

よろこびとかなしみの 花の形見

 

人が人との触れ合いを求めて言葉が生まれ、その触れ合いから喜びや悲しみが生まれる。

そしてその触れ合いから愛が生まれ、過去、現在、未来へと紡いでゆく。

人と人の触れ合いの大切さを歌った歌詞かなと思います。

 

『ふたり』の映画全編を通して幾度か流れるこの美しい旋律と尾道の町並みや景色、そして映画のシーンの数々は私の心にこれからもずっと残り続けると思います。

 

 

 

今回は、ビートたけしさんの『嘲笑』と、

大林宣彦&FRIENDSの『草の想い』を お届けいたしました。

 

お二方とも けっして歌は上手くはないですが、

温かく優しい歌声がいいですね。

どちらも独特の味があり心に響く名曲だと思います。

 

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