いよいよ、一年の終わりを告げる有馬記念が今週末に迫ってきた。
このブログを立ち上げるにあたり、僕のとっておきのお話を公開しよう。
それは、忘れもしない1995年。
まだ競馬にまったく興味のなかった僕に、
偶然乗り合わせたタクシーの運転手が僕に話してくれたこと。
今でも、あの運転手は何者だったのか、この時期になると思い出す。

「お客さん、競馬はやられます?」
「いえ、とくにやらないけど何か?」
僕はその当時、人の持っている運の量は一生のうち決まっているものだと思い、
自分で会社をやっている関係、ギャンブルには使いたくないと考えていました。
「いやね、来月に有馬記念があるんだけど、
私はこの10年はずしたことがないんですよ」
「実は今年もね、もう何番かも決めているんですよ」と。
当然、まだ出走馬も決まっていないこの時期に
何を根拠に言っているのやら、狐につつまれた表情でいると
バックミラー越しに運転手が、こちらにニヤッと笑い。
「有馬は、特別なんですよ。
他のレースとは全然違うものなんですよ。」と。