両手にトカレフ / ブレイディみかこ | Naoの五線譜

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今年6月に発刊されたブレイディみかこ氏の新刊「両手にトカレフ」を読みました。(8/26読了)

多くの賞を受賞した「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」は、イギリスの人種差別を描いていました。

私にはあまり興味が湧かないテーマでしたが、奥さんは面白かったそうです。

今回も舞台はイギリスです。

テーマは薬物中毒などになった親が子育てを放棄するけれど、子供たちは逆境に苦しみながらも逞しく成長していく様子が描かれていて、私は前作よりかなり面白かったです。

大正時代のアナーキスト金子文子さんの悲惨な子供時代が並行して語られていきますが、その対比が面白かったですね。

 

ブレイディみかこ氏の略歴