Separate Ways | I think now like this.

I think now like this.

日々、感じたこと、思ったことをただ書いておく場所です。

■侍ジャパン、2大会連続で準決勝敗退 米国に敗れる 
(朝日新聞デジタル - 03月22日 09:07) 

というニュースに触れて

 

いつもいうけど、TBS系列がこの曲をテーマに選んでいるというのは素晴らしいw 
遠く離れたアメリカで頑張ってるんやで、という感じねw 
ええと思うで。ばっちりやん。 

仕事しながら途中経過を盗み見て、昼飯もそこそこな昼休み、手のひらの上で繰り広げられていた8回の攻防に固唾をのんだ。 
いやぁ、惜しかった。 
ちょうど13時のチャイムが鳴り終わると同時くらいに、筒香がライトフライに打ち取られ、そのまま午後の仕事に入った。 
プッシュが来たのはそれから30分くらいだろうか。 

「侍ジャパン 2大会連続準決勝敗退」 

あぁーあ、という気持ち。 
まぁしゃあないか、という気持ち。 
勝ってほしかったなぁ、という気持ち。 
でも、日本の野球はやっぱり強かったなぁという気持ち。 

真剣勝負、本気のアメリカを相手に、これだけのロースコアゲームを展開できた、ということ。 
本当はこのことに喜ぶべきなんだろうなぁと感じている。 
野球もベースボールも、各々の国でまだまだ進化しているんやね。 
時代の趨勢は、各国によって異なるんやろう。 
その趨勢にもまれた各々のスタイルが、ひとところで激突するというこの緊張感。 
やはりWBCって面白いなぁと改めて思った。 

日本の野球はやっぱりあくまで「野球」だったし、アメリカをその土俵に引きずり込んだという事実が誇らしい。 
その土俵で勝てなかったことは悔しかったのだけれど、でも、立派な試合やったやんかと思う。 
日本のメンバーのうち、MLB所属の選手は青木ひとり。 
それ以外はすべてNPBの選手。 
MLB至上主義ともいえる世界のベースボールシーンに於いて、極東の島国でつつましく行われている「日本野球」のレベルは決して低くなんかなく、むしろ、POWER差を感じつつ強者を倒しに行く方法としては、一番効果的なんだと証明したような気がする。 

2次リーグを勝ち上がった時に、おそらく、小久保監督は改めて思ったんじゃないかな。MLBの選手じゃなく「NPBの選手で世界を獲りに行く」と。 
俺もここまで来てようやく気が付いたのだけれど、2度世界を制したのはNPBとMLBの混合チームだった。 
そうじゃなかったんやろう。 
今度世界一を奪回する時は、純粋にNPBの力で世界を獲ってこそだと思っていたのではないかな。 
なんかそんな気がした。 

第一回、第二回・・・ 
NPBで培った力をMBLにぶつけるために渡米した選手達が、日の丸の下に集い、連覇。 
前回大会、NPBの選手だけで挑んだけれど、無念のベスト4。 
そして迎えた今回大会、青木だけが戻ったけれど、結果的にほとんどはNPBの選手。 
やっぱりこれで勝ちたかったよなぁ。 

でも、今日のアメリカ戦、がっぷり四つやったよね。 
2-1なんてスコア、実力が拮抗していないと落ち着かないスコアではないかなと思う。 
負けたことは悔しいけれど、でもこれでよかったと思う。 
俺、本当はMLBの選手も全員戻して、本当の最強を決めないと、と思ってた。 
でも、今回の戦いぶりを見て、NPBの野球こそ最強なんだということを突き詰めていくというのも、価値のあることかもな、と思った。 

MLBは確かに憧れだし、POWERもSPEEDもそりゃ凄い。 
でも、きっちりと要所を締めて、手堅く、賢くやるNPBの野球がそれに向かうという図式は、なんかワクワクするなと思えた。 

次、東京オリンピック。 
MLBの日本人選手はちょっと置いといて、純粋なNPBの選手で組織した代表にこだわるっていうのもいいかも。 
それでNPBの価値をもう一度考えるきっかけになるなら、それもいいなぁってちょっと思ったんよね。 

確かに、メジャーで活躍する日本人選手に、同じ日の丸のユニフォームを着せるのもそりゃ見たい。 
でも、日本のプロ野球は決してMLBに負けていない、というのを確かめる、というのも、なんか誇らしくていいやん、って思えた、今回のWBCでした。 

選手たちは帰ってきたらすぐにシーズンが始まるけど、まずはお疲れ様でした。 
気を付けて、胸張って、はよ帰っておいでね。