こんばんは

 

★今日のテーマは↓です★

 

★{80年代未聴の名盤を聴くという試み} Red Hot Chili Peppers - Freaky Styley

 

5月20日にレッチリの東京ドームライブチケットをゲットした話は以下に紹介しています。

 

 

 

それもあり予習を兼ねてレッチリ初期三部作(という訳ではないですが)を約40年の月日を経て初めて聴いていきます。

でもライブではこれらのアルバムからは絶対やらないだろうな。

 

そんなデビュー作のレビューは前回の投稿↓ にご紹介してます。

 

 

レビューという大層なモノではなくちょっとした感じたままの感想・印象を書いていきます。

 

今日はセカンドアルバムです。

 

★アルバムの感想 (1980年代)★

・アーティスト名:Red Hot Chili Peppers (レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)

・アルバム名:Freaky Styley (フリーキー・スタイリー)

・リリース日:1985年8月16日

 

 

 

うん、これカッコよいです!

 

デビュー作を聞いてから今作を立て続けに聴くとバンドとしての成長と、よりファンキー路線にシフトしていってるのがわかります。

ということはよりレッチリらしい気持ち良いヴァイヴを感じる作品です。

 

ファンキーさと言っても弾けたチューンもあるしディープなものもある、どの曲も楽しい曲ばかりです。

 

劇的にソングライティング能力が上がったかというと、特にメロディラインの魅力度はさほどではないですが、グルーヴ感と演奏力でグイグイ引き込んでいくというレッチリらしい個性にグッと方向性を絞ったなという印象を受けます。

ブラスも交えてのファンクな黒さとロック的な白さ?、楽しさ、そして暴れ具合という点で曲それぞれがしっかり魅力的です。

曲が魅力的になっているということはアルバムとして良くなっていて、よりレッチリらしくカッコよくなっています。

 

このアルバムのポイントは2つでしょう。

 

1. プロデューサーがかのPファンク軍団のボス ジョージ・クリントン

2. 脱退していた初代ギタリストのヒレル・スロヴァクが復帰してのアルバム

 

もしかしたらこの腰が動いてしまい下半身に響くグルーヴィなノリって現在までのレッチリの作品の中でもピカイチではないかという位、ジョージ・クリントンがハマったのではないでしょうか。

僕はファンク・ミュージックが大好きという訳ではないですが、このノリというのはバンドとプロデューサーが上手く化学反応しできた結果だと感じます。

もうちょっと大きめにフィーチャーしても良いかなと思うブラスと何よりフリーのベースラインが超心地よい。

楽器を演奏しない人でもこの心地よさは問答無用です。

そしてファンクだけでなくしっかりロックなノリが活きているのがポイントです。

 

そしてヒレルのギターのカッティングが気持ち良い。

ファンキーさを前面に出したアルバムということもありギターは脇役に徹したのだと思いますがツボを得たギターはバッキングを聴いてても味を感じます。

ヒレルはアンソニーとフリーにとって精神的支柱とも言える親友のようで、その点でもレッチリにとってはなくてはならないギタリストだったようです。

それだけ3人の個性の相乗効果が極まってきた作品です。

 

ヒレルの最後は悲劇的に逝ってしまいましたが、その後に入ったジョン・フルシアンテのギター・アイドルだったらしく、そういう繋がりの中でバンドが大成功を収めていく前夜をしっかり感じさせてくれます。

 

このアルバムはどの曲も良いのですが、まずは1曲目の[Jungle Man]はこのアルバムの勢いを象徴するアッパーチューン。

この良い意味でレッチリの時代を感じるクレイジーで勢いのあるPVを見ればそれを感じることができます。

時代はヘア・メタル全盛期へ向かう時期にこのパフォーマンスってやっぱりすごいです。

この作品や曲って日本でどうだったのかなぁ、僕は全く印象に残ってないです。

それでもしっかりデビュー作からキャピトルレコードというメジャーからリリースされているんですよねぇ。

 

そしてもう一方ではギターのカッティングとコーラスが最高な2曲目のミーターズのカバーの[Hollywood(Africa)], 4曲目のスライ&ザ・ファミリー・ストーンのカバー[If You Want Me to Stay]はファンキーさとルーズさ、黒っぽさを前面に出した意欲的なカバーです。

ジョージ・クリントンがしっかりサポートして堂々とした演奏です。

 

そしてベースとドラムのリズムのみでグイグイ引っ張る6曲目のタイトルトラック[Freaky Styley]とか、ブラスとフリーのベースでファンキーに引っ張りつつヒレルのカッティング風のギターソロがカッコ良い8曲目の[The brothers cup]なんかも面白い曲です。

 

後半短い曲が続き始めから終わりまでハイテンションをキープしているとは言えませんが後半もパンク的なスピード感のある佳曲も要所要所に配置して、個人的にジョージ・クリントンとのタッグでのこのアルバムの集大成と思っているグルーヴの極致のラスト14曲目[Yertle the Turtle]とかいちいちカッコ良いアルバムです。

 

とにかく超スーパーバンドになるべくして生まれたレッチリのこれからの未来をしっかり体験できる愛すべき佳作になっています。

自分の中でも名盤と言っても良いくらい好きなアルバムになってます。

 

ではまた。

 

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