昨日の続き。
あまりに不思議な話に、興味が引かれ
タクシーで一眠りするつもりが、
結局降りるまで運転手の話に聞き入ってしまった。
料金を払う時、運転手は領収書の後ろに
今年くるであろう、その番号を書いてくれ
「お客さん、騙されたと思って買ってみて」と。
馬券など買ったことがないが、
モノは試しで浅草の場外馬券に行き、
その番号が「マヤノトップガン」という馬だと初めて知りました。
人気的には、たしか5、6番手だったと思う。
本当にくるんかいな~、と思いながら単勝のみ購入。
きたー!です。本当にマヤノトップガンが1着でした。
初めて馬券を買い、当てたには当てたが
自分が当てた訳でもなく、嬉しさ半分、不思議さ半分。
翌日タクシーの領収書をもとに電話をかけ
運転手さんにお礼をいうつもりでいましたが、
取り次いだ方から、やめましたよ、いませんとの回答。
なんか、今だに僕の中では余韻のある思い出として残っています。
いよいよ、一年の終わりを告げる有馬記念が今週末に迫ってきた。
このブログを立ち上げるにあたり、僕のとっておきのお話を公開しよう。
それは、忘れもしない1995年。
まだ競馬にまったく興味のなかった僕に、
偶然乗り合わせたタクシーの運転手が僕に話してくれたこと。
今でも、あの運転手は何者だったのか、この時期になると思い出す。

「お客さん、競馬はやられます?」
「いえ、とくにやらないけど何か?」
僕はその当時、人の持っている運の量は一生のうち決まっているものだと思い、
自分で会社をやっている関係、ギャンブルには使いたくないと考えていました。
「いやね、来月に有馬記念があるんだけど、
私はこの10年はずしたことがないんですよ」
「実は今年もね、もう何番かも決めているんですよ」と。
当然、まだ出走馬も決まっていないこの時期に
何を根拠に言っているのやら、狐につつまれた表情でいると
バックミラー越しに運転手が、こちらにニヤッと笑い。
「有馬は、特別なんですよ。
他のレースとは全然違うものなんですよ。」と。