9月23日に開催された関西マーチングコンテストにおいて、京都橘は金賞獲得で関西代表の推薦を受けました。ファンとしては確信していたものの、この結果にホッと一息です。
プログラムの内容も京都大会からマイナー・チェンジして、確実に精度がアップしていました。「バラ色の心」のイントロがユーフォニアム・ソロ(部長さんですね。)主導で始まるのは、妙な間がなくなって実にカッコ良いです。
更に精度を上げていくでしょうから、余程の失敗がなければ3年連続の全国金賞は確実でしょう。全国大会の演奏順は、午前中のトップ。夕方の表彰式まで、彼らにとってもファンにとっても長い1日になりそうです。景気付けのトップバッターとしては、京都橘は最もふさわしいかもしれませんね。
関西大会では他の高校のパフォーマンスも堪能しましたが、私が注目したのは四條畷学園高校です。ここは元々マーチングバンド協会の大会に出ていました。昨年初めてマーチングコンテストにエントリーして、2年目にして全国大会出場を獲得しました。今年の台湾国慶節に招待されている東京農大第二高校をはじめとして、マーチングバンド協会に所属していながらマーチングコンテストに参加するバンドは珍しくありません。けれども、そのほとんどがマーチングコンテストに合わせてプログラムをゼロから作り直しています。言われなければ気付かないほどに、マーチングコンテストのテイストに寄せています。まぁ、それが当然ですが。ところが、四條畷学園高校は明らかにドラムコー・スタイルを踏襲しているのです。華麗なカラーガードももちろん存在していて、エンタメとしても成立させているところが私のお気に入りポイントです。本番の半月前のリハーサルの動画をご覧ください。
このスタイルがちゃんと受け入れられるのか?それとも拒否反応があるのか?いずれにしろ、大阪城ホールに「四條畷旋風」を巻き起こして欲しいと思っています。
さてさて、全国大会まであとひと月半余り。本来なら、そこへ向けて日々練習を重ねてブラッシュアップしていきたいところですが、人気の京都橘はそれまでにイヴェントが目白押しです。確定していないものもありますが、私の希望的観測も交えながら紹介してみたいと思います。
まずは、今週末に開催される「大手筋交通安全週間パレード」です。混乱を避けるためか、あまり大きくアナウンスされていませんでしたが、徐々に情報が広まってきましたので書いても大丈夫でしょう。10年前に参加した時とほぼ同じルートをパレードするようです。
10月になると、15日にはNHKの番組「民謡魂・ふるさとの歌」の公開収録があります。ジャニーズ問題のあおりを受けて消滅するんじゃないかと危惧していましたが、今のところ予定は消えていません。出演者が多いので京都橘の出番はほんの僅かのはず。過大な期待はしない方が良いと思いますが、久々の地上波テレビ出演を楽しみに待ちたいと思います。たぶん、年内に放送されるでしょう。
そして、気になってるのが10月中旬に開催されるはずの「メリディアン・マーチングフェスタ」です。今のところまだ発表されていませんが、あるとすれば15日あたりでしょうか?京都橘もスケジュールさえ合えば、参加するはずです。昨年は、パレードもマーチングコンテストのプログラムも、エンタメとしてのドリル・ステージも披露しているので、私は密かに期待しているのです。
ファンの皆さん方が楽しみにしているのが、28日29日に開催される「マーチング・カーニバルin別府2023」ですね。今回の目玉は、安斉かれんとの初ライヴ共演ですね。28日の前夜祭で実現するようです。「僕らは強くなれる。」をパフォーマンスするのはほぼ確実ですが、その他のサプライズもあるかも。イヴェントのホームページでも彼女が所属するavexの名前がわざわざ明記されているので、以前のミュージック・ヴィデオやドキュメンタリーに今回のライヴ映像をプラスしてDVDが発売されるのを期待してしまいます。さて、どうなるんでしょう。
もちろん、例年通りのハロウィーン仮装を見ることができるパレードも楽しみです。今年はどんな姿で楽しませてくれるんでしょうか?
