ハワイのレストランで経営コーチング
少しずつ普段の生活を取り戻しつつある中で、今朝、ふとハワイのあるレストランでの事を思い出しながら、子供の頃に父が良くやってくれていたクイズ遊びを思い出していました。質問はこんな感じです。「この中にオーナーはいるか?」いないなら「なぜいないと思う?」いるなら「どの人がオーナーなのか?」「なぜそう思ったか?」からスタートして、料理がくるまで色々と続きます。お腹いっぱいになって帰宅してからも「もしあなたがオーナーだったらどんなところを変えたいと思うか?」とまだまだ続くので、母は「折角の優雅な時間が台無しよー」と相手にしませんでしたが、父は私の視線の先に気づいてくれていたのかもしれません。私はそのクイズをとても楽しみにしていましたから。そしてハワイのレストランで、今度は孫に私にしたのと全く同じ質問をしていた父。その後、誰がオーナーかの答えに辿り着きました。孫とデザートの賭けをしていたのです。もちろん勝者は父。その顔はデザートをだし戦いで面目が保たれ以上のものでした。もしかするとリタイア後いちばんの穏やかで優しい表情だったかもしれません。こうして考えてみると、父は私にコーチング的な子育てをしてくれていたのだという事に気付きました。そして人生の最期は孫にも。多少、経営コーチングに偏ってはいましたが笑。風に吹かれて蘇った幼い頃からつい数年前までの記憶。それは梅雨の合間の心地よいそよ風がハワイの貿易風と似ていたからかもしれません。今週末はコーチングに基づく教育や対話について、今一度見直す時間にしたいと思います。それでは皆さんも良い週末を。