こんばんは

★今日のテーマは↓です★

★{80年代未聴の名盤を聴くという試み} Red Hot Chili Peppers - The Uplift Mofo Party Plan


5月20日にレッチリの東京ドームライブチケットをゲットした話は以下に紹介しています。

 

 

ファースト,セカンドのレビューは前回の投稿↓ にご紹介してます。
 

 

 

 

 

レビューという大層なモノではなく気軽に感想・印象を書いていきます。

今日は3作目。初めてBillboard Top 200 に入った作品です。

★アルバムの感想 (1980年代)★
・アーティスト名:Red Hot Chili Peppers (レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
・アルバム名:The Uplift Mofo Party Plan (ジ・アップリフト・モフォ・パーティ・プラン)

・リリース日:1987年9月29日

 

 

 

前作から2年振り。
デビューアルバムから不在だったギターのヒレルとドラムスのジャックが戻った唯一のオリジナル・メンバーによる作品です。

いや〜、これも好きになりました!
レッチリ2,3作目がこんなに良かったとは、大袈裟ですが出会って良かったという一期一会感を感じるアルバムです。

よりファンキーになった前作[Freaky Styly]のPファンク総帥のジョージ・クリントンからマイケル・バインホーンにプロデューサーが代わりました。
ブレイクのきっかけとなった次作[母乳]も手がけたプロデューサーです。

マイケル・バインホーンは、活動初期はビル・ラズウェルとともにアバンギャルドな音楽グループ マテリアルのメンバーであり、プロデューサーとしてはレッチリ作品以外に名作と言われる、サウンドガーデンの[Superunknown], 僕もよく聴いたハードロックバンド ソウル・アサイラムの[Grave Dancers Union]等のヒット作等の90年代ロックバンドの作品も数多く手掛けてます。

そして本作。
ハードロック的な勢いが増したなぁ、というのが第一印象。
ファンク > ロック から、ファンク < ロック という感じです。

80年代にハードロック/メタル勢を聴き漁った僕としては大歓迎な路線なのですが、初めは少し肩透かしを喰いました。
それでも前作セカンドのようなグルーヴやノリで聴かせてしまう楽しさ・ファンキーさは変わらずです。
アルバムを最後まで聴き、何度か繰り返して聴いていると三部作の中で一番これが好きかも、と思ってきました。
もっというと2000年代以降から2022年リリースの2作[Unlimited Love],[Return of the Dream Canteen]よりもずっと聴いてて楽しめ、イキの良さを感じます。(若さゆえにこれは当然かな。)

単なるどちら寄りかということではなくセカンドで身につけたファンキーさをベースにしながらロック色を強めて一般層によりアピールした作品となっています。
2,3作の流れで聴くとよりそれを感じます。


フリーのベースで引っ張るグルーヴィーなノリは健全、というかよりアルバム毎にフリーらしさ・レッチリらしさが増してきています。

そしてロック色が強くなったこともあり、ギターが前面に出てきているのがロックファンは歓迎する要素でしょう。
前作は御大ジョージ・クリントンのプロデュースということもありファンキーなノリを重視し、フリーのベースが前面に出ていて、ヒレルのギターが抑え気味でしたが、今作の聴きどころはヒレルのギターといっても良いでしょう。

メロディライン、曲のフックの強さという意味でもデビュー作・セカンドから成長してきました。
というよりもメロディ云々というよりもグルーヴと勢いでねじ伏せるという力強さとというものがこのアルバムにはあります。
 

一本調子ではなくヴァラエティに富んだ曲たちも今までと変わらずです。

そしてなんといっても、アンソニー、フリー、ヒレルのコンビネーションはカッコ良い。
良い意味での聴きやすさと理屈ない楽しいというところがほぼこのアルバムで頂点に達したといっても良いのではないかと思います。
このヴァイヴを出せるバンドはやっぱり後にも先にもレッチリが一人者じゃないかというのも思い知らさせるアルバムです。

1,2作目では後半短い曲が多く取っ散らかった印象を受けますが、このアルバムではトータルとして初めて良い意味でのまとまりを感じられるところが良いです。


PVにもなっているキャッチーな1曲目[Fight Like A Brave]やライブのセトリにも入ることが多いパンキッシュな[Me and My Friends]も良いですが、個人的に好きな曲はバンドのグルーヴの妙とロックな勢いがある4曲目の[Backwood], サイケなムードが漂う6曲目[Behind the Sun]あたりです。
[Me and My Friends]のようなバンドのイントロデュースソングで酒池肉林的で肉食な雰囲気のラスト12曲目[Organic Anti-Beat Box Band]も力強い演奏が魅力のカッコ良い曲です。


ではまた。

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