11月になっても、たくさんのイヴェントが予定されています。
3日は、「京田辺市民まつり2023」の一環でコンサートです。「たなフェス2023」という名称で地元の中学校との共演も予定されていますが、京都橘単独のステージでも1時間以上ありそうです。これは、見てみたいなぁ。
そして、出演予定はまだ発表されていませんが、4日は「京都府高校総合文化祭」があります。毎年動画はありませんが、ここで推薦を受けると来年の全国高校総合文化祭に出られるはずですので、結構重要なイヴェントです。ちなみに、来年は岐阜県で開催されます。
翌5日は、「びわ湖吹奏楽フェスタ2023」へのゲスト参加です。こちらは、30分程のステージでしょうか。
そして12日は「長岡京ガラシャまつり」への参加です。昨年は雨のためにキャンセルしてしまったので、雨が降らないことを祈るしかないですね。たくさんの動画を楽しめることを期待してます。このコース、大好きなんです。
その1週間後、19日には大阪城ホールに彼らの歓喜の声が響きますように!
その後も、3月の定期演奏会を最終地点に、様々な予定があります。更に増えるのは間違いないでしょう。
毎年の定例になっている豊岡公演や、名古屋国際会議場で開催される「心の絆コンサート」も控えています。
今年は「心の絆コンサート」の動画を見ることができるんでしょうか?画期的とも言える「撮影可能席」が設けられているので、楽しみです。
そして、正式発表がされていないので私の勝手な希望的観測なのが、12月の台湾遠征です。
現地のバンドがSNSで「京都橘との共演を楽しみにしている。」と発信しているのが唯一の手がかりです。そこには、12月10日と明記されていました。私がすぐ思い浮かべたのは、台湾最大級の吹奏楽イヴェント「嘉義市国際管楽節」です。私がこのイヴェントのことを知ったのは、京都橘を知った頃様々な動画を見漁っている時でした。台湾南部の主要都市である嘉義市のメイン道路を使って大々的に開催されるこのイヴェントは、京都橘にぴったりだと思っていました。どの動画を見ても、台湾の人々が吹奏楽が大好きだということが伝わってくるものです。街並みの素晴らしさと全体の緩い雰囲気の中で、京都橘のパレードは間違いなくセンセーションを巻き起こす気がします。
このイヴェントには、昨年は専修大学玉名高校が参加しました。ずっと雨に祟られて可哀相だったのですが、街並みがよくわかるパレードの動画をご覧ください。
実に良いロケーションでしょ?
毎年12月に開催されていて、日本からも主な吹奏楽部が参加しているので、京都橘がまだ参加していないのは不思議な気がします。
更に、パレードだけでなく、交流会やフィールドでのパフォーマンスなどの機会があります。専修大学玉名高校のドリル・ステージをご覧ください。
天気が良ければ、う〜んと映えるはずですよね。彼らのパフォーマンスも大好きなんです。今年の博多どんたくで見かけた時も、ちょっとドキドキしましたもん。
このイヴェントには、動画で確認できるだけでも最低30団体以上が参加しています。京都橘とも交流している北一女は常連です。過去の動画も2つほど見ていただきましょう。
2016年には、近江高校が参加しています。
2018年には、箕面自由学園と八王子高校が参加しています。
その他の年も、日本のバンドが大活躍です。気になる方は、「嘉義市国際管楽節」で検索してみてください。各団体の演奏を見ていて驚くのが、日本のアニメソングや洋楽のヒット曲を何の違和感もなく台湾の団体が演奏していることです。中国と比べて、台湾がいかに自由な国であるかが良くわかります。
ということで、私の期待は膨らむばかりです。もし、違ってたらどうしよう・・・。
マーチングコンテストの全国大会で金賞を獲って、彼らにとってベストの年になるように心から願うばかりです。
いずれにしろ、京都橘の動画をまだまだ楽しめそうですね。