部活と勉強の両立 | 楽しい塾経営

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個人塾を開業して7年になります。

うちの塾では試験の日程だけではなく、部活動の試合の日程も考慮して勉強の計画を立てます。試合に勝って上位大会に進めば、学習計画を再調整することになります。勉強とスポーツの両方のプレイヤーである生徒が自分一人でこの学習計画の練り直しをするのは難しいので、生徒と相談しながら一緒に学習計画を組んでいくわけです。

 

 

ここ何年か、この学習計画の練り直しをする機会が増えてきました。つまり上位大会に勝ち進む生徒が多くなったのです。振り返ってみると、この数年、生徒の半数以上が上位大会に進んでいます。高い確率で入試に合格する生徒たちが同時に高い確率で部活動の上位大会に勝ち進んでいるということになります。

 

 

しかし考えてみると、これは当然のことなのかもしれません。

勉強もスポーツも、いい結果を残そうと思えば、コツコツと地道な努力を続けるのが一番の近道です。そして、勉強でいい結果を残す子は、地道な努力を続けることが「当たり前」になっています。だからスポーツにおいても「当たり前に」地道な努力を積み重ねることができます。逆もまた然りです。

 

 

部活と勉強の両立というのは、「部活と勉強の両立は難しい」「いかに部活と勉強を両立させるか」という文脈で語られることが多いですが、もしかしたらこのような課題設定は無意味なのかもしれないと思うようになりました。

 

重要なのは「地道な努力を続けるかどうか」であって、続けるならばいい結果が待っている、というだけのことなのかもしれません。

 

と言ってしまえば身も蓋もなく、逃げ道もなくなっちゃいますけどね、、