Marlena Shawが、1月19日に亡くなりました。81歳でした。
私が持ってる彼女のCD。コアなファンの方々には笑われるかもしれません。コンピレーションが多いですもんね。
私はその程度の不真面目なファンでありますが、ライヴハウスのような密な空間でライヴを見てみたいと望んでいた歌手のひとりなのです。
それもこれも、稀代の名盤である1975年リリース「Who Is This Bitch, Anyway?」との出会いがきっかけだったのです。
このアルバムについては、11年前に記事を書きました。久しぶりに読み返してみると、彼女の歌やそれぞれの楽曲に対する思いは変わっていません。なので、ここで改めてリンクしたいと思います。ただし、それぞれの動画の多くがリンク切れしていましたので、当時なかった音源も含めて探し出しました。はじめにそれらを列挙しておきます。
"Don't Ask To Stay Until Tomorrow"
"Davy"
"The Lord Giveth And The Lord Taketh Away"
"You Been Away Too Long"
"You"
"A Prelude For Rose Marie"
"Rose Marie (Mon Cherie)"
彼女のジャズ・フィーリング溢れるヴォーカルが最大の聴きものですが、バックを固めるミュージシャンのプレイがとんでもなく素晴らしい作品です。
それでは、2013年2月13日の記事をご覧ください。
拙い文章ですが、熱い想いだけは感じていただけるんじゃないかと思います。
この記事を書いた年、このアルバムの「リユニオン・ライヴ」が日本で開催されました。その中から、代表曲「Feel Like Making Love」をご覧ください。このリラックスした空間を感じてもらえれば、私がライヴを見てみたかった理由がお判りいただけると思います。
やっぱり偉大な歌手でした。しばしば来日してくれてたのに、ライヴに行く機会がなかったことが本当に残念です。
さて、坂本九が歌った「上を向いて歩こう」は、アメリカのビルボードでナンバー・ワンになった唯一の日本語の歌です。ただし、アメリカでは「Sukiyaki」というタイトルでした。
その名曲に英語の歌詞を付けて切ないバラードに作り上げたのが、A Taste Of HoneyのJanice-Marie Johnsonでした。そのヴァージョンは大ヒットして、A Taste Of Honeyの代表曲のひとつになりました。現在では、「Sukiyaki」と言えばこのヴァージョンのカヴァーがほとんどですね。
で、今回いろいろ動画を見ていたら、Marlena Shawが歌っているものを発見しました。私は全く知らなかったのですが、1987年に日本のCM用に作られたものらしいのです。Marlenaのヴァージョンのプロデュースとアレンジは、私が大好きなJimmie Haskell。切ないラヴソングであるこの曲の世界観を見事に表現していて、大のお気に入りになりました。最後に、この曲をお聴き下さい。
Marlena Shawの「Who Is This Bitch, Anyway?」は、私の「生涯の10枚」に入れたいと思う位の大切な一枚なのです。
きっと、死ぬまで聴き続けると思います。
Marlena、素晴らしい作品を作ってくれて、ありがとうございました。
R.I.P